鳩山政権発足から16日で半年。70%台でスタートした内閣支持率は、時事通信社が5~8日に実施した3月の世論調査によると、30.9%まで下落し、政権運営の「危険水域」とされる20%台目前となった(「時事通信」2010/03/12-17:09)。戦後最大の議席占有率を獲得した民主党であるが、小選挙区制効果によるところが大きく、もともと有権者が民主党の政策を全面的に支持したというよりも、自公政権に対する失望が民主党への一票につながったという側面が大きかった。したがって、歴史的な「政権交代」といわれながら、「政権交代」に伴う陶酔感(ユーフォリア)は、大手マスコミと当の民主党自身以外はあまりなかった。ユーフォリアの伴わない政権交代は、息切れも早い。
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