緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

数分の奈良観光。タクシーの運転手さん、ありがとう。

2023年06月25日 | つれづれ
昨日は日本サポーティブケア学会学術集会にお招きいただき、奈良への日帰りでした。京都から奈良まで、海外からの観光客で一杯・・宇治でも沢山の人が降りていきました・・これが快速でなければ稲荷でもっと沢山の海外旅行者がアクセスしたのだろうなあ・・分刻みだったのでどこにも立ち寄れませんでしたが、コンベンションセンターから近鉄大和西大寺へのタクシーに乗ったのですが、運転手さんが平城京の中の道を通って下さり走っ . . . 本文を読む
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子どものミカタ:届く言葉とは

2023年06月18日 | 医療
筆者の山登先生は徹底的に子どものミカタ。とはいえ、好ましくないことをそのままにはしません。例えば、未熟な若者への声掛けとして・・成熟が困難な時代だからといって、オトナにならなくていいという法はない。もし、患者があまりに依存的に寄りかかってきたら、私はふつうに「それはキミが決めることだよ」というだろう。他罰的なもの言いにカチンときたときは、「あれ、それってオレのせい?」と、意地悪く笑うかもしれない。 . . . 本文を読む
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子どものミカタ:昭和の眼差し

2023年06月11日 | つれづれ
不登校だったけれど、周囲の大人に見守られて育っていったケンタくんの話から母親が難物であり、たしかにこれは痛かったが、それをカバーするだけの豊かな関係が身近にあった。ケンタは、大家族の中で育ち、大人たちからはよい塩梅に許されてた。戦後昭和の家庭には、このように、子どもに対する大人たちの健全な無関心があった。「子どもってこんなもん」「子どもの頃にはいろいろある」という大雑把なものの見方、大人どうしの合 . . . 本文を読む
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子どものミカタ:薬は登山の靴

2023年06月04日 | 医療
薬に対しての立ち位置は、千差万別・・最近、処方が必要な方で医療用麻薬は拒薬される方は、ほとんど出会わなくなりました。眠剤や抗不安薬は、自ら処方希望される方が多数いらっしゃいます。化学合成薬より漢方薬を希望される方もいらっしゃいます。診察の時から、ご自身の薬に対する考え方について話し合うことができる場合もあれば、何も質問ありませんという方で症状の改善が思いのほかよくないためよくよく確認してみると思い . . . 本文を読む
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