パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

ズンダおはぎ

2011-09-25 00:20:38 | 菓子
巷では連休。お彼岸。でも自分は仕事。帰宅すると待っていたのはおはぎ。ズンダ餡と小豆餡。

妻と子供たち皆で作ったというズンダ餡。枝豆を茹でて皮をむいて、、聞いてもしのばれる結構大変な作業。小豆餡まで手が回らずこちらは仕方なく出来合いの餡。

久しぶりのズンダ餡のおはぎ。ありがたくいただいた。




自分で作ったわけでないのですが、、、

ズンダ餡の作り方。

枝豆を茹でて皮をむき、ミキサーにかけた後、砂糖と塩を加える。分量は完全に目分量とのこと。少し火にかけて水分をとばすらしい。

3歳児によるうさぎ(犬?)パン成形から考えるbaby-led weaningの効果

2011-09-17 22:00:36 | パン
小学2年の子が粘土遊びで覚えたのだろう、うさぎパンを作りたいと言うのでツインバードのホームベーカリー、PY-D432でパン生地を作ってあげた。これ位の大きさでと言われた通りに分割した。(焼成時間の目安がつかなくなるのでパン一つで55~60gに分割。成形に手間取るのを見越してやや発酵は抑えめ。)本当に楽しそうに成形をしている。パン作りは粘土遊びだなぁ。子供はうさぎパンと言うがどうみても犬のようだ。まあいいか。その他、丸パンとかソーセージパンを成形。

そうしたら3歳の子が手を洗ってきたよ、やらせてとよってきた。粉だらけにされても困るので「今度ね」と言ったところ泣き出してしまった。それを見ていた妻が大丈夫、洗濯物だって早くきれいにたためるし、出来ると思うからやらせてあげてくれと言うので汚されるのを覚悟でやらせてみた。3歳と言ってもまだ3歳と3ヶ月、無理だろうと思って捨てるつもりで適当に生地を渡したらこれがなかなかの腕前。手際よく、形良く生地が棒状に伸びていった。


せっかくなので生地をちゃんと渡してやらせてみた。形作りは上の子が少し手伝っていたが、ほとんど自分で成形できた。焼き上がりも上の子が作った物より良い。力がそれほど入らないため生地が優しく扱われたためだろう。焼成後、30分ほど落ち着かせて、自分で作ったパンは自分で食べて、と言って渡したら一口食べて「ん~ん、おいしい!」と叫んだ。一口もらい食べて褒めたら得意そうになっていた。(もちろん上の子のパンも褒めた。)




親バカが少し入ってしまうが、横で見ていただけで特に教えもしなかったのにこれだけ器用にできるのには驚いた。洗濯物もきれいに早くたためると言うし、もしかしてbaby-led weaningの効果かもしれない。

三つ子の魂百まで。幼い頃から実生活で出来るだけ色々やらせるのは生きていく術を身につけるという点に於いて重要なことに違いないと今回、あらためて感じた。親、特に父親はドンと構えて子供の不始末、ケツを持つ気合でいないといけないのだろう。多分、baby-led weaningも単に離乳方法というのではなく、そういった哲学の一環と捉えるべきだ。あれやってはいけません、これやってはいけません、何でこんな事したの、というのは子供のためにはならないんだな、と今更ながら反省。




配合は前回参照。

SOB-14とPY-D432Wで丸パンとドーナツ

2011-09-15 21:51:53 | パン
前回、予約でPY-D432Wを使ってパンを焼いたところ気温が高く発酵過多となってしまった。PY-D432Wは捏ね、発酵、パン生地作りなど各工程を安いながらも独立して行なえる機能を持っているしちょっと早く家に帰れたのでパン生地作りをこの機種で行って見ることにした。使用オーブンはSOB-14。この合わせて実売価格1万円ちょっとのコンビでどこまでできるか楽しみだ。

スーパーキング500gで仕込んだが、ちょっと多過ぎたようで丸パン約60gが11個でオーブン皿がいっぱいになってしまった。そこで残りをねじりドーナツとしてチョコレートで仕上げた。




ドーナツの出来上がりが夕方5時でちょうど子供達が帰って来たのでおやつとして奪い合うように食べられてしまった。ドーナツの出来はとても良くフワフワ。残りの生地で思いつきで作った物とは思えない。ドーナツ専門店にも負けない。何せ油はピュアオリーブオイル。



肝心のパンの出来はこれまた手前味噌だが、素晴らしい。直火で上から火が当たるので焼き色が食欲をそそる。1時間ほど落ち着かせて見たが、これまたフワフワ。家族皆で食べて幸せな気分に浸れた。1万円少々の機械でパンが簡単に焼けて幸せになれるなんて凄すぎる。

