山口県の東南に浮かぶ金魚の形をした島があります。
島と言っても橋でつながっている島です。
瀬戸内海では淡路島、小豆島に次いで3番目に大きな島です。
かつては4つの町があり、島だけで郡を名乗っていましたが、現在は合併して、周防大島町になっています。
人口は19,700人(2011年)だそうです。
自分が生まれた島ということもあり、自宅からも近いし、海がきれいで、自然もいいのでけっこうドライブに出かけます。
島の風景は本土側を中心に道路が整備されています。
島の反対側も海水浴場や、温泉までは道路が整備されていますが、まだまだ手つかずの所も残っていて、昔ながらの漁村の風景も色濃く残っています。
今回、自分で新発見したのは、すでに廃校にはなっていたのですが、不思議な小学校です。
門の所には東和町立開導小学校と書いてありました。
開校は何と明治6年(1873年)だそうです。廃校になったのは平成12年(2000年)だそうです。
19世紀に開校されて、20世紀最後の年に廃校になった小学校です。
カラーで撮影するときれいな感じですが、モノクロで撮影すると当時の風景がそのまま残っているような気がします。
道路に近いあたりの木造の校舎は手が入っていて、何か昔懐かしい校舎という感じがしました。
ついでにもう少し足を踏み入れると、別の校舎がありました。
もしかしたらそちらの校舎の方が新しいのかもしれませんが、荒れ果てていて何か別の意味で迫力を感じてしまいました。
やっぱり人が暮らさなくなった建物はその頃の人の生活を連想してしまって、あまり気持ちの良いものではありません。