ラスベガスを出発して I-15を北上、ザイオン国立公園とブライスキャニオン国立公園をまわる予定でいたところ、ユタ州のセントジョージという町のガソリンスタンドで当て逃げをされてしまった。車の損傷自体はバンパーに傷がついた程度で衝撃のわりにたいした事はなかったが、なにせレンタカーだ。とりあえずレンタカー会社Hertzに連絡しないと、と思っていると、困っていたのを見て店の人が警察を呼ぼうかと声をかけてくれた。そう、ここはアメリカ。日本と違って困ったことがあったら警察を気軽に呼んでいいんだった。15年近くも離れていたので忘れていた。呼んでもらった。
Hertzに電話すると警察を呼んだか、怪我は無いか、車は動くか、聞かれたので、yes, no, yes と答えると、じゃああとは自動音声の指示に従って近くの事務所に行け、わからない事があれば事務所で聞いてくれ、と素っ気なく自動音声に切り替えられてしまった。自動音声のガイダンスでは、まず、警察で事故証明をもらって24時間以内に近くの事務所に行け、事故を隠していると罰金(数十ドルから百ドル程度?)が科せられるとかなんとか。コールセンターの人手は限られているのだろうから、サッサと自動音声に切り替えて次の顧客に対応をしようというのは合理的と言えば合理的だが、日本ではこれをやったらクレームの嵐になりそうだ。
やって来た警察官は本当に親切な方で丁寧に事故対応について教えてくれた。公道でなければ民事であれば、たとえ自分が悪くてもキップは切られないし、事故証明だけで終わるらしい。ただし、逃げてしまうとキップは切られてしまう、らしい。証明を書いてあげるからレンタカー会社に出して、とのこと。相手が逃げた時に運良くカメラでナンバープレートを撮影していたので、日本に帰ってからでかまわないので写真を送ってくれとのこと。調書はあとで翻訳するから自分で日本語で書いて、と言われた。日本だと調書は警察官が聴き取りながら書くので時間がかなりかかるし、警察官が書くので微妙なニュアンスが違ってくることがある。日本でここは違うと指摘すると時には最初からやり直しとなることもしばしばだし、警察官の主観が入る余地がありすぎる。冤罪などはこういった小さいところから生じるのかもしれない。
ところで、パスポートと日本の免許証、国際免許証、Hertzで作成した日本の免許証の証明、車の保険証など書類を差し出すと、驚くベキことに国際免許証は、これは要らないからと返されてしまった。どうやらHertzの日本の免許証の証明の方が国際免許証よりも信用度があるようだ。国際免許証は2700円、Hertzは1000円。日本の警察が発行する書類よりも一民間会社の証明の方が安くて効力があるというのは不思議だ。これも信用のある会社の書類だからという理由があるのだろうか。見た目にはHertzは日本の免許証のうつしも入っていて何が書いてあるかわかりやすいのに対して国際免許証は旧態依然でわかりにくい。合理的と言えば合理的だ。
日本での事故処理よりも時間はかからなかったが、レンタカー会社に行ったりしたので3時間近く時間を費やしてしまった。おかげでブライスキャニオン国立公園は諦めざるを得なかった。ただし、勉強にはなった。アメリカにいた3年半、アメリカの免許証で無事故だったのでわからなかったが、今回の事故で学んだことは多かった。
1) 事故にあったら躊躇せずに警察を呼んで事故証明をもらう。
2)調書は(州や都市にもよると思うが)、日本語で構わない。
3)Hertzのレンタカーを借りる時にはそこで証明をもらって日本の免許証を一緒に携帯すれば、国際免許証は必要ない。
ザイオン国立公園の景色。本当は自家用車ではなく、バスツアーで往復2時間かけて奥に行かないといい景色は見られないらしい。実はここは3回目だが、いつも通り過ぎるだけで本当の凄さを実感していない。もったいないかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/dd/9f110a2a4f52b89e372fdb4aef254b85.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ec/f0baea5eeab6366b670f8fd6d465b1b0.jpg)
