パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

キッチンエイドでカステラ

2009-10-31 18:49:47 | キッチンエイド
キッチンエイドを購入したときにどうしても作りたかったものにカステラがあった。手元にある「イチバン親切なお菓子の教科書」にレシピや作り方が親切に書いてあるのだが、全卵+卵黄で作るので卵白があまってしまい、始末に困りそうなので今日まで作るのを躊躇していた。しかし、あるページでシンプルな材料のレシピが紹介されていたので参考にして作ってみた。

キッチンエイドを使うととても簡単。材料を計測して順に混ぜるだけ、焼成までがあっけない。粉を混ぜるのもキッチネイドで大丈夫なのでスポンジケーキ、ジェノワーズよりも手がからない。時間はかかっても手間がかからないため、仕事から帰ってから十分、余裕で作ることが出来た。

1日ラップに包むと上に蜜がしみて、中もしっとりしてカステラ専門店の物と変わらないできばえ。いや、自分で作った分、おいしく感じる。カステラって買うと結構高いが、このレシピだといい材料を使っても安価に出来る。70~80個ぐらい作ればキッチンエイドの元がとれそうだ(笑)。



レシピはこちらを参考にしました。

四角の18cm X 18cm のセルクルを使用。分量は以下のとおり。

卵       6個
砂糖      190g
蜂蜜      大3
湯       38ml
スーパーキング 150g

焼成はガスオーブン180度予熱、投入後、1分間で泡きり2回を繰り返し、8分180度焼成後、160度約30~35分。冷却中ペーパーで上を覆い、冷却後、ラップし、1日放置。


キッチンエイドでスポンジケーキ(ジェノワーズ)

2009-10-28 00:39:05 | キッチンエイド
キッチンエイドの本領はやはりお菓子にあると思うのでスポンジケーキ(ジェノワーズ)を焼いてみた。前回ケーキを焼いたのはSOB-14で2年前まえだった。今回はSOB-14を使わず、ガスオーブンで。

結論から言えば、すごい!の一言。ジェノワーズを焼いたのはこれで2回目だったが、信じられないくらいうまく出来た。一番気をつけたのは湯煎でしっかり温めて小麦粉をしっかり混ぜこんでも泡がつぶれないくらいに泡の安定化をはかったことだ。


断面もしっとり、ふわふわだ。



ヒットムック料理・お菓子シリーズ
自信のつくお菓子レッスン1 スポンジケーキ 

学研

という本を参考にしました。



デュエリオ1斤パン ~1斤ローフ・ブレッド@SOB-14シリーズ(^_^)~

2009-10-25 22:09:21 | パン
SOB-14で焼成する1斤パンは楽しい。毎度毎度、こんな小さなオーブンで1斤パンがきちんと焼けるのは驚異と思ってしまう。1斤というサイズはうちの家族が1~2日、だいたい1~2食で食べる量なのでパンが劣化する前に食べきれるというのはいい。
今回はデュエリオを使ってみた。慣れてきた頃が危ない、油断大敵とはよく言われるが、ちょっと焦がしてしまった。




だいたい以前と同じ。
変えたところはデュエリオ50% スーパーキング50%とし、給水を70%にしたところぐらい。(あと、温度を高めにしてしまったこと(笑)。

叉焼

2009-10-24 23:30:46 | 料理
先日、新型インフルエンザ・ワクチンを投与された。救急当番をすることがあるためだ。本来ならば整形外科にはインフルエンザ患者は来ないはずだが、腰痛を訴える患者の中にまぎれているかもしれない。実際、当番日に腰痛患者の熱を測ると時々発熱して38度近い患者がいる。何事も予防が大事だ。

ところで、インフルエンザと言えば、タミフル。原料にシキミ酸という物質を使うらしいが、これが八角から抽出していて歩留まりが悪いため、八角が高騰し、タミフルが一時期、品不足になるんではないかと騒がれていたときもあった。まさに、ど~する? タミフル♪(古っ!)なんて状態だったが、コーヒー粕などから安価に抽出できる方法を山口大学の松下教授が開発したため、今後はそれほど心配がいらなくなる可能性が高いらしい。

そのため八角の高騰、品不足も落ち着いてきたようだ。というわけで、インフルエンザ~タミフルつながり(?)から八角を入れて叉焼を作った。タミフルは八角が原料なら八角はインフルエンザに効果があるのでは、と思えるのだが、シキミ酸、八角を摂取しても効果はないらしい。まあ、ねぎと生姜をたっぷり入れたのでこの叉焼も「風邪」に全く効果がないと言うわけではなかろう(笑)



作り方は以前のとおり。ただ、煮汁は以前に作った時に冷凍保存しておいた物にしょうゆとみりん、砂糖を適当に足した。

キタノカオリで1斤牛乳パン

2009-10-22 05:45:45 | サンヨーSOB-14 チャレンジシリーズ
このところ食べきりサイズの手軽さから1斤パンをよく焼いている。
今回はキタノカオリで焼いてみた。

