先週土曜日は、帝京サマースクールが終了しました。夏の一大イベントが終わりました。そして、今週は、3年前に申込み、2年前から待機となり、昨年は、日程上参加できなかった産業医をとりに北九州の産業医大に来ています。月から土曜日まで、連日、10時間半の講習・・申し込んだ頃は、がん就労支援ががん対策基本計画に入る前でした。でも、緩和ケア外来に来る患者さん達の社会的な脆弱さをもう少しなんとか支援できないものか . . . 本文を読む
クロード・モネ《ラ・ジャポネーズ》 世田谷美術館 ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 子供たちはそれぞれの予定を過ごしていたので、休日の21日、夫と世田谷美術館に行ってきました。
モネのラ・ジャポネーゼは、修復が終わって初公開なのだそうです。着物の質感が圧巻でした。そして、ゴザ、うちわ、金髪のかつら(!)・・・モデルはモネの妻。モネの家には、浮世絵が沢山かかっていたのだそうです。修復に関する . . . 本文を読む
大切な方が旅立たれました。その方の痛みと嘔吐の症状緩和の依頼があってから、外来も含めると、診療は数年間に渡っていました。(緩和ケアは終末期の医療ではないのです)最後にお目にかかったとき、すでに意識はない状況でしたが、声をかけさせていただきながら、ご家族とお話ししていました。旅立たれる前に私へ言葉を残してくださっていました。苦しくて、もう死んだ方がましだと思った時に、何度も症状を取ってくれて蘇らせて . . . 本文を読む
15年以上前になりますが、ある患者さんが、私に一冊の本を勧めてくださいました。内村鑑三の「後世への最大遺物」明治27年の講演を本にまとめたものです。「美しいこの地球に何も遺さずにに死んでしまいたくないという清い欲が起こる。」それに対し、鑑三は様々な考察をしますが、到達した遺物とは「それは、勇ましい高尚なる生涯である。」とくくっています。物や形や名誉を残すのではなく、ただ、ひたむきに生きたことを遺す . . . 本文を読む