パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

アメリカーノ

2014-05-31 22:16:30 | 珈琲
学会場では乾燥していることもあって水分補給のステーションが学会場のあちこちに設けられている。水、お茶、紅茶、コーヒーなどが提供されている。
コーヒーは朝しか飲まないし、昼間、外でお茶をするという習慣も無いので、普段、飲むのは自分で淹れたコーヒーばかりだ。学会場では3カ所でそれぞれドリップで某大手コーヒー会社のコーヒー1種類、某チェーン店 Sと別のチェーン店 Tのコーヒー、計3種類のコーヒーが提供されていたので好奇心から飲み比べてみた。慌ただしく飲んでいるのもあって味の印象は薄い。やっぱりコーヒーはゆっくり飲まないと。

学会に行く前にMPR-2000で焙煎しておいたガテマラで帰宅してからアメリカーノを淹れて飲んでみた。焙煎度合いはフルシティの少し手前。



生豆1kgで1000円たらずの安い豆だけれど、やっぱり自分で焙煎(機械焙煎だけど)淹れたコーヒーをゆっくり飲むと美味しいなぁ。



日本整形外科学会 2

2014-05-25 18:53:26 | パン
朝食はホテルのバイキングを食べた。兵庫県産焼き魚と表示があったが、サバは大西洋産っぽく、瀬戸内海で取れた鮭とは思えず、唯一、養殖のブリっぽいのが兵庫県産なのかもしれない。そのブリっぽいのも何となく前の日の刺身の余り? まあ、ホテルの朝食バイキングなんてこんな物だろうけど、兵庫県産は表示に難ありかも。




昼はランチョンセミナーの弁当。生野菜が多い。ロックフィールドとかいう弁当屋の弁当。




ポスター展示、器械展示を見て豚まんをもらった。有名な豚まんらしいが、味がしょっぱい。その後、帰るために新神戸駅へ。慌ただしい。









新神戸駅のホームに上がったら炭で肉を焼いた匂いがする。ホームから外、下を覗いてみたら下の河原でバーベキューをしていた。気持ち良さそう。



ネットで調べたら駅の真下のここは有名なバーベキュースポットらしい。山へ駅から20分ほど歩くと滝があるとか。いつになるかわからないが、今度、新幹線に乗るまでに時間があったら散策してみようか。



新幹線で東京へ。のぞみだと3時間かからない。昔、大阪まで3時間10分だったから信じられないぐらいに速くなった。それにレールのつなぎ目の音が時折聞こえるぐらいでほとんど無くなった。


日本整形外科学会 於 神戸

2014-05-24 20:41:59 | パン
日本整形外科学会で神戸に来ています。

考えてみれば、このブログを頻繁に更新するようになったのは、7年前の神戸で開催された日本整形外科学会がきっかけだった。神戸のパンを食べて、神戸の東急ハンズで在庫処分品の焙煎機を手に入れて何となくブログを頻繁に更新するようになった。更新を頻繁にしだした日付は7年前の昨日。感慨深い。

昔と違って宿泊は新神戸のそばの狭いビジネスホテルからポートアイランドホテルへと格上げとなったが、仕事が忙しくて、1泊2日で学会参加のみでパン屋に行く時間も気力もなく、食事は学会のセミナーの弁当。

昼のランチョンセミナーの弁当。
『まほろば』という関西では有名な仕出し弁当屋の弁当みたいだ。



外に出たら国際会議場とポートピアホテルの間の広場にあるからくり時計が時刻を告げおり、ピラミッド型の噴水から水が吹き出していた。







その後、いくつか演題を聴いてイブニングセミナーの会場に向かうと広場で子供たちがサッカーをしていた。
近所にマンションとかあるので、そこの子供達だろう。こんなところで遊んでいるとは。




イブニングセミナーの弁当は『なだ万』の弁当。





一見、豪華に見えるが、裏の成分表を見ると味気ない。




会場の外に出たら暗くなっていて海風のためか、昼間と違って潮の香りがした。







安倍首相もこれを見て「いいとも」出演を決めた?

2014-04-05 00:45:45 | Weblog
しばらく忙しくてパン焼きはしていませんが、半年ぶりのブログ投稿です。
先日、放送を終了した「笑っていいとも」に安倍首相が出演していて思い出したことがあったので久しぶりに投稿してます。

安倍首相の「いいとも」出演を見ていて去年、アメリカでオバマ大統領が自分の誕生日にトークショーに出演していたことを思い出した。The Tonight Show といって Jay Leno というコメディアンがホストの番組だ。笑っていいとものようなコメディアンのホストがいてインタビューするコーナーがある番組なのできっと安倍首相のまわりの誰かがこれを聞いて安倍首相に出演するように促したのに違いないと思っている。




実はオバマ大統領はThe Tonight Showのライバル番組のThe Late Show with Devid Letterman にも出演している。




The Tonight Show にはブッシュ元大統領も去年、夫婦で出演しており、自分の描いた絵をJay Lenoにプレゼントするなどいい味を出している。




現役首相がバラエティ番組に出るなんてけしからん、、、なんていう批判もあるようだけど、アメリカだと大統領がバラエティ番組に当たるトークショーに出ているってことを批判する人は知っているかな?


