パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

おうちで自家製テキサス2バーガーというよりサザンバーガー

2011-01-23 07:10:45 | パン
マクドナルドでテキサス2バーガーなるものが発売中らしい。自分は食べたことはないが、食べた人によると結構なボリュームで味もまあまあとのこと。何がテキサスかと言うとどうも「チリ(ビーンズ)」の存在がテキサスのようだ。チリは好きだし、ウェンディーズが日本から撤退してからというものファストフードでチリを出す店がなくなってしまったので興味はある。

ただ、マクドナルドは移動の時のファストフードと割り切っているし、わざわざ行ってまで食べる気はないので自分で作ってみた。

まずはバンズ作り。大量に作った。全部で24個。



そしてチリ。これは自家製ベーコンを使った。

先日ローストチキンの副産物、チキン・ブロス(chicken broth)もあったので冷凍庫に保存しておいたビーフ・ブロスを加えてグレービーソースを作った。グレービーソースときたらマッシュポテトだ。



全部盛り付けをしたらテキサスと言うよりはサザン(Southern)になった。



【バンズの配合】

デュエリオ    260g
1CW        860g
水        570ml
牛乳       200g

塩        14g
砂糖       52g
にがり      20g

バター      28g


分割 約80~85g

【チリ】

ダッチオーブンに刻んだベーコン、にんにく、セロリ、玉ねぎ、クミンシード、ナツメグ、パプリカ(お好みでカイエンヌペッパー)、ローレルを入れて炒め、豆、トマトソース、赤ワイン、水、にがりを入れて煮込む。塩・こしょうで味付け。

こちらも参照してください。

【グレービーソース】

ブロスを漉してブラウンになるまでいためたルー(バターと小麦粉同量でじっくりいためる)を加える。

ローストチキン

2011-01-21 06:28:38 | 料理
ローストチキンを作った。下ごしらえを前の晩にしてあとは焼くだけ。詰め物をしてタコ糸で頭とお尻をしばるのだが、しばるときに日ごろの技術の鍛錬が生きてくる。手袋をしているのでなおさらだ(笑)。本当は持針器と縫合針を使用したいところだが、100円ショップで購入した布団針を用いている。縫合が適切だったのでほとんど中の肉汁が出ず、最後に温度計を刺した時に穴から肉汁が噴出した。

肉汁と食べた後に残った骨や詰め物の野菜は下ごしらえをした時に出た鶏のくびがあるのでそれとともに煮て後日グレービーソースを作ることにする。




鶏まる 一羽

塩    鶏 1kg に対して 20g
砂糖   同          10g
にがり             10g
タンドリー用スパイス 同    2g
(こちらを参照)
野菜   適当 セロリ、玉ねぎ、にんにく、人参など

オリーブオイル  大2~3
ラム酒      大2~3

1)鶏を野菜、塩、スパイスとともに1~2時間つけておく

2)その野菜を鶏のおなかにつめて冷蔵庫で翌日までおいておく
この時、手が荒れるのと食中毒予防に手袋をする。手袋はラテックスではなく
  食品用(合成ゴム、ニトリル(トリニトリル))の物を使用する。

3)スキレットに野菜を敷いて(こげ防止)鶏をのせる。
  200度 約60分 (鶏はだいたい1Kg)で焼く
  鶏から出る脂を時々スプーンなどで上からかけてやる。これで皮がぱりぱりになる。

4)中心温が75度になったのを確かめて出来上がり。

ちくわのチーズ焼き はんぺんのチーズ焼き

2011-01-12 00:13:23 | サンヨーSOB-14 チャレンジシリーズ
年末年始にたまたま見た「天体戦士サンレッド」という戦隊もののパロディの中で紹介されていた料理。怪人が料理を教えてくれるという設定で見ていて怪人がなんで料理をするのかよくわけがわからなかったが、あまりのくだらなさに気になって作ってみた。
SOB-14で2つ作るのは庫内の狭さから難しかったが、写真のように高下駄をはかせてむりやり2つ作った。
でも、怪人さんの教えを守らず、容器に油を塗らなかったので焦げ付いてしまいました。
簡単なのにおいしい。練り物にチーズってあいますね。


