1月6日(木)~1月9日(月)まで滋賀県大津市にいました。
障害児教育の学習会に参加するためです。
全国規模の集会で実行委員になっていたのでほとんど裏方として働いていました。
一日目に大津駅から会場までゴロゴロとキャリーバッグを引きずりながら歩いて行きました。
取りあえず琵琶湖をめざして、琵琶湖づたいに行けば会場です。
琵琶湖に到着すると大きな石碑がありました。
見るとはなしに見ていると花登筐さんの石碑でした。
大津出身らしいことだけわかりました。
大阪の商人を主人公とした商魂物・根性物を多数執筆したことでもしられています。
主な作品をあげると『番頭はんと丁稚どん』、『銭の花』、『どてらい男』など数多くの作品があります。
特に『銭の花』はテレビドラマ『細腕繁盛記』の原作です。新玉実千代さんと冨士眞奈美さんのやりとりで話題になったドラマです。
オープニングで「銭の花の色は清らかに白い。だが蕾は血がにじんだように赤く、その香りは汗の匂いがする」という主人公加代役の新珠三千代のナレー
ションが何とも泥臭くて陰気な思いをしたものです。
特に正子役の冨士眞奈美さんが強烈で怖いもの見たさで見ていたように思います。
静岡弁で「ちょっくら! 加代、おみゃーの出る幕じゃーにゃーズラ!」
「加代!おみゃーの言うとおりにゃさせにゃーで!」
「犬にやる飯はあってもおみゃーにやる飯はにゃーだで!」
この言葉を聞きたいがために毎週見ていたように思います。
伊豆半島の熱川にある古い旅館に嫁いだ主人公をひたすらいびり倒し、それでも主人公はめげずに働いて旅館を成功させるという高度経済成長期の代表的ドラマです。
そんな全く関係ないことを思わせる第1日目でした。
琵琶湖を眺める景色はなかなかで対岸には雪をかぶった比良山系が見えました。