今日から始まっているのですが明日から、名古屋でがん治療学会に参加します。昨年は、コメディカルセミナーで集学的医療の話を引き受けました。今年は、がん治療医向けのレクチャーとして土曜日の教育セミナーで、がん疼痛緩和を解説します。朝8時スタートです・・この依頼を頂いたとき正直、嬉しかったです。がん治療をされている医師に緩和医療の話をする機会を頂くことはとても、ありがたいことです。夜は、原稿書きに籠れそう . . . 本文を読む
日本緩和医療学会の専門医制度整備として暫定指導医と研修認定施設の申請が始まります。http://www.jspm.ne.jp/nintei/zantei.htmlhttp://www.jspm.ne.jp/nintei/kenshu.html11月1日から30日までの期間が受付です。一番ネックになりそうなのが講習会だと思いますが・・・「本学会認定の講習会もしくは関連する講習会を受講していること、 . . . 本文を読む
朝、息子がコーヒー豆とミルを台所に持ってきて手動で挽き、とても、良い香りのコーヒーを入れてくれました。道すがら、保育園に送るお父さんと子供が木の実を見ながら、ゆっくりと歩いていました。道を曲がると、小学生の女の子が自転車で送ってくれたおばあちゃんに、いってきます~って大きな声で・・気温が下がりきらないためかあまり色がつかない秋の葉が朝日に照り返されていました。足早に駅に急ぐ人に流されながら平凡な毎 . . . 本文を読む
最近、地域医療連携から少し離れていました。なぜ在宅での看取りが増えないのか・・阻害因子は何なのか・・・再度、この臨床疑問が投げかけられてきました。そんな折・・ 在宅移行が増えて救急搬送数が増えてきたという声が聞こえてきました。退院したはよいけれど、何かあったら救急車で近くの病院に行ってくださいという在宅医が増えているのでしょうか。在宅療養支援診療所が整備されたので在宅医がクッションになって救急は減 . . . 本文を読む
タイトレーションとは、鎮痛薬をちょうどよい量に調整することをいいます。オピオイドは、疼痛に合わせて、増量速度を守れば、どこまでも増量できます。このことを、“有効限界がない薬剤” と表現します。多すぎると(過量)・・・・眠気が強くなります。少なすぎると(不足)・・疼痛がでます。ですから、理想的には、眠気が少なく、除痛が図れる量に調整することになります。
やや少なめから、レスキュード . . . 本文を読む
タイトレーションの話を書いたのですが、長くなったので次の機会にアップしたいと思います。ところで・・・・明日から、日本緩和医療薬学会年会が始まります。トワイクロス先生が来日され講演をされます。シシリーソンダース先生が、近代ホスピスとして世界に初めてセントクリストファーホスピスを設立されましたが、同じころ、トワイクロス先生がモルヒネ等のデータ集積をされ現在のがん疼痛治療法の基礎を作られました。その先生 . . . 本文を読む
経口モルヒネの徐放剤を一日60mg飲んでいる方がいらっしゃいました。誤嚥性肺炎になりかかったため、経口薬をすべて中止することになりました。坐薬モルヒネにするにはどうすればよいでしょうか・・・皮下注や静注にするとしたら・・・経口:坐薬:皮下注:静注=1 : 2/3 : 1/2 : 1/3として計算します。海外では、坐薬 1、 静注 1/4、とする場合もあります。国内で、静注 1/2 とする医師もおり . . . 本文を読む
病院長から、半日の公務に同行するよう連絡がありました。その日は、朝から回診の日。回診が終わり、院内の各部署に用事をすませ、ほとんど、座る時間がありませんでした。指定のされた場所に行きました・・・院長、看護部長、運営局の方々・・病院幹部がぞろり・・・「はい、では、○○駅まで歩きますよ~」院長も一緒ですが、徒歩+公共の交通機関です。電車の中は、満員ですから座れません。公務員の無駄使いのニュースを読まれ . . . 本文を読む
昨年の12月にリラ ランドールの5次元理論のことを書いたことがありました。5次元理論ー不思議の国はあった?!我々の世界の3次元と時間軸の4次元5次元の世界はこの3次元と膜を隔てて存在する・・素粒子はこの膜を越えて行き来できる・・2008年スイスのLHC実験装置でこれを証明できるかもしれない実験が組まれているのだそうです。(07, 12月の記事から)この夢物語が現実かどうか証明してくれる装置のLHC . . . 本文を読む
「あ・・先生、○○さんのところですか? どうですか?痛み変わらないっておっしゃるんですが、 歩いているところは、ちょっと楽そうな感じはするんです」何て、声を看護師さんがかけてくださる。患者さんの所に行って、アセスメントとプランを伝えているといろんな看護師さん達が集まってきます。「やっぱり、そうなんだ」「増量と補助薬ですね」「レスキューも一回量を増やしますか?」何だか、嬉しくなりました。鎮痛薬が、共 . . . 本文を読む
病棟で、ある患者さんの緩下剤調整をしていました。「あ・・、先生。相談してもいいですか? オキシコンチン一日30mg飲んでる患者さんが 呼吸が苦しいっておっしゃるんです。 増やした方がいいんですか?」と、看護師さん。「痛みは?」「無くなりました」「モルヒネに、ローテーションだね。 オキシコドン30mgは、モルヒネ45mg だけど、痛みが無くて、呼吸困難感だけだとすると 50%にしたほうがいいね。 だ . . . 本文を読む