緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

小児科医の友人の言葉を聞いて

2016年01月31日 | 医療
大学時代の同級生で小児科に進んだ友人が、医師になって数年した頃、「ダウン症の子ども達って、本当に天使なのよ」って話してくれたことがありました。純粋で、裏がなくて、楽しい時は笑い、悲しいときは泣くけれど、いつもニコニコしていて、本当に素敵なの・・ああ・・なるほどなあ・・って思うことがありました。他の医師にも言われたことがあります。ストレスに強くて、自分だったら、もうダメだと思うような局面でも乗り越え . . . 本文を読む
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回診での一時

2016年01月24日 | 医療
患者さんが透き通ったように見える時があります。中道というか、どこにも力が入らず、ただ、時をそのまま刻まれる姿。 焦りも感じず、遠くを見るような視線。消え入るような最期を迎えられるその少し前のことが多いような。最近、回診のプレゼンを聞いたとき、何を短期目標にしているのかわからないと感じ、ベッドサイドに他のスタッフと足を運びました。身体所見を取り、一つ、課題を見つけ、さらに、たずねました。どんなこと . . . 本文を読む
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国立国際医療研究センターで

2016年01月18日 | つれづれ
国立国際医療研究センターに勤務したことがある医師、薬剤師の会がありました。いわゆる同窓会です。勤務していたころ、後期研修医だったり、臨床指導医だった先生方も開業されたり、病院の中心的な存在になられたりして、随分時間がたったのだなあとつくづく感じました。私にとっては、一人で緩和ケア科を立ち上げた病院でもありましたので、若い先生達とは、苦楽を共にした感があり、懐かしさで一杯でした。そうした中、今なお、 . . . 本文を読む
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がん対策加速化プラン

2016年01月11日 | 医療
2015年12月22日厚生労働省のホームページにアップされました。来年2017年6月で一旦終了するがん対策基本計画。この10年間での75歳未満の年齢調整死亡率の減少率が17%に留まる可能性のため、20%を目指し、加速をつけて3つの柱に取り組んでいくというもの。概要の5つの図をJPEGに変換して、アップしてみました。 (出典)厚生労働省HP http://www.mhlw.go. . . . 本文を読む
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