緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

ブログ原稿の書き溜め

2006年05月31日 | Weblog
最近、いつブログ書いているんですかという質問を頂く。ちょっとした時間、特に週末の原稿書きなどの仕事が進まなくなった時、下書きでどっと書き溜めておく。それをちょっとずつ小出しにしていっているので、文章が繋がっていなかったり、数日前のことだったりする。社会的に緩和ケアは大切といわれるようになってきたけれど、ホスピスではない緩和ケアって何?緩和ケア医って何者??って思われているらしい。このブログを書くよ . . . 本文を読む
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原節子似のMさん

2006年05月30日 | 医療
ランキング参加中です。ここを クリックしてくださると とっても嬉しい!!そして、また戻ってきてくださいね。   ↓ 人気blogランキングへ 桜のような頬をしたMさんは、若かりし時は原節子似と言われた、もう80歳位の、本当に綺麗な方。 記憶がかなり途切れ途切れになるのだが、焦燥感が無く、辛いこともふと忘れることが出来る、なんとも、羨ましい年の取り方である。腹部の腫瘍のため、ここのところ、腹壁伸展痛 . . . 本文を読む
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痰のコントロール

2006年05月29日 | 医療
難しいものだなあと思った。ブログランキングも、携帯からアクセスしてカウントになるはずがならないようだし、アクセスしてくださった方でクリックして下さったのが、約1割のもよう・・ とはいえ、病気・症状ランキングで、2日目にして90位までアップしてきたのはホント嬉しい!!皆様のおかげです。ということで、暫く楽しんでみることにしました!!応援よろしくお願いいたします! 食道がんで、痰が大量に出て、数え切れ . . . 本文を読む
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ブログランキングに参加しようとしたのだけれど・・

2006年05月28日 | つれづれ
人気ブログランキングが老舗なのだそうだ。でも、こういうのって、何だか成績付けられてるみたいで、あまり乗り気ではなかった。でも、効果的と言われ登録してみることに・・・上手くいくかわからないのだけれど、まずは、手探りでバナー貼ってみた。初回上手くいかず・・で、再挑戦!したのですが・・結局バナーは諦めました。ブログ初心者には難しい・・ お訪ね下さって、ありがとう。ここ クリックしていって下さいね。   . . . 本文を読む
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大腸菌は永遠に生き、人は何故死を獲得したのか

2006年05月26日 | 医療
ミシガン大学にいた頃、遺伝子治療でがん免疫療法の研究を行っていた。遺伝子の運び屋には大腸菌を用いる。(昨日、tanupさんがコメントに書いてくれたvehicleとは、この運び屋という意味である。)大腸菌の遺伝子は、ゴム輪のような輪っかをしており、分裂をしてもこの遺伝子、遺伝子異常を起こさない。 実は、大腸菌は死なないということ皆さんはご存知だっただろうか。 栄養や酸素、水分といった環境が整えば、永 . . . 本文を読む
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いずれ死ぬのに何故生きているのか。

2006年05月25日 | つれづれ
そんな命題を耳にすることが増えた。 ヒトという種はいずれ絶滅するであろうと言われている。でも、高度に分化し急速に増加していくありさまは、大きな生物体系の流れを考えれば、それはなんら特別なことではない。 ヒトという生物の長い歴史の中で、我々が生きる数十年などは、ほんの点にしか過ぎない。それでも、点と点をつないでいくと線になり、それは何千年、何万年もの歴史をつぐむことができている。両親から受け継ぎ . . . 本文を読む
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少子化対策って普通のことやってたってダメじゃない?

2006年05月24日 | 社会時事
すごい雨と雷に 時代が時代なら、菅原道真のたたりだなんて思うのかもしれないと、バカな事を考えながら家路を急いだ。 少子化対策委員会が空転しているようだが、無理はないような気がする。お金をつけても、体制整備しても、お見合いパーティ主催したってもう一つパッとしないと誰しも思うから。 先日は、税収入確保のための少子化対策は興味がないと書いたが、少子化対策に多分効果があるだろうと思う一手が実は一つある . . . 本文を読む
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九州で新たに産婦人科医になったのは7人って本当??

