季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

ヴァシャヘーリ

2020年09月22日 | 音楽
https://youtu.be/7Wpn4MoC7wE

このピアニストは懐かしい。
僕の学生時代、学内で公開レッスンがあった。その時大変良い印象を受けたのだ。

後に武蔵野音大で教鞭をとっている旨を知った。武蔵野音大関係者は多大な影響を受けたのではあるまいか。

エドウィン・フィッシャーに学んだと知ったのもこの頃ではなかったろうか。

ハンゼンもフィッシャーのアシスタントをつとめていたから覚えていた。夢見るような若者だったという。今回知ったが、彼はハンガリー人でドイツに行く前はバルトークに師事したのだそうだ。

僕は帰国後も武蔵野音大での演奏会に足を運んだものである。生徒にも勧めて何人かが行き、その1人がこの映像を見つけてくれた。

武蔵野音大にはもしかしたら映像などが残っているのではあるまいか。この様な時代になったのだから有ればアップロードしてくれたらありがたいのだが。

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オリエント急行の時代

2020年09月22日 | 音楽
https://youtu.be/udBOfPpIfUs

往年の大テノール、ベンジャミーノ・ジーリが主人公のコメディの一場面を紹介しようか。

ある小さな町、ジーリ扮する店員が働く音楽の店に歌手が買物にやって来る。

歌手がある歌のメロディを口ずさむとジーリ扮する店員が間違いを指摘する。

素人に何が分かる、自分は20年間これを歌っているのだと歌手は威丈高である。

それでは貴方は20年間間違えて歌っていたのだと店員は言い、最後には本気で歌い始める。

筋書きはこの様に他愛もない、馬鹿馬鹿しいものである。

しかしこの時代の歌手がどれほど愛すべき存在として扱われていたかが分かり、僕はその空気を楽しむ。

店員が歌った結末は動画を見て貰えば誰でも理解できる。

イタリア語は全く分からないが、3、40年昔ドイツ語吹替えで見て面白く思った。この場面の細部はどんな会話だったか、もう思い出せないが、そんな事はどうでも良いとしか言えない。

たまには息抜き動画でも紹介しようかと思って、ふとこの場面を思い出し、あれこれ検索してやっと見つけた。
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