緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

患者アドボカシー

2011年10月31日 | 医療
日本癌治療学会で名古屋に行っていました。昨年から始まった患者さんの学会参加。今年は、患者アドボカシー(Patient advocacy)をテーマにしたシンポジウムも開催されました。フロア参加者が少なくて、ちょっと残念でしたが・・advocacyとは、直訳すると擁護とか支持です。ここでいうadvocacyとは、健康権利を擁護する活動というとよいでしょうか・・ちなみに、医療者はadvocateつまり、 . . . 本文を読む
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集いの場で

2011年10月23日 | 医療
写真は、アメリカ芙蓉です。岡山済生会病院緩和ケア病棟の廊下に飾られた詩です。旧知の石原先生にご了解を頂き、ここに掲載させていただきました。「友よ」友よ 癌にかかった事を嘆くのはよそう私たちだけではない 誰もがいつかは死ぬのだ心臓病で死ぬか 脳卒中で死ぬか... 交通事故で死ぬか 人は必ず死ぬ癌だけが死ぬ原因ではない癌は突然死ではないのだ友よ 癌にかかってありがたいではないか命あるうちに懐かしい . . . 本文を読む
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お知らせ

2011年10月16日 | 医療
2つのお知らせを・・・一緒に働いてくれる医師を探しています。私は、現在、都内大学病院に勤務しています。緩和医療の常勤医師を一人募集しています。経験によって、ポジションは変わりますが、大学の緩和医療の教育、臨床等にご尽力いただける方、ご一報ください。コメント欄にご連絡先をお願いします。個人的な内容の記載されているコメントは、アップしませんので、ご安心ください。当方から連絡を入れさせていただきます。緩 . . . 本文を読む
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You've got to find what you love, Jobs says, 2005 Stanford Univ. address

2011年10月11日 | 医療
このタイトルは、スタンフォード大学HPのものです。http://news.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html多くの方が、すでにアクセスされたことと思いますが、やはり、スティーブ ジョブスさんのスタンフォード大学での演説は、何度も何度も聞き返させる熱いものでした。演説を聞くと、2004年膵がんと診断され、手術を受け、その翌年に行われた演説であ . . . 本文を読む
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埃をかぶった雑誌からのメッセージ

2011年10月02日 | 医療
2000年になるよりちょっと前、アメリカにいたころの雑誌「I can cope」が本棚の奥から出てきました。ぱらぱらと見ていて、Advance DirectiveYou Can Control End-of-Life Medical Treatmentsアドバンス ディレクティブ最期の医学的治療をあなたはコントロールできるのです。はっと、しました。最近、人生最後の時の治療の選択を話し合うのが遅い・ . . . 本文を読む
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