スーパーキングより膨らみは弱いが、これはキタノカオリを使ったからというより、粉乳を使わず、牛乳を使ったためによるところが大きいかもしれない。

牛乳+キタノカオリでスーパーキングに比べてかなり濃厚な味わいだ。



キタノカオリ      250g
水         77ml
砂糖          13g
牛乳          92g
塩           3.5g
イースト        3.5g
バター         15g


バター以外の材料をキッチンエイドに入れてこねる。ある程度混ざったらバター投入。こねて一次発酵。パンチ、ベンチタイム後、ローフ形に成形。二次発酵後、焼成SOB-14 180度20分 160度10分。

SOB-14でローストビーフ

2009-10-16 06:37:38 | サンヨーSOB-14 チャレンジシリーズ
円高の影響で一時値段の上がったオージービーフもこのところ落ち着いてきた。安くなってきたもも肉でローストビーフを作ってみた。水増し、添加物いっぱいの既製品のハムを買うより安い牛もも肉を買ってローストビーフを作った方がおいしくて、財布にもやさしいし、安心だ。

SOB-14はオーブンレンジと違って加熱も早いし、こんな時に便利に使える。涼しくなってオーブン料理も苦痛でなくなってきたのか、このところSOB-14をオーブンとして使うことが多くなった。



作り方はこちら。

もも肉はタコ糸でしばるか、肉用の網を使ったほうがきれいにできる。

SOB-14で鮭の簡単グリル

2009-10-12 18:29:45 | サンヨーSOB-14 チャレンジシリーズ
先日、スカパーでオーブンで作る鮭のグリルを紹介していた。シェフはイギリス人のようだった。番組の中で養殖物は安いけれど、天然物の鮭よりも脂が多くて味は落ちる、本当は天然物を使いたいけれど、結構な値段がするので今回は養殖物で、と言っていた。

自分は養殖物の脂が苦手だが、日本では人によっては養殖物の方が脂がのっているとわざわざ選ぶ人もいる。気になって色々調べてみたところ面白いことがわかった。

http://www.food.maruha-nichiro.co.jp/salmon/data/index.html

マルハニチロの鮭についての解説ページを読むと日本は鮭の輸入国であり、輸出国でもあるみたいだ。平成15年以降、輸入量はさほど変化していないが、欧米での鮭の需要増もあって輸出量が急速に増加しているらしい。輸入はチリからが他のところより圧倒的に多い。以前、読んだ本にチリは鮭がもともといないということが書いてあったので、チリ産はほぼ100%養殖物だろう。

チリの脂いっぱいの養殖物をありがたがって買って自分のところのおいしい天然物は売ってしまう。なんか、もったいない感じもする。もっと日本の鮭を食べてもいいんじゃないかな。おいしいと思うし。

というわけで、今、秋鮭が季節なのでSOB-14を使って料理してみた。

番組であったようにオーブン皿にすべてをのせて焼くだけ。実に簡単。残った鮭と野菜は翌日、マヨネーズであえてサンドイッチにした。これだけの手間で2食分の惣菜が完成。



オーブン皿にペーパーを敷いて塩と胡椒、タイム、バジルを鮭の置く場所にまいて、鮭を置いて上から再び香辛料をまく。横に鮭の汁を吸うように適当にありあわせの野菜を置く。今回はたまねぎ、セロリ、ミニトマト、にんじん。

上からニンニクをつけたオリーブオイルを注いで、焼くまで冷蔵庫の中でキープ。

最高温で予熱したSOB-14でグリル。だいたい20分程度(時間は詳しくは計っていない)

SOB-14で焼く1斤山食ってなんか粋だねぇ

2009-10-03 23:09:26 | サンヨーSOB-14 チャレンジシリーズ
前回の成功に気をよくして、今回、普通の山食1斤パンをSOB-14で焼成した。
SOB-14の中で焼成されていくパンを見て、焼いて、味わって、ふと、思ったことがある。

昭和の遺物のような簡素なオーブンで焼く簡素なパン。1斤というのも何だかわびしい。でも、焼き上がりの香りと焼きあがって少したった一番いい状態で、ふんわりとした食感を味わうと、それは簡素とはほど遠い複雑なものを感じる。単純さの中に存在する一種の「わび」「さび」。これって粋?

熊「なんでぃ、オーブンって言うから見に来て来てやったが、こりゃおもちゃじゃねぇか。ままごとしに来たんじゃねえぞ」
八「まあ、熊さん、とりあえず、一切れ、いってみな」
熊「ううう、、悲しいねぇ、うまいねぇ、昔、うちの専属料理人が石釜で焼いたパンを思い出すねぇ」
八「えっ、熊さん、いいところのお坊ちゃんだったんかい?」
熊「いや、何、それだけ、うめえってことよ」

結論:SOB-14は江戸っ子のオーブンだと思う。



スーパーキング     250g
水         160ml
砂糖          13g
全粉乳         10g
塩           3.5g
イースト        4g
バター         15g


バター以外の材料をキッチンエイドに入れてこねる。ある程度混ざったらバター投入。こねて一次発酵。パンチ、ベンチタイム後、ローフ形に成形。二次発酵後、焼成SOB-14 180度20分 160度10分。