昭和の時代、ハロウィンは万聖節と訳していたようだ

2013-10-27 07:13:30 | Weblog
アメリカ旅行記はおいておいて、、、
ハロウィンで思うところがありました。



昔、子供の頃、60年代後半から70年代前半ぐらい、アメリカに住んでいたことがあって、その時、この「奥さまは魔女」(放送年は自分がちょうどいた頃だ)のビデオのように近所の家をまわってお菓子をもらった記憶があった。楽しい思い出だ。そして90年代後半、アメリカ留学した時にハロウィンだとお菓子を用意しないといけないのか?と疑問に思って知り合いに聞いてみたが、今時、お菓子をもらいに来る子供なんていないよ。と言われてしまった。

そういえば、1992年にある日本人留学生がハロウィンの日に家を間違えて射殺され、容疑者は正当防衛で無罪の判決だった事件を思い出した。考えてみれば容赦なく銃で撃たれるような他人の家かもしれないし、危なくてお菓子をもらいに行くはずがないではないか。奥さまは魔女の時代、自分がアメリカで子供時代を過ごした時からその時で25年足らず。10年ひと昔とは言うけれど、70年代~80年代の間にアメリカは変わってしまったと思ったら、どうやら1974年、ハロウィンの日に実の子を青酸カリ入りキャンディで保険金殺人した事件があってから色々な噂が広まり(都市伝説?)、そういった習慣が徐々にすたれたようだ。

この「奥さまは魔女」の吹き替えではハロウィンを万聖節と訳していた。日本での吹き替え放送は本国での放送から少しずれて昭和40年代前半頃らしいので、当時の日本にはハロウィンという概念がなかったのだろう。考えてみればハロウィンなんて言い出したのはここ10年ぐらいのような気がする。日本ではアメリカで子供たちが近所をまわってお菓子を集める日と信じられているようだが、アメリカでも(多分、ほとんどの所で)そういう日ではなくなってしまっている。

万聖節とハロウィンは同じ日ではなくて、ハロウィンは万聖節=死者の日=Hollowmasの前夜祭Hollow Eveなんだそう。Hollow Eve がなまってHolloween ハロウィンになったらしい。で、死者の日なのでヨーロッパではお墓参りをするらしい。日本でいう所のお盆、あるいはお彼岸みたいなものらしい。万聖節が終わると冬が始まるわけで冬=死のイメージがあり、本来は冬の到来の前に死について真剣に考える日なのであろう。

伝道の書 第7章 1~2節
名声は香油にまさる。死ぬ日は生まれる日にまさる。
弔いの家に行くのは酒宴の家に行くのにまさる。そこには人皆の終りがある。


Time present and time past
Are both perhaps present in time future
And time future contained in time past.
by T.S. Eliot


ところで、医学生の頃、毎年、年によって日は違うが、10月の終わりぐらいから11月初めごろに「解剖学慰霊祭」が大学であった。解剖学実習のために献体いただいた方々の慰霊祭だ。調べてみると6月に行う所もあるが、だいたい全国で10月から11月に催されるようである。日本なのでお彼岸、お盆に行ってもいいようなものではあるが、お彼岸(3月、9月)、お盆(8月)、盂蘭盆(7月)に行う所は無いようだ。万聖節=死者の日=Hollowmas に近いことからキリスト教文化が関係しているのかもしれない。


アメリカ旅行記17 Char-broil社のPatio Caddieで焼いたステーキ

2013-10-08 23:52:27 | BBQ
妻の恩師がご自宅へ夕食に招いてくれた。

ステーキは本当は炭で焼くと良いのだけれど、大変なのでこれで焼くよ、焼き方があって、その通りに焼くとパーフェクトなミディアムレアで焼けるよ、と言って見せてくれたのが、Char-broil社のPatio Caddieという電気グリル。Char-broil社はアメリカでBBQをする人なら知らない人がいないというグリルメーカー。構造はいたって単純で網の下には一本のわりとでかいシーズーヒーターが通っているだけ。簡単に言えば、サンヨーのオーブンSOB-14から上のヒーターを取っ払ったような感じだ。もっとわかりやすく言えば、日本でいう電気魚焼き器を大きくしたようなものか。とてもコンパクトでこれだったら日本でも使えそうだ。秋刀魚を焼くのによさそう。



