障害児教育の学習交流集会に出席するためにさいたま市に行ってきました。
実行委員会に参加するために金曜日から出かけました。
実行委員会は夜7時からだったのですが、どうせ行くならということで、朝8時に山口宇部空港から飛行機で飛びました。
昼間の目的は大宮にある鉄道博物館です。
若い頃は鉄道オタクということもなかったのですが、
特別支援教育コーディネーターになってから自閉症や発達障害の子たちと関わることで、だんだん詳しくなってきました。
いろんな場所に行っても電車の写真は必ず撮るようにしているとだんだん好きになってきたようです。
大宮の鉄道博物館は昔の電車がたくさんあるということを聞いていたので、子どもたちと仲良くなるための材料集めもあって出かけました。
その話は、後々たっぷりするということで今回は、いろんなことがあったのでそこから報告します。
少し早く会場について、少しだけ手伝いをして会議に参加しました。
会議が終わるといつものように交流会が始まります。
酒も適当にまわってホテルに帰りました。
1日目は会場準備と受付が主な仕事です。
1日目の夜は大交流会です。300人くらいの人が一同に介しての大宴会です。
この日は少し抑え気味にして二日目に備えます。
二日目は講座形式の学習会や分科会に分かれて行われます。
会場責任者や、司会などフルに仕事をこなしました。
この日の夜はなぜかあぶれてしまい、一人で少しだけ酒を飲んでホテルに帰りました。
3日目はフォーラムということで会場の準備や受付などこなして、何とか帰ることができると思っていました。
窓の外がちょっと変な気がしたのでカーテンを少し開けて覗いてみると大変な雪が降っています。
でも、積もるようなことはないだろうと高をくくっていたらとんでもありません。
2時間足らずの間にかなりの積雪になっています。
フォーラムを終えて、最後の実行委員会を終えて、浦和の駅に向かいました。
駅に行く途中でどうしても寄らなければいけない煎餅屋があります。
ネギ味噌煎餅を買ってから電車に乗りました。
駅のアナウンスによると、上野方面に行くためには京浜東北線しか動いていないとのこと。
何とか乗り込んで取りあえず上野をめざしました。
すると王子の駅でぴたっと電車が止まりました。
蒲田付近で倒木があり、このまま電車は待機するということです。
南北線に乗り換えて行って欲しいと言っています。
仕方ないので大勢の人たちと一緒に南北線に乗り換えました。
南北線で駒込まで行き、そこから山手線に乗り換えました。
息子と妻が東京駅にいるというので、東京駅まで山手線で行きました。
丸善のカフェで待ち合わせをして、そこで名物のハヤシライスを食べましたが、お腹が空いていた割にはおいしいとは思えませんでした。
2人はさらに丸善のブックコーナーで本を見るというので、もうすっかり疲れている私としては、先に羽田をめざすことにしました。
でも、東京駅が新しくなったということで、少しだけ撮影することにしました。
その頃は、飛行機が飛ぶ予定だったので羽田をめざすつもりでいました。
ところが、ANAから欠航というメールが届きました。
すぐ妻に連絡をすると、何と山手線にもう乗っているとのこと。
浜松町の駅で待ち合わせることにして、慌てて追いかけました。
ホームに駆け上がると、京浜東北線の電車がいたのですぐに飛び乗りました。
京浜東北だと東京の次が浜松町だったからです。
ところが、浜松町の直前、ほんの目と鼻の先ほどのところで停車しました。
初めは前の電車が混んでいるからと言ってましたが、蒲田付近でどうのこうのと言い出しました。
何とそれから30分近く停車したままでした。
車輌の中には自閉症の青年もいたらしく「電車は大変です。雪のために大変です」とだんだん声を荒げています。
その間、全く説明もなく、だんだん我慢も限度になってきます。でも、東京の人たちは平然としています。
田舎なら暴動が起きています。
妻に何度も電話して、説明するのが大変です。そのことでも病気になりそうです。
やっと浜松町に着いてから羽田に向かいました。
羽田で次の日の便のチケットを確保することができました。
「明日来て手続きすればすぐにできる」ような説明を受けて安心したのが、後々大変なことになるのですが、その時は気がつきません。
息子のマンションに何とか転がり込んで、次の日に羽田に向かいました。
何と長蛇の列ができています。
みんな予約は済ませていて、手続きだけなのになかなか前に進みません。
2時間以上も待っていると、宇部行きの人は別の所で手続きをするとの連絡が入り、その人の後ろについて行きました。
それでもなかなか手続きができません。
とうとうフライトの時間になってしまいました。
それでも、何とか手荷物チェックの場所までたどり着いたところで、もう飛行機に乗れないと連絡が入りました。
5人くらいが一緒だったのですが、後ろの人は紳士のようで仕方ないと言っていましたが、私は納得ができません。
「指示通り並んで待っていた。優先手続きの連絡を受けて動いたのに、乗れないというのは納得できない。」と強く主張しました。
やっぱりだめなのか…とあきらめかけた時にもう一度指示をあおいでくれて「乗れるから急いでくれ」と言うことになりました。
走って飛行機に飛び乗りました。
やっと離陸の時に何度も「羽田空港混雑のため、皆様のご出発が遅れたことをお詫びいたします」というアナウンスを何度もしていました。
飛行機の離陸を20分くらい遅らせた張本人は私たちです。
宇部空港に降り立つと雪のかけらも見当たりません。
本当にやれやれです。
次の日学校に行くと、インターネットでボーイング787のトラブルがニュースで流れていました。
黒煙が出て高松空港に緊急着陸をしたとのことです。
私が金曜日に乗って東京に向かった便です。
なかなか経験したことのないことをたくさん経験したような気がします。