緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

自分の好きな場所で自分を感じる

2019年11月25日 | 医療
日本緩和医療学会第2回関東甲信越支部学術大会が東京で開催されました。マギーズ東京の講演の中で・・何をされたかは忘れるけれど、その時どんな気持ちになったかは忘れない発表の正確な言葉ではありませんが、意味はこのようなものだったと思います。これを聞いた時、私の中では、さに”あるある”でした。行為そのものは詳細には思い出せない出来事でも、その時の不快な感情やもやっと感はずっと記憶( . . . 本文を読む
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退院したらしたいこと;80代の女性の答えは・・

2019年11月17日 | 医療
来週の日曜日は、関東甲信越支部学術大会で都内で。その翌々週の日曜日は、東海北陸支部学術大会で三重へ。東海北陸は何となく選択することもあるオピオイドを文献ベースに日常診療に役立ててもらえるよう話を組み立てているところです。そんな文献に囲まれている最中・・厚労省の緩和ケアチーム実地研修を今年度も受け入れていて、今回は、千葉大学病院から一日研修に参加してくださいました。その時の回診で・・女性の患者さんに . . . 本文を読む
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一緒に働いてくれる医師を募集しています

2019年11月10日 | 教育
(写真は、近隣の公園で最近ライトアップされていた時の様子です。)所属先の大学病院で常勤医師を募集しています。12月に人事異動があるのですが、その教員の一人に、次年度早々に2年間の米国留学をしてもらうことになりました。その間の補充的な役割となります。緩和ケアチームのコンサルテーションと5年生が臨床実習で回ってくるときの教育指導が主な役割となります。入院受け持ちはないことで、当直はありません。週一回の . . . 本文を読む
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緒方貞子さん、ありがとう。

2019年11月04日 | 社会時事
緒方貞子さんがご逝去されました。このブログにも数回ではありますが、お名前を書かせていただいたことがありました。私は、実は強く緒方さんの姿勢を追いかけているところがありました。現場に足を運び、自分の目で確かめ、本当に必要な支援は何なのか、それまでのやり方にとらわれず、考え、行動する・・緩和ケアの本質的なことがここにはちりばめられています。真に必要なサポートの在り方の探索丁寧な診察と対話ただ、検討する . . . 本文を読む
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