見事なRibeyeとNew York strip steak。ステーキはインチに切るのがいい。日本のステーキは薄くて肉のうまみが肉汁で逃げてしまうような気がする。



先生のおっしゃったとおり、パーフェクトなミディアムレアだ。脂も適度に入ってとてもおいしい。

いい肉でおいしいね、と言ったら、これ知ってる?Sam's Club で買ったんだよ、Krogerよりも安くて品質がいいんだよ、と教えてくれた。グリルもSam's club で買ったとのこと。Sam's club とはWal Martでやっているコストコみたいな倉庫型店舗のことだ。90年代からあったが、自分は行った事はない。

アーカンソーにコストコないの?と聞いたところ、WalMartはアーカンソー発祥なので州の法律でWal Martが経営するSam's Club 以外の倉庫型店舗は規制されているとのこと。こういうことを臆面もなくやってしまうとは、さすが、アメリカ。


アメリカ旅行記16 パンケーキ自動製造機

2013-09-16 08:00:04 | Weblog
ホリデイインエクスプレス・リトルロック Holiday Inn Express Little Rock Westの朝食はモーテルなのにベーコン、ソーセージ、スクランブルエッグ、ゆで卵、そして南部お約束のビスケットとグレービーまでついてくるなど豪華だ。ただ、野菜は無い。



カウンターに大きな機械が鎮座していた。パンケーキ自動製造機らしい。丁度、タネが無くなって交換するところだったので給仕のお姉さんが中を見せてくれた。



タネはこんな感じでパックを交換するだけ衛生的にできている。



中はベルトコンベヤーがあってタネがそこを動くときに加熱され、焼きあがるという仕組みだ。このお姉さんは南部の人らしくとてもフレンドリーで機械を開けたままで焼く仕組みを見せてくれた。



スイッチを入れると一定量の種がベルトコンベヤーの上に出てくる。



上下に加熱プレートがあって上下ともやや押しつけられるように加熱される。



最後はこんな感じで出てくる。パンケーキとしてはぺったんこでフワフワ感がもう少しほしいところだが、機械の中で押し付けられて加熱されるので熱効率を考えると押し付けざるを得ず、仕方がないのかもしれない。



お皿の位置をセットするのが難しく、お皿から飛び出してしまうこともしばしば。



アメリカ旅行記15 I wished I could sleep like a little rock.

2013-09-15 15:50:07 | Weblog
リトルロックで宿泊したホリデイインエクスプレスはこんな感じで部屋が広くて快適だ。しかし、睡眠不足。

睡眠不足の原因は久しぶりのリトルロックだからでなくて:

以前、某国際学会紙に投稿した論文が紙での出版は12月だけど電子版が間もなく掲載されるよ、とのメールをリトルロックに来る途中、雑誌から受け取った。その後、車の中でもホテルでも暇があれば掲載まだかまだか、としょっちゅう確認していた。リトルロックに到着して論文が掲載されたのを確認して、「とうとう、掲載されたよ!」とあちこちに自慢メールを打っているうちに興奮して眠れなくなってしまった。論文が掲載されたのは、それなりに名の通った一流雑誌。基礎研究をしていた時でもこれだけの雑誌に論文が掲載されたことが無かったので有頂天になってしまった。

実はこの雑誌の電子版はAKB総選挙みたいに読まれた論文のランキングを発表していてこの5月から9月現在まで自分の論文のランキングは全世界(!)で2~3位の間をうろちょろしている。残念ながら1位にはなれないようだ。センターにはなれないAKBのメンバーみたいなもんか(誰だ?)。同じ整形外科医でも山中先生みたいにノーベル賞はもらえず、教授はおろか、この分野ならあの先生みたいなスター医者にはなれなかったし、それどころか勤務していた病院が身売りされることになって新しい経営者に反発して無床診療所(町医者)に転職した自分の人生を象徴しているのかもしれない。まあ、それでも日本の有名な先生方連名の論文をおさえて世界ランキング最高2位だからいいか(笑)。くしくも勤務していた病院は3月31日付で退職で掲載のメールはその日にもらった。というわけで、そんなこんなで興奮してこれが寝られずにいれようか状態だった。


アメリカ旅行記14 ピナクルマウンテン州立公園 Pinnacle Mountain State Park

2013-09-05 00:34:20 | Weblog


翌日、妻の恩師の先生方とピナクルマウンテン州立公園へ行った。このピナクルマウンテンは小一時間あれば、登って降りてこれるぐらいの高さなのでリトルロックにいた頃、よく登った山だ。懐かしい。