2006年05月21日 | 社会時事
片腕S先生は九州出身。S先生は同じく九州の友人の方から、今年九州で新たに産婦人科に進んだ医師は7名だと聞いたと話してくれた。その数が真の数なのか私は確認できていないので、明言はできないが、これが本当だとすると驚愕の事実である。現役産婦人科医で当面は維持できたとしても、1県に一人も新しい産婦人科医が誕生していない県もあるわけで、数年後、どうなってしまうのだろうか・・と思う。 アメリカで出産した友人 . . . 本文を読む
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横須賀へ

2006年05月20日 | 医療
昨日は、横須賀・三浦地区の緩和ケア研究会にお招きいただき、緩和医療における医療連携について講演をさせていただいた。こういう場をいただけることはとてもありがたいことである。勤務地域を越えてネットワークが広がっていくことはとっても嬉しい。4月から、さらにがん拠点病院が整備され、地域各所で緩和医療に対する熱心さが高まっているように感じられる。神奈川県立保健福祉大学のがん患者支援課程の講義を受け持たせてい . . . 本文を読む
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思いがけない再会

2006年05月17日 | つれづれ
1週間分の食料品を買い込むのが週末の習慣になっているのだが、さすがに食べ盛りの男の子2人ともなると、時々買い足さなくては足りなくなってしまう。ということで、今日、買い物袋2つ、傘差して帰っていた。横断歩道を渡ろうとしたとき、「有賀先生!」って声をかけられた。よほど、どなたでしたっけ・・って顔をしていたのだろう、すかさず「○○です!」って言って下さった。 2年ほど前、都の末期医療講習会の講師を引き . . . 本文を読む
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ノイゼッティが咲き始めました

2006年05月16日 | つれづれ
猫の額ほどの庭に植えた木々は多くが花をつけ、冬は落葉する。3月の雪柳、連翹、4月は白山吹、花水木、5月に入るとミントブッシュ、クレマチス、モチの木、ジャスミン、バラ(ノイゼッティ写真)、つつじ。6月頃になると、沙羅双樹の夏椿が数日。百日紅そしてプルンバコ。これが、暖かな冬だと12月頃まで咲き続ける。 昔は、趣味はガーデニングですと言っていたのだが、植えている木が自ら毎年花をつけてくれ、世話もしな . . . 本文を読む
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オペラ・トゥーランドット

2006年05月15日 | つれづれ
日曜日の夕食の後、ツタヤによってレンタルCDのコーナーを見ていた。 フィギュアのトゥーランドットをみて、かつて踊りに邁進していた頃の自分を取り戻すきっかけになったことも重なり、クラシックコーナーを見ていた。オペラトゥーランドットが幾つか見つかった。カレラス、ドミンゴ、そして、何とマリオ・デル・モナコとレナータ・ティバルディが共演しているものが!! 5年前に他界した母は、音楽の教師だった。実家に . . . 本文を読む
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対米時事問題(?)

2006年05月14日 | 社会時事
米、NTT中期経営戦略を「経営一体化」と批判 (朝日新聞) - goo ニュース米軍再編関連法案の検討を表明 首相、防衛庁長官 (朝日新聞) - goo ニュースこういうニュースを聞くたびに、アメリカに引きずられる日本を感じる。BSE関連の牛肉輸入問題でも書いたが、日本政府はアメリカに頭が上がらない。日本の車産業が進出していたアメリカの街で、個人的には本当に良いアメリカ人とお付き合いしていたが、日 . . . 本文を読む
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沈丁花

2006年05月13日 | 医療
ゆきこさんは、小学生の時の病気のため視力が著しく低下されていた。病院の枕元にはお母様が庭からお持ちになった沈丁花が飾られていた。鈴のような声で、やさしく落ち着いて話をなさる方だったが、とても芯がある方だった。見ることは難しかったが、他の感覚は研ぎ澄まされていることが良く理解できた。 当時勤務していた緩和ケア病棟で、いろいろな話をした。お子さんのこと、ご主人との出会い、お母様のこと、今までのこと、 . . . 本文を読む
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男社会で働く母

2006年05月07日 | 家族
7時前、まだ誰も起きてこないのでコーヒーを入れ、花水木に続いて咲いた雨に濡れるミントブッシュを眺めていた。 病院は幸い落ち着いている。連休の谷間に病状説明をしてきた方も大きな変化はないようだ。家族には、それぞれ異なった感情があることを実感したのは、在米中アーバーホスピスでのデスカンファレンスだった。子供を自宅で看取った症例の中で、母、父の感情、兄弟の感情を整理し、医療スタッフがそれに対し何を行っ . . . 本文を読む
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