プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

非核「神戸方式」35周年記念  安保「密約」はなぜ生まれたのか 個々に歴史的必然性

2010-03-21 20:16:07 | 政治経済
昨日(3月20日)は、非核「神戸方式」35周年記念の集会に参加した。核持ち込み「密約」が政治の焦点となる中で、入港する艦船に非核証明書の提出を義務付ける非核「神戸方式」の先駆性は、いくら強調してもしすぎることはない。日本共産党の不破哲三社会科学研究所所長の講演もあって、神戸勤労会館の会場は800人以上の参加者であふれた(会場に入りきれない人びとが約300名もあった)。不破講演で改めて教えられたことは、物事を歴史の流れの中で捉えることの大切さである。核持ち込み「密約」に限らず、日米安保にはさまざまな密約がある。時代が変わっても、米軍に占領時代の自由を一貫して保障しようとすると、国民世論や国際世論を欺くほかない。個々の密約が生まれた歴史的背景を振り返ってみると、その一つ一つに歴史的必然性があるのだ。 . . . 本文を読む