先生はピクニックのランチに Petit Jean Ham というアーカンソーでは有名なブランドのハムでサンドイッチを作ってくれた。昔、アメリカにいた頃はそれほどおいしい、とは思えなかったが、あらためて食べてみるとおいしかった。昔と比べて味がよくなったのか、雰囲気がなせるわざなのか。

ランチを食べ終わって、どうしても山に登りたくなった。子供たちにも頂上の風景、Ozarkの風景を見せたかった。みんなで登ることにしたが、先生方は膝が痛くなって途中でリタイヤ。15年前は暇があると登ると先生方はおっしゃってたし、まだ40代後半なのに、、時が否応なくたってしまったことを思い知らされた。気を遣っていただいて無理をさせてしまって申し訳なく感じた。



頂上に近づくとガレキのような岩だらけで足場が不安定になるが、4歳の娘はこんなところでも手をつないでやると面白いようにひょいひょい登っていく。他の子供たちも周りの風景を見ながら山登りを本当に楽しんでいる。



子供たちは頂上で歓声をあげた。向こうにアーカンソー川が見える。これこそまさにOzarkの風景。アーカンソー州がNatural Stateと呼ばれるゆえんだ。先生方には申し訳なかったが、子供たちを登らせてあげてよかった。そして、今、考えてみれば、これが一家で初めて頂上まで登った山だった。



帰り道、昔、ホンダのディーラーだった自動車屋がいつの間にか韓国の起亜自動車のディーラ―に変わってしまったことに気が付いた。90年代、トヨタのカムリかホンダのアコードが売り上げ台数1,2位を争っていたが、それも今は昔か。一抹のさみしさを感じる。


アメリカ旅行記13 リトルロックへ

2013-09-02 18:46:25 | 教育
雨の中、Morrilton, AR からI-40をさらに東へ。Conwayを過ぎ、I-430に入り、リトルロックを目指す。



Bayou バイユーが見えてきたらもう少しでアーカンソー川。



橋を越えればリトルロックだ。



とりあえず、妻の恩師のご自宅へ。ご自宅には何回かお邪魔したことがあったで容易にたどり着けると思ったのだが、15年近く経つと新しく道路ができたりして町の様子も少し変わっていて道に迷ってしまった。迷ってもグーグルマップがあるので何とかなった。昔はアメリカにはナビさえ無かったので隔世の感がある。



お昼ご飯をごちそうになった後でアーカンソー川のそばに新しくできた公園に行こうという話になった。そこの橋からの眺め。
以前、日本人仲間で「アーカンソー小富士」と呼んでいた富士山のような山が昔と変わらず見えた。

再来する前はかなりの時間がたっているし、「アーカンソー小富士」をあらためて見てもっと感動するかと思ったが、最初に渡米して来た時ほどの感動は感じられなかったというより、ああ来たな、程度の感じしかない。無感動というわけではないが、感慨もそれほど感じなかったので逆に自分自身に驚いた。
昔、20世紀(!)に渡米したころ、大人になって初めて(というのは昔、子供の頃、旅行でテネシーとか来たことがあったので)アメリカ南部に来て、南部なまりの英語やアメリカ映画でしか見たことのなかったbayou バイユーであるとか、南部のカントリーミュージックやブルースであったり、ロックンロールであったり、それまで実際に生で触れることのなかった物を生で触れてとてつもなく感動した記憶があるが、その時の感動は時とともに薄れてしまったのかも。。。。。記憶の彼方に行ってしまったのか、あるいは、日本に帰国して後、色々あったからか、あるいは年を取りすぎて感動する心を失ってしまったのかもしれないからか。



リトルロックの滞在中は Holiday Inn Express に宿をとった。昔、Holiday Inn Expressは1泊50ドルを超えることが無かった安宿だったが、今は1泊120ドルと少々高い。この10年、日本がデフレだった間、アメリカは少々インフレで値段も上がったのだろうと、自分を納得させて予約した。でも子供3人+大人2人の値段と考えれば日本から比べれば安い方だ。
Holiday Inn ExpressはExpress の無い Holiday Innと比べてプールが室外であったり、部屋が狭かったりしたのだが、ここのHoliday Inn Expressは部屋も広いし、プールも室内で驚いた。なんだこれだったらHoliday Inn じゃん。120ドルはしょうがないかな、とこれまた妙に納得した。Holiday Inn は21世紀に資本が変わったらしいのでそのためかも。

子どもの頃、両親にアメリカで旅行した時はHoliday Inn が手ごろなモーテルで常宿だった、(あと何故かうちにHoliday Inn のロゴのごわごわのタオルがあった(笑))と聞かされていたのでそのことを不意に思いだし、こうやって子供たちと泊っていると不思議な感じがした。もちろんタオルは持ってこなかった(笑)けどね。