2013年4月14日の記事。最近、5年生病院実習中に解説した問題なので、再掲したいと思います。なお、この時は、ヒドロモルフォンは国内で未承認でしたが、現在は、保険収載されました。この時点では、選択肢には入っていませんが、後数年度、ガイドライン等で取り扱われることがあった場合は、選択肢として入ってくる可能性はあります。
============今年から緩和医療学の講義が増えることもあり、緩和領域の . . . 本文を読む
「何か問題がありましたか?」ゆっくりと落ち着いた声で尋ねてくださいました。「死の時を私達が決めてしまった そんな気持ちになったのですね」これが、私の踏み絵でした。こんな厳しい現実があるけれど本当に医師になる心構えがあなたにはあるのか・・問いかけられていました。このことが、死の周辺医療に携わろうと考え始めたきっかけでもありました。
数年前この時、お世話になった救急部の教授とある終末期医療 . . . 本文を読む
手を止めたことそれが、死の時・・この現実に6人組の学生は、混乱し私は、頭が真っ白になっていました。それ以外にも、経験したことのない波にのまれていました。医師が外で経過を説明している声が聞こえていました。何人かの人の泣く声も・・横たわった男性の体が少しでも悲壮さがないように救急部の医師や看護師が周囲を綺麗にしていました。しばらくして、傍らに、奥さんが呆然と立っていました。私は、声をかけることも何もで . . . 本文を読む
(前回の記事につづきます。)もはやレスキューできないであろうことは学生だった私達にもすぐに理解できました。さっきすれ違った赤ちゃんを抱いた女性は目の前に横たわっている男性の妻であろうことも・・工事現場での墜落でした。心肺蘇生を試み、心臓マッサージを続けていました。考えられることはすべて行いつつ・・すぐに、鼻腔、外耳道から、出血してきました。頭がい底骨折からの出血でした。救急チームのリーダーが言いま . . . 本文を読む