季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

国歌は面白い

2018年05月15日 | 音楽
先日F1のスペイングランプリが開催された。

スペイン国歌が流れたあと、何やら聴いたことのない音楽が演奏されている。何だい、これは?家族が直ぐに調べてカタロニア州歌だと言う。

そうかい、いやぁスペインも大変だなぁ、こんな反抗的な歌を州歌にしている地方があるのでは。

家族が歌詞の意味も調べると果たして中々勇ましい歌詞なのである。

搾取する者に対して鎌を取って立ち上がれ、そんな感じ。

音楽は具体的な何物も表さないというのは本当なのであるが、同時にある種の気分を伝えるとも言える。

それを如実に示す好例だと思う。トルストイが行進曲で行進するのは分かる、ワルツで踊るのも分かる。ではクロイツェルソナタのような音楽を聴いて人は何をすれば良いのか?と激しく自問自答するのはこんな事なのである。

つくづく音楽は面白いと思った次第である。