ちくわの完成図。



こちらははんぺん。加熱で膨らむので入れすぎに注意しましょう。




とても簡単です。

耐熱性の容器に油を塗って切ったちくわ、はんぺんを並べて上にチーズをのせて焼くだけ。

せっかくなのでマッシュルームも添えて、青海苔をふりかけました。


ホシノ菓子パンの種でパネトーネ 大量に作製

2011-01-10 07:11:14 | パン
残りのホシノ菓子パン種を消費すべく大量に作りました。パネトーネ。全部で26個。これだけの量をキッチンエイドではこねられないので、こねるのには餅つき機を使用した。本当にうまく出来た。形のいいのはラッピングして友人などに配り、一部を冷凍した。家族にも配った方にもたいへん好評だった。前回、機械を壊しそうになったのでホシノをもう使うまい、と思ったが、菓子パン種でこれだけおいしいパネトーネが出来るのだったらまあ、気が向いたら使用してもいいかな。

でも、実はまだ、菓子パン用でないホシノの種が未使用のまま冷蔵庫にいくつか眠っている、、、、、



前回、ホシノのレシピを鵜呑みにして失敗しそうになったのでその反省をふまえて水分量は計算して合計65%としました。計算式は前回の記事を参照してください。

SOB-14でローストビーフ、あと諫早湾のジャガイモとか、Baby led weaning のこととか

2011-01-06 07:06:00 | サンヨーSOB-14 チャレンジシリーズ
SOB-14とスキレットでいつものごとくローストビーフを作った。この組み合わせは慣れてしまえば失敗がない。今回はムーランでグレービーソースも作った。

グレービーとくればマッシュポテト。たまたまいただきもののジャガイモがあったのでマッシュポテトを作った。実はこのジャガイモ、今話題の諫早湾干拓地で収穫された「ニシユタカ」という品種のジャガイモだ。ジャガイモと言えば北海道とばかり思っていたが、寡聞にして知らず、長崎はジャガイモの生産量が北海道についで全国第2位らしい。このニシユタカという品種は型崩れしにくいのが特徴らしく、本当はマッシュポテトなどにするのはもったいないようだ。でも、適度に甘みがあり、かなりおいしい。


諫早湾干拓地のジャガイモはかなり立派だ。

ゆで野菜は浜松のスティックセニョールというブロッコリーとカイラインという中国野菜を掛け合わせた品種で牛肉は信州黒毛和牛、といっても多分、正月用品のあまりで賞味期限ぎりぎりの割引で800gぐらいで1500円ぐらいだったのを仕事帰りに買ったものだ。家に帰った後、夜に作り、冷蔵庫に入れておいた。ローストビーフは冷めてもおいしいし、こういうお買い得品をねらって作るようにしている。








ところでうちの末の子も2歳7ヶ月で一度教えただけで子供用のナイフを使えるようになった。ナイフは口入れないこと、食べる時はフォークを右手に持ち替えて食べると食べやすいことなどを教えたら器用に扱って自分で食べている。今までの経験だとこれくらいの子供でナイフはなかなか使えなかったと思うのでこれもBaby led weaningの賜物であると思っている。



ローストビーフ

材料
牛肉:重さは700~1kgがちょうどよい
スパイス(肉1kgに対して 胡椒1~2g ナツメグ 0.5~1g 塩 20~30g 砂糖 10~15g 他パプリカなど)
にんにくひとかけ、みじん切りで
野菜。適当 玉ねぎ、長ネギ、セロリ、人参など
ラム酒、ワイン

