政府は17日午前、与党3党の党首級による「基本政策閣僚委員会」を開き、労働者派遣法改正案に合意した。政府が提出しようとしている改定案についは、登録型と製造業の派遣を原則禁止するというが、『常用雇用』と『専門業務』が例外とされ、『2つの大きな抜け穴』があいているうえに、その施行を3年後、5年後に先送りしているなど、とてもまじめに「人間使い捨て」問題に取り組んだものとはいないと、各方面から批判されていた。ところが、今月はじめには、「(改定案には)問題点が多く、見直す必要がある」などと発言していた福島さんは、「事前面接」を解禁するという改悪部分を削除しただけで、矛を納めてしまったようだ。いわゆる55年体制の頃、社会党は、自民党が吹っかけた囮部分を修正しただけで、いつも裏取引で妥協しては革新側の要求を裏切ってきた。今回もまったく同じ構図となりそうだ。労働貴族が組合を牛耳り、特定政党支持の押し付けがまかり通っているようでは、派遣労働者は救われない。福島さん、こんなことでいいのですか?! . . . 本文を読む
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