パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

スイカの粕漬け

2013-08-28 01:07:35 | 料理
今回は旅行記以外のお話。

妻がきゅうりの粕漬けを作っていたので、そこに塩漬けしたスイカの皮を入れて熊本名産スイカの粕漬けを作ってみた。奈良漬のように古漬けになるぐらいに漬けるとおいしいらしいが、数日つけただけのもパリパリしておいしい。赤い果肉の微妙な甘さがいい。かじる前に果肉を皮から分離して別に皮はかじっていないのだが、形からかじったあとを連想させるのか、子供たちはきゅうりばかり食べてスイカは食べたがらない。こんなにおいしいのに、、、、

スイカの他にメロン漬けもおいしいらしい。粕漬けと言えば瓜で作る奈良漬だが、きゅうりもスイカもメロンも瓜の仲間だから粕漬けがあうのだろう。実は先日、とてもおいしい北海道産メロン(夕張ではないが、、、)をいただいたのだが、うっかりしてそのまま食べてしまった。本当に残念なことをした。



1~2日塩漬けしたスイカの皮を粕漬けの中に漬けるだけ。
(粕漬けのレシピは自分で作ったわけではないのでよくわかりません。)


アメリカ旅行記12 やっぱり、南部はいいなぁ

2013-08-26 20:37:22 | 教育
Morilton ArkansasのSuper8モーテルには19時ごろ到着。近くにはピザやハンバーガーなどファストフード店とKrogerというスーパーマーケットぐらいしかなかったので、Krogerで冷凍食品とカット野菜を購入して部屋で食べた。

この日はイースターの土曜日でレジをやっているおばさんから「復活前夜祭の休日を楽しんでいる?」と声をかけられた。昔、南部に暮らしていた頃だったらこういう時、「まあまあね。ありがとう。」てな具合に適当に答えたと思う。祭日なのに冷凍食品とカット野菜で楽しい晩餐なわけないし、レジをしているおばさんも休日の夜働いていてイースターなんて家族とともに過ごす日の一つなのに、これまた楽しいわきゃない。こういったのは気遣いのこもった挨拶で、所謂サザンホスピタリティーの範疇に入るものだ。ネバダでもテキサスでもオクラホマでもこういったのは無くて、しかも久しぶりだったのでついつい真面目に答えてしまった。

自分(以下自)「実はヴァケーションで明日リトルロックに行く予定。リトルロックで宿が取れなかったからこの町に泊まっている」
おばさん(以下お)「え~、そうなの。どこから来たの?」

南部の人はおしゃべりが多いのか、真面目に答えると会話が弾んでくる。

自「日本から」
お「アメリカはどこかいった?」
自「飛行機でラスベガスに来て、グランドキャニオン見てあとはI-40を車で来たよ。おとといアリゾナを出て、昨日アマリロに泊ったとこ」
お「え~っ、それはすごい!」

とそこでおばさんが、横のレジの別のおばさんに

「ね~ね~この人たち日本から来たんだけど、飛行機でカルフォルニアに来て、そこから車でここまで来たんだって。すごいよね~」なんてこと伝えた。
(う~、ラズベガスはカルフォルニアじゃないんだけど、、、、南部の田舎だからしょうがないか)

横のレジのおばさんも

「アメリカ楽しんでってね」とニコニコ顔。

会話が弾んでいくと、こころなしか自分のしゃべり方も何となく南部なまりになっていく。

お「そうそう、お会計しないとね。クローガーカード持ってる?」
自「No, sir」

南部だと質問されたら答える時にsir とかma'amとかつけるのだが、南部なまりになったついでにその習慣が自然に出てきてしまった。だが、出てきたのはよりによってsir.....

おばさん苦笑しながら

「ノーノー、sirじゃなくてma'am でしょ」 と。

お「クローガーカードないと高くなるし、作るの無料だから一つ作る?」
自「Yes, ma'am」

お「そうそう(笑)今度はちゃんと言えたね(笑)。」

買い物ひとつでもお互い気分よくなれる。南部はやっぱりいいなぁ。実はアーカンソーの田舎、夜で東洋人が出歩くことの危険性を感じながらかなり緊張していたのだが、気分よく買い物ができた。

買ったのはマカロニチーズ。アメリカの冷凍食品と言ったらこれでしょ、やっぱ。





以前、アメリカにいた時の経験から冷凍食品の中華はまあまあだが、冷凍食品のマカロニチーズはまずいものと思っていたが、今回購入したやつはまずくない、というか結構、おいしい。意外だった。

テレビをつけたらアメリカ版・料理の鉄人を放送していた。


今日のお題は缶詰のツナらしい。



マクドナルドも日本のマクドナルドと違って生のきゅうり等、野菜が結構入っていておいしかったし、冷凍食品もおいしくなっている。どうも自分がアメリカを離れた後、アメリカの人たちの舌が肥えたらしい。




アメリカ旅行11 えっ! トルネード?

2013-08-25 10:19:45 | Weblog
病院を退職して無床診療所で働きだしてから(いわゆる町医者です)いろいろ忙しくて3か月間もブログの更新ができませんでした。すみません。

それでは、アメリカ旅行記の続きを、、、

Arkansasの風景はArizonaの荒涼とした風景、TexasやOklahomaのひろがる草原とちがって森や林など広がり、日本の東北道などの風景を思わせる。

ArizonaからTexas、Oklahomaまでつながりの悪かったモバイルWifiの電波がArkansasに入ったとたん、つながりやすくなった。アーカンソー州は携帯電話の電波局が他の州に比べて整備されているのだろうか。これも90年代にインターネットの整備を一生懸命推進していたクリントンやゴアのおかげなのだろうか。

てなことを思っていると前方に怪しい雲のようなものを発見。



えっ、トルネード?????????????

今年5月下旬、Oklahoma City近郊でトルネードの被害があって大勢の方々が被害にあわれたが、Arkansas、Oklahoma、Texasはトルネードの来襲が春から夏にかけて多いところだ。3月の下旬にトルネードが発生することはまれではない。



幸い(?)、Wifiがつながっているためネットで見たが、トルネード発生の警報は無かった。Google mapでチェックするとこの怪しい雲のようなものはどうもアーカンソー川の近く、Russelvilleという町あたりから発生しているらしい。





黒い回転するような積乱雲、いわゆるスーパーセルがトルネードにしてはない。また警報が出ていないので工場の煙だろうと結論してよく見たら原発から出ている水蒸気だった。

やれやれ。

Russelville Arkansasには原発があってArkansasだけでなく、南部の諸州に電気を供給している。実はこの翌日、この原発のメンテナンス中に発電機が落下するという事故があった。幸いなことに放射能漏れは無かったが、たまたま発電機の下にいた人が亡くなったらしい。

Morilton ArkansasのSuper8モーテルには19時ごろ到着。明日はリトルロックへ。