別にこの間、東京新聞に載っていたアーカンソー KKKの記事に触発されたわけではないのだが、久々にアメリカ深南部スタイルっていうかたぶん、アーカンソースタイルのバーベキューをしてみた。(というか下ごしらえを始めた時に偶然にもあの記事を目にしたのだ。)
どうも日本でバーベキューをするというと牛肉の薄切りに焼きそばが定番のようだが、アメリカ南部人に言わせればあれはバーベキューではなくてgrill:焼肉か
Teppanyakiという代物だろう。ただ、grillと同義に使うこともあるので必ずしもそうではないのだが、アメリカ南部英語でbarbecueというとどうやら燻製に似た感じで時間をかけてゆっくり火やスモークで調理する方法を指すことが多いようだ。
で、BBQにも土地柄ってものがあって、南部ことにdeep southではポーク・リブが主流のようだ。ただ、アーカンソーでは
Tyson foodというたぶん世界一の鶏肉生産会社があるのでチキンが加わる。これが、テキサスへ行くと牧場の州だけに牛肉だけになるから面白い。
ってことで材料。
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リブ
baby back rib
チキン、できれば骨付きがいい。
ソーセージ(別にこれはsouth styleではないのだが、アメリカのBBQはソーセージかハンバーガーが定番のようなので)今回はあるブラジル人に教えていただいたリングイッサというブラジルのソーセージを使ってみました。
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次に下ごしらえ。
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ソーセージはそのまま。チキンはドライ・ラブといって塩コショウ、ナツメグ、パプリカをまぶして焼くだけ。
リブは玉ねぎとBBQソースにつけ冷蔵庫に2~3日置く。今回は3日おきました。
BBQソース、これは結構、いいかげんに作ってましたが、今回計ってみました。
ある程度いい加減に作ってもなんとかなるので自分で調節してみてください (笑)
水 50ml
きび砂糖、ウスターソース、フレンチマスタード はちみつ それぞれ 大さじ1
ケチャップ 大さじ2
(もしくはスイートチリソース大1+オイスターソース大1)
こしょう、その他お好みでナツメグなど 小さじ1
パプリカ + カイエンヌペパー 小さじ 1
(辛さを調整)
赤ワインビネガー+赤ワイン 大さじ 4
(酸っぱさを調整)
白ワイン 大さじ 2
塩 小さじ 2~3
以上混ぜて一煮立ちさせ、冷めたらソースの出来上がり。
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で、焼き方ですが、所謂スモーカーグリルを使用します。
私は
コールマンのスモーカーグリルを使用していますが、日本では手に入らなくなってしまったようです。需要が少なかったせいなんでしょうか?これがあると便利なだけに本当に残念です。私は日本で購入しましたが、アメリカでは当時60ドル程度だったと記憶しています。
下の段に炭火をセットして汁受けをセット。上段に写真のように肉を並べてふたをして焼く。2~3時間かけて。チップを炭火に加えるとスモークされていい味になります。下の段も金網がセットできて扉から物を入れられるのでスペースを無駄にしないよう焼き芋をいたしました。
2~3時間も待ってられない時は1時間ぐらいスロークックした後、肉を下の段に移して火を急速に通します。
で、やはりsouthern style なんでサンドイッチにしましょう。
実はここ数日で焼いたパンはこれのためでした。
リブはホシノのクッペにはさんで
でリングイッサはでかいので半分に切ってホットドッグ(ピンボケ)
手が汚れても気にせず、ひたすら肉を食らいましょう (笑)