米軍普天間飛行場の移設問題で、政府は、県内移設を軸に、一部基地機能の県外移転を組み合わせた案を検討しているようだ。政府内では、当面は米海兵隊キャンプ・シュワブ(名護市)陸上部にヘリ離着陸帯を造り、固定翼機やヘリの訓練を県外に移転、最終的には米海軍ホワイト・ビーチ(うるま市)沖合を埋め立て、新基地を造るという「2段階移設」案が有力な案として浮上しているという。
<沖縄にとって、シュワブ陸上案という最悪の選択と、勝連沖埋め立てという最悪の選択を、二重に実施することになる。これ以上悪い案は、思いつくことすら難しい。とてもまともに考えた案とは思えない>(琉球新報2010年3月27日)。北沢俊美防衛相は、「われわれは(県外を含めた)分散移転ということで、いろいろな案を考えている」、「(普天間の負担を)5割以上減らせるかがポイントだ」などと言っているようだが、これで沖縄県民を誤魔化せると思っているのなら、それは甘い。沖縄に基地が残っている限り、訓練や基地機能の一部移転が「沖縄の負担軽減」にはならないことを、沖縄県民は一番よく知っている。 . . . 本文を読む
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