橘曙覧よろしくちょっと短歌でも詠みたくなる。

たのしみはまれにパン焼いて兒等(こら)皆がうましうましといひて食ふ時




スーパーキング 500g
塩 6.5g
にがり 10g
砂糖 50g
卵 + 水 280g
バター 50g
赤サフ 7g

PY-D432W の生地作りモードでスタート。発酵途中で終了。残り時間40分ぐらいで終了。

約60gに分割。成形し紙を敷いたオーブン皿の上で発酵。2次発酵後、SOB-14で焼成180度15
分。この時、霧吹き替わりに牛乳を表面にたっぷり塗ると良い。

ドーナツは細長く成形後、ねじって165度のオリーブオイルで揚げる。


3710円でTWINBIRD PY-D432W を購入してしまった。

2011-09-12 21:47:46 | パン
餅つき機で捏ねて整形して焼成というのが自分のパン自作のスタイルだ。ホームベーカリーは以前MKの1万円程度の機械を使っていたのだが、修理を繰り返して3年ほどでパンケースがダメになってしまった。リプレースのパンケースが送料も含めて6千円程度だったこと、餅つき機で自作したパンにはかなわなかったということ、場所をとるということでMK製ホームベーカリーの使用は断念してしまった。

その後キッチンエイドも購入して使っていたりした。キッチンエイドは片付けは楽でハースブレッドの出来は良かったが、捏ねる力が弱く、最強力粉を使うようなイギリスパンの出来は餅つき機の方がはるかによかった。結局、最近は餅つき機ばかり使用している。本当に餅つき機はモーターも頑丈でいい。10年以上これだけ酷使して故障知らず。元は完全に取れている。ただ、たいした手間ではないのだが、片付けなど時々面倒くさくなる。そうしたら先日、TWINBIRD PY-D432W という機種がアマゾンで3710円だったのでこの値段だったらと衝動買いをしてしまった。多分、新製品が出る前の在庫処分価格なんだろう。ホームベーカリーが市場に出たのは昭和62年。1斤焼きで価格は36,000円だったらしいから四半世紀で10分の1だ。他社とは言え、部品の半額近い。そして1斤あたりでは20分の1だ。経済的には新しいのを買った方が良くなってしまう。ちょっと複雑な気持ちだ。

早速、タイマーで自動で朝できあがるようにセット。



ちょっと気泡が大きい。これは気温が高く一次発酵過多のせいだろう。味はまあ、悪くない。ふわふわしているが、肌理は粗い。全自動で発酵状態が調節できないのならこんな物かもしれない。当然、発酵を調節し、きちんと作っているいつものイギリスパンとは比べようも無い。でも3710円という値段を考えると素晴らしい出来だ。発酵を調節すればいいかもしれない。



ホームベーカリーについてきたレシピで作りました。

スキレットで調理も片付けも簡単、オーブンでチキンソテー 

2011-09-07 22:45:48 | 料理
うちでは肉を焼くのは自分の役割だ。帰宅してから肉を焼くのだが、オーブンを使うので実調理時間はそれほどでもない。鶏などはオーブンを使うと皮がカリッとなっておいしい。
また、スキレットを使い、赤ワインで洗うことによりソースを作ると同時にスキレットの洗浄も行える。エコで手間があまりかからない。スキレットは渡米した直後に購入したもので使い始めてからもう少しで20年だ。少々重いがテフロン加工のフライパンより長持ちするし手入れも楽なので手放せない。



鶏肉  500g 
塩    5g
砂糖   2g
カレー粉 1g
にんにく 1かけ
玉ねぎ、長ネギの切れ端など冷蔵庫の奥の野菜 適当

スキレットに油とにんにくを入れ、火にかける。
ある程度にんにくに火が通ったら塩、砂糖、カレー粉で下味をつけた鶏肉を入れ両面を焼いてフランベ。
焦げ防止のため香味野菜を下に敷いて皮面を上にしてスキレットごと180度のオーブンへ投入。
20~30分後、100度に温度を下げてそのまま食べる直前までオーブンの中で保温。

肉を取り出したら油を捨てて残った野菜を赤ワインで煮てスキレットの底を野菜でこすり取るようにする。ある程度煮詰ったら別の容器にソースを取り出し、スキレットに赤ワインを加えてこれを繰り返す。こうすることによってエキスを無駄にせず、またスキレットの洗浄が出来る。

ソースを肉に加えて出来上がり。

スキレットはたわしとお湯でざっと洗っておしまい。油が残っているようなら重曹湯で洗う。

片付けも手間がかからない。

ピザ・マルガリータ (ピッツァ・マルゲリータ Pizza Margarita)

2011-09-06 06:58:14 | パン
庭のバジルも花が咲いてきたのでそろそろ終わりのようだ。
そのバジルでピザ・マルガリータを作った。
いい感じの仕上がり。