1)牛肉をタコ糸でしっかりしばり、スパイスをまぶす。

2)SOB-14予熱開始 250度

3)スキレット(8インチ)でにんにくを炒め、そこに牛肉を投入し、両面をしっかり焼く。

4)野菜を加え炒めて火を消してラム酒を投入、焦げ防止に野菜で肉を覆い、オーブンへ

5)250度20分後、荒熱が取れるまでオーブンの中においておく(予熱で火を通す)。

6)下に記述するグレービーともに袋に入れて冷却 → 冷蔵庫へ

7)グレービーはワインでスキレットに残った野菜を煮てムーランで漉す。

ベーコンをスモーク

2011-01-03 21:44:04 | 料理
年末に仕込んでいたベーコンをスモークした。まだ前回のベーコンは余っているが、満足のいく出来ばえでなかったのとメープルのチップを手に入れたので試したかったこと、そしてなによりも年末年始で十分な時間があることからスモークすることに決めた。

官舎の庭は比較的広く前は道路と駐車場で近隣の家とは離れているとはいえ煙が出るので気を遣いながらのスモークだ。冬に天気が悪いと洗濯物も外に干さないし、窓も閉め切ってしまうのでスモークするにはいい。天気予報を見ながら天気の悪い日か、運悪く天気予報が外れた日には夕方から始めている。ただ燻製作りは1週間前からの準備が必要で休みと天気との調整が難しい。以前、どうにもならなくて夜中にスモークしたこともある。燻製の製作自体は簡単で面白くて味も結構感動するのだがこのことを考えるとついつい億劫になってしまう。今回は特に問題なく終了してほっとした。





1)塩で脱水 2)漬け込み 3)水で脱塩 4)風乾 5)燻製

だいたいのレシピはこちら

メープルはそれほどきつくなくあっさりした感じに仕上がった。

ホシノ菓子パンの種でパネトーネ、、、しかしホシノは配慮が足りないなぁ

2011-01-02 14:51:33 | パン
冷蔵庫の奥に古いホシノ菓子パン種があったので始末のためパネトーネを焼成した。普段忙しくてこういう休みの時にしか時間が取れないのでホシノ種が使えない。パネトーネはクリスマスのパンであり、年が明けてしまって今更クリスマスという感じでもなくなってしまったが、多分1月9日までは定義ではクリスマスなので「はずれている」と言うわけでもないだろう。

レシピはホシノ菓子パン種袋の裏に書いてある通りにしたが、水35%以上とあったので水35%でキッチンエイドで捏ね始めたところ硬すぎるようで機械がおかしい。あわてて機械を止め、水30~40ml程度を加え餅つき機で捏ねた。キッチンエイドは無事だったがギアを少しおかしくしたかもしれない。落ち着いて考えてみればこのレシピ、水35%とすると水分が全体でも50%ぐらいにしかならない。これだけ硬い生地が出来てしまうのに何の注意書きも無い。「家庭用菓子パンの製法」と書いてあるのでせめて「この製法だと少し硬すぎるので水35%~55%(175~250ml)で調整してください」とでもあれば注意するのだが、それもない。この種を初心者だって購入することがあると思うのだが、本当にホシノは配慮が足りないと思う。しかし、ホシノは使いにくい。自分とは相性があわないようだ。まだ他に色々な種類のホシノが残っているのでさっさと使ってホシノは終わりにしようと思う。

新年早々、終わりにするとか、こんな話ですみません(笑)。



水分量の計算。

生種  ホシノ酵母種1に水2なので約67%として計算
卵   75%として計算

ホシノのレシピから実際の水分量を計算すると
種   8%   →  約5.3%
卵   12%   →   9%
水  35%

なので計 約49.3% とかなり水分量が少ない

水分量としては60~70%程度とした方がいいのであと10~15%、粉500gに対して50~75mlは加えたい。吸水の悪い国産の粉を使用したとしても50mlは最低このレシピに足した方がいいと思う。

粉500gに干しブドウ、胡桃、アーモンド、オレンジピールを加えた。
マフィンカップには約100gで分割。
焼成前にあられ糖をまぶした。