パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

SOB-14 + Staubのテリーヌ型 で温泉たまご

2011-06-21 23:38:08 | サンヨーSOB-14 チャレンジシリーズ
震災の影響でいわき市の住宅街で温泉が突然噴出したというニュースを見た。イオウの臭いがきつくて閉口している方々がいる一方、自宅に持ち帰って温泉を楽しんだり、温泉たまごを作っているつわものもいるらしい。

ニュースを見ながら不謹慎なことに温泉たまごを食べたくなり、作ってみようと思いたった。70度程度を30分ほど保ちながら加熱すればいいらしいのでSOB-14とストウブのテリーヌ型で試してみた。



LLだったかLサイズか忘れたが、15cmテリーヌ型に3個入った。

一応、温度を時々チェックしながらやってみたところ黄身もねっとりしていい感じ。



SSサイズのたまごでも同じようにやってみたところ何とか6個入って同じように問題なくできた(見出し画像はSSたまご)

なお福島では温泉たまごのことをラドン放射能温泉にちなんで「ラジウムたまご」と呼ぶらしい。



塩少々、酢少々をストウブ・テリーヌ型に入れ沸騰したお湯を注ぐ

たまごをその中に入れて蓋をしてSOB-14へ


SOB-14 100度 30分 終了後、そのまま蓋を取らずに25分放置
水切り、自然冷却とする


イギリスパンを高温焼成で作ってみた

2011-06-19 10:49:13 | パン
イギリスパンを焼成。堂々たる出来だ。やはり高めの温度で焼成したのがよかったかもしれない。
高めの温度で焼成するようになってからクラストがしっかりしてケーブインが抑えられるだけでなくクラムもふわふわ感が増している。




配合はほぼいつも通り
     

中力粉ジェニー 200g
1CW       920g

焼成方法は

コールドスタート 230度 10分 ⇒ 200度 10分 ⇒ 180度 20分



安納芋で干し芋

2011-06-18 23:57:57 | 菓子
冷蔵庫の奥から干し芋が出てきた。震災直前に天日干していた安納芋で原発事故により放射線が大気中に撒き散らされたというニュースを聞いてあわてて取り込み冷蔵庫の奥底にしまい忘れていたものだ。
電子レンジで軽く温めて食べた。
おいしい。皮まで食べてしまった。

おいしいのだが、食べた後、ふとため息をついてしまう。

あの3月11日を境に全てが変わってしまったような気がする。
しかし、こうやって震災直前に干していた芋を口にするとこの芋が3月11日という日、その一瞬を封じ込めた物体のように思えてくる。

Time present and time past
Are both perhaps present in time future,
And time future contained in time past.
If all time is eternally present
All time is unredeemable. 

現在も過去も
未来において存在し、
未来は過去に内包される
全ての時間が永久に存在しそこにあるのなら
全ての時間は取り返せない


Burnt Norton by TS Eliot




オーブン皿にピザストーン、石を敷き詰め200度、コールドスタート 30~40分 焼く

冷めたら外で数日間~1週間ほど天日干し

ラム酒で減塩カリカリ青小梅漬け

2011-06-16 06:47:15 | 料理
今年も青小梅でカリカリ漬を作った。毎年、赤紫蘇を入れて赤くするのだが、今年はどうしよう。紫蘇は後から加えてもいいのでとりあえず紫蘇なしで楽しむことにしよう。

ラム酒を使うことにより減塩で風味よく仕上がる。



小梅 1kg に対して

塩 100g
ラム酒50ml
にがり 30~50ml


1)小梅を洗った後、1~2時間水に漬けておく
2)水を切った後、へたを取ってラム酒(分量外 適量)で洗浄
3)塩・にがりとともに漬ける 10日~2週間ほどで完成
4)ここで塩もみした紫蘇を加えても良い 
  1ヶ月以上保存する時やカリカリ感を失わないためにはここで冷蔵庫へ

クランペット

2011-06-15 22:39:13 | パン
夏になったので早朝からクランペットを作った。使った小麦粉は日本製粉のフランスパン用粉、ジェニー。気泡もいい感じで焼成できたと思う。




ジェニー     170g
水        230ml
全粉乳      10g
塩        3g
砂糖       6g
卵        大1
赤サフ      3g


セルクルを用いてスキレットで焼成する。


ローストビーフ

2011-06-07 06:17:31 | パン
病原性大腸菌O104による集団感染がヨーロッパで問題になっている。この菌はこれまでの病原性大腸菌と比べ死亡率が高く抗生剤に対しても耐性があり、死亡例は20から40台の健康な女性に集中しているらしい。スペイン産のキュウリが一時感染源として疑われ、この年代の女性に死亡例が多いのは厨房に立つ事が多いから、という説もあったらしいが、このところ「もやし」が原因として疑われているようだ。

日本でもつい最近、牛肉から病原性大腸菌の集団感染があったばかりだ。昔、豚肉は生だと食べてはいけないが、牛肉は大丈夫、などと言っていたように記憶しているが、今思うとあれは「都市伝説?」だったのかもしれない。

マギーキッチンサイエンスという料理における科学の分厚い本にレアのハンバーグステーキの安全な作り方が記載されている。それによると牛肉の塊を沸騰したお湯で60から90秒ゆでて表面の菌を殺菌し、直ちに隅々まで消毒した肉挽き器で挽いて調理するというものだ。菌は肉表面にいて中まで入らないのでこうすれば安全で、ひき肉にしてしまえばゆでた表面の食感も気にならなくなるらしい。ただ自分は生肉が好きではないのでここまで手間をかけて食べる気にはなれない。





オージービーフもも肉をローストしたが、食中毒を気にしてしまいやや火を通しすぎてしまったかもしれない。少しパサついてしまった。