ドゥはいつものレシピで。

ドゥの分量

スーパーキング    300g
薄力粉        200g
水          325ml
にがり        10g
塩           5g
赤サフ 7g

フレッシュバジルのスパゲッティー

2011-09-05 18:20:45 | 料理
週末、家で留守番をしていた時に昼ご飯に作ったスパゲッティー。
庭でバジルを摘んでさっと作った。10分少々で作った。

中華鍋を使っているので鍋を洗うのもスパゲッティーを茹でたお湯と茹で鍋を洗った水で洗剤も使わず簡単に片付けも済ませました。



レシピというほどでもないのですが、、、、、

スパゲッティーを茹でる傍ら、玉ねぎ半分ぐらいを適当にカットして電子レンジで加熱。
ニンニクと油を中華鍋に入れて火をかけ、ニンニクに火が通ったらその玉ねぎとカットしたソーセージを加え火を通す。

茹でたスパゲッティーを加え、火を消して刻んだバジルを加え、オリーブオイルをまわして出来上がり。

バジルとオリーブオイルは熱を加えすぎると香りが飛ぶので火を止めてから加える。

マサラオイル

2011-09-02 21:20:42 | 料理



子供たちの夏休みが終了し庭に出しておいたプールを片付けた。9月になった。8月はほとんどが暦の上では秋なのだが、9月になってやっと夏が終わった気がする。ちょっと前、スカパー Stardigioで聞いた松田聖子の曲ピーチシャーベットで「真夏の8月」と歌われていたし、やはり8月中は真夏という感覚が普通なんだろう。このピーチシャーベットという曲は今年初めて聴いたが、シングル盤では発売されたことは無いにも関わらず人気がある曲らしい。early 80s の雰囲気がよく出ているためだろう。調べたら作詞は松本隆、作曲は杉真理だった。なるほど。







80年代、高校時代、某予備校の市ヶ谷校舎に通っていた時、近くにシャープのだったかショールームがあって夏などオーディオ室でレコードを借りて涼みながら時間をつぶしていたものだった。平日などたいてい人はほとんどおらずガラガラでオーディオ室を占領出来た(時間制限はあったと思うが)。でもレコードの種類は少なくてクラシック、ジャズ数枚にニューミュージックは竹内まりやとナイアガラトライアングルぐらいだった。その当時は深く考えなかったが、今になるとなんとなくショールームの担当者の趣味や出身校がわかる。とまれこのピーチシャーベットの曲調からふとそのショールームで過ごした時間が蘇ってきた。(松本隆と杉真理だし。)ちょっと年寄りっぽいが、いい時代だった。当時は高度経済成長が終わり、過激派も勢いを失い、バブルまでの狭間のちょっとホッとした時代だったような気がする。その後、バブル、陰惨な少年事件、オウム事件、震災、と悲しいことに日本は崩れていってしまった。もうああいう気を抜ける時代はこないかもしれない。もっともその時代でも北朝鮮の工作員は誘拐や爆破テロなど暗躍していて裏ではホッと出来ない時代だったかもしれないが、、、

そんな良き80年代、インドを旅行してインド文化、料理に魅せられた。自分にとってインド料理は80年代の良い思い出とともにある。まるで様々なスパイスが混然一体としているように。そんなわけで行く夏を惜しみつつ震災で傷ついた心に80年代の色々ないい思い出を取り戻そうとふと思いたちマサラオイルを作った。一振りカレーはもちろん唐揚げなどに使うとスパイスの香りでインド風になり当時のことを少し思い出し一瞬でも嫌なことを忘れることが出来るかもしれない。




油   200~300ml

なんでもよい。自分はフライ、てんぷらで使用した油を濾して使っている。酸化に強いグレープシードオイルやオリーブオイルを180度以上にしないように揚げ物をすればトランスファットもそれほど増えないので問題なく使用できる。ギーを使うとインドっぽいが使用したことことがないのでわからない。

たまねぎ          小~中 1/2個 みじんぎり
しょうゆ漬けにんにく    2かけ
しょうが          2かけ

スパイスは唐辛子とガラムマサラ以外ホールで

A)
クミン      大1
マスタードシード 大1
シナモン     1/3本
カルダモンホール 大1
コリアンダー   大1
フェンネル    大1/2
オールスパイス  大1

B)
ガラムマサラ   大1
唐辛子      大1
ココナッツ    大1

A)のスパイスを乳鉢でざっとつぶし、160度程度の油で香りを出すまで炒める。そこにたまねぎを電子レンジで加熱したものとしょうが、にんにくを加え、色が変わるまで炒めるというより油で煮るという感じ。160度を超えない程度の温度で。
色が変わったら火をとめ100度程度に温度を低下させてB)を加える。