緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

私は、どうして生きてるの?

2011年06月25日 | 医療
ある担当医から電話がありました。患者さんは、ちょっと気難しいところがありました。「患者さんが、涙を流されて ”私は今、どうして生きているのかしら・・”っておっしゃるんです。 今まではそんなこと全然おっしゃらなかったのに。 うつになられたのでしょうか。 どうして差し上げるのがよいのでしょう。」若い研修医の医師でした。本当に、よく勉強していて、1年生の時から私は一目置いていまし . . . 本文を読む
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死ぬとわかっていても、やらなくてはいけないことがあるのです

2011年06月17日 | 医療
6月6日医学部一年生の医学序論「緩和医療」の講義に患者さんに30分ほどの講義をお願いしました。講義というより、語っていただいたといったほうが適切かもしれません。薬剤師さんでもありますから、医療者の視点、患者の視点からお話くださいました。沢山の宝物のような言葉でした。その中で、凛として話された言葉が冒頭の言葉でした。「死ぬとわかっていても、生きている限りやらなくてはいけないことがあるのです」「がんと . . . 本文を読む
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カンボジアの経済開発による土地問題と教育への影響-学生NGOが直面する教育現場の課題と住民たちの声

2011年06月11日 | 社会時事
2011年度第2回カンボジア連続セミナー「カンボジアの経済開発による土地問題と教育への影響   ―学生NGOが直面する教育現場の課題と住民たちの声―」 主催:上智大学アジア文化研究所協力:カンボジア市民フォーラム日時:2011年6月18日(土)14:30~16:30(14:00開場)場所:上智大学12号館2階202教室 お知らせです。若い力を応援してください!!(HPより抜粋)19 . . . 本文を読む
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緩和ケア病棟の同窓会

2011年06月08日 | 医療
ある時、後述の丸口さんからメールが来ました。ん。んん・・・ なんだろう・・・で、お目にかかってみたところ、「6月4日の土曜日は、夕方から時間空けておいてくださいね」とのこと。12年前に2年半ほど勤務していた国立がんセンター東病院(今は、国立がん研究センターとなっていますが)の、緩和ケア病棟に勤務していた人達で集まる会があるので・・ということでした。12年を引き算して眺めてください。焦点はあっていな . . . 本文を読む
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緩和医療専門医とは

2011年06月05日 | 医療
私が委員長を務めさせていただいてる日本緩和医療学会 専門医認定・育成委員会で今回HPのリニューアルに伴い委員会初めのページに掲載していただいた文章を以下に、再掲させていただきました。今年も7月1日~31日で、募集が始まります。北海道の学術大会が 7月29日、30日ですから、申請書を提出してから学会にご参加頂きたい・・・と、切望しています。今まで合格された医師を見ましても、若い医師もいらっしゃいます . . . 本文を読む
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