昨日は、学会の委員会。
今日は、次男の応援・・ リラックスムードだけれど
何だか、体がだるい一日。
来週末のスライド作りが終わっておらず、
その他の原稿も丸々複数残っていて、汗ッ・・
そのスライドにからんで、ワンポイントアドバイスを。
制吐剤として、せん妄治療として、緩和医療領域では
抗精神病薬を用いることがよくあります。
メジャートランキナイザーと言われる薬剤でもあります。
精神科領域で投与されるより、短い投与期間ですが、
細心の注意を副作用の出現に払っていきます。
代表的なものが、錐体外路症状。
持続的なドーパミンD2受容体遮断作用で生じます。
経口内服薬は、色々な工夫でこの副作用がかなり少なくなりました。
非持続的なもの、多受容体作用のもの・・
でも、飲めなくなったら、投与可能なものは
ハロペリドールだけです。
投与期間が長くなったり、高用量の場合はこの副作用に注意が必要です。
前置きが長くなりました。
その錐体外路症状の診断方法。
患者さんの眉間を軽くトントンと指でノックします。
通常、軽くトントンとされたくらいでは、瞬きは多くなりませんが、
錐体外路症状が出始めると、
トントンとされただけで、バチバチバチと頻回の瞬きを認めます。
これがスクリーニング方法です。
採血などで知るには、プロラクチンを測ります。
高値になります。
抗精神病薬だけではなく、普通の吐き気止めでもなることがあります。
錐体外路症状(パーキンソンニズム)を疑ったら
眉間をトントンとして早く診断につなぎ
薬剤の中止や変更などを行ってくださいね。
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2 コメント
コメント日が
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- やってみます (エクセ)
- 2008-05-19 21:05:59
- 気になる症状です。でも、もっと早く見つけられればと思うこともありました。眉間をトントン。やってみます。
- 返信する
- コメントありがとうございます (aruga)
- 2008-05-20 08:06:14
- やってみてくださいね。早めの副作用対策につながりますように!
- 返信する
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