緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

ソリッドな国日本。もっと解き放たれて生きたいものですね。

2020年08月30日 | 社会時事
(Image by Adrian Campfield from Pixabay)生きつらさとか自分らしく生きるとか解き放つとか・・でも・・社会の側がカチカチだと、受け入れる器が変わらない以上個々が変わろうとしても生きつらさの緩和は個の努力によるものになります。日本はキチンとした国だなあと思います。でも、融通が利かず、国が変わるより国民が辛抱強いことで、このキチンとさは成り立っている国だと感じていま . . . 本文を読む
コメント (4)

教育とは魚を与えることではなく魚の釣り方を教えること

2020年08月23日 | 教育
(ComfreakによるPixabayからの画像 )何かを人に教えたいと思った時、魚を与えてしまうのではなく、魚の取り方を教えなければ、本当に教えたことにならない。大学教員は、年に何回かFDと呼ばれるファカルティデベロップメント、つまり、教員の質の向上を目的とした講習会が開催されます。何度も教えられてきたことです。魚を与えず、釣り方を教えること。例えば、2 X(3+2)という問題があった時、答えは . . . 本文を読む
コメント (6)

無症状から死に直面する急変までふれ幅が本当に大きいCOVID-19

2020年08月16日 | 医療
(Jill WellingtonによるPixabayからの無料画像)食事をした友人が新型コロナ陽性とわかった高齢の方でした。その1週間後にPCR陽性、アビガンなどを使っても血中酸素は下がっていき、1週間で挿管の話し合い・・こんなにも短期間に悪化するものなのだろうか・・無断外出できるくらい無症状の若者の患者がいる一方で、血栓症の急変でもなく、坂道を転げ落ちるかのような肺炎 . . . 本文を読む
コメント

Web開催学会ならではのハプニング

2020年08月10日 | 医療
(画像は、mailanmaikによるPixabayからの無料画像) この2連休の8月9日、10日は夏休み兼学会参加第25回日本緩和医療学会学術大会学術大会第5回日本サポーティブケア学会学術集会第33回日本サイコオンコロジー学会総会の3学会の合同学術大会2020が全面Webで開催されました。一部のセッションを除き1月まで公開されます。(8月17日までまだ参加登録ができます)一本流しの共催セミナー演者 . . . 本文を読む
コメント (2)

濃厚接触者の定義とは。自宅待機にならないために知っておきたいこと

2020年08月02日 | 医療
(写真は、昨年の8月に行った佐賀県武雄市の図書館。 建物も壁の本棚も柔らかくカーブしています。 本当に素敵な所でした。旅に出たいですね・・今は我慢だけど・・)新型コロナ感染症で濃厚接触者という言葉はよく使われますが、この定義を知ると、どのように気を付ければよいか見えてきます。濃厚接触者とは、 1)患者(PCR陽性となった人)と  1メートル以内の距離で、  必要な感染予防策(マスクなど)なしで   . . . 本文を読む
コメント (6)