公園を通り過ぎ、風化した山と言うか巨石が所々に見られる草原の開けた道を通り過ぎて Pageという町にたどり着く。モーテルには電子レンジと冷蔵庫がついていたので近くのスーパーで冷凍食品の中華やサラダ、フライドチキンを買って部屋で食事をすませた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4b/0f85a7380857a553504997684ad4fb05.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/fd/1a2bde5d9524ec8607aef3b844642516.jpg)
Hertzに電話すると警察を呼んだか、怪我は無いか、車は動くか、聞かれたので、yes, no, yes と答えると、じゃああとは自動音声の指示に従って近くの事務所に行け、わからない事があれば事務所で聞いてくれ、と素っ気なく自動音声に切り替えられてしまった。自動音声のガイダンスでは、まず、警察で事故証明をもらって24時間以内に近くの事務所に行け、事故を隠していると罰金(数十ドルから百ドル程度?)が科せられるとかなんとか。コールセンターの人手は限られているのだろうから、サッサと自動音声に切り替えて次の顧客に対応をしようというのは合理的と言えば合理的だが、日本ではこれをやったらクレームの嵐になりそうだ。
やって来た警察官は本当に親切な方で丁寧に事故対応について教えてくれた。公道でなければ民事であれば、たとえ自分が悪くてもキップは切られないし、事故証明だけで終わるらしい。ただし、逃げてしまうとキップは切られてしまう、らしい。証明を書いてあげるからレンタカー会社に出して、とのこと。相手が逃げた時に運良くカメラでナンバープレートを撮影していたので、日本に帰ってからでかまわないので写真を送ってくれとのこと。調書はあとで翻訳するから自分で日本語で書いて、と言われた。日本だと調書は警察官が聴き取りながら書くので時間がかなりかかるし、警察官が書くので微妙なニュアンスが違ってくることがある。日本でここは違うと指摘すると時には最初からやり直しとなることもしばしばだし、警察官の主観が入る余地がありすぎる。冤罪などはこういった小さいところから生じるのかもしれない。
ところで、パスポートと日本の免許証、国際免許証、Hertzで作成した日本の免許証の証明、車の保険証など書類を差し出すと、驚くベキことに国際免許証は、これは要らないからと返されてしまった。どうやらHertzの日本の免許証の証明の方が国際免許証よりも信用度があるようだ。国際免許証は2700円、Hertzは1000円。日本の警察が発行する書類よりも一民間会社の証明の方が安くて効力があるというのは不思議だ。これも信用のある会社の書類だからという理由があるのだろうか。見た目にはHertzは日本の免許証のうつしも入っていて何が書いてあるかわかりやすいのに対して国際免許証は旧態依然でわかりにくい。合理的と言えば合理的だ。
日本での事故処理よりも時間はかからなかったが、レンタカー会社に行ったりしたので3時間近く時間を費やしてしまった。おかげでブライスキャニオン国立公園は諦めざるを得なかった。ただし、勉強にはなった。アメリカにいた3年半、アメリカの免許証で無事故だったのでわからなかったが、今回の事故で学んだことは多かった。
1) 事故にあったら躊躇せずに警察を呼んで事故証明をもらう。
2)調書は(州や都市にもよると思うが)、日本語で構わない。
3)Hertzのレンタカーを借りる時にはそこで証明をもらって日本の免許証を一緒に携帯すれば、国際免許証は必要ない。
ザイオン国立公園の景色。本当は自家用車ではなく、バスツアーで往復2時間かけて奥に行かないといい景色は見られないらしい。実はここは3回目だが、いつも通り過ぎるだけで本当の凄さを実感していない。もったいないかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/dd/9f110a2a4f52b89e372fdb4aef254b85.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ec/f0baea5eeab6366b670f8fd6d465b1b0.jpg)
公園を通り過ぎ、風化した山と言うか巨石が所々に見られる草原の開けた道を通り過ぎて Pageという町にたどり着く。モーテルには電子レンジと冷蔵庫がついていたので近くのスーパーで冷凍食品の中華やサラダ、フライドチキンを買って部屋で食事をすませた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4b/0f85a7380857a553504997684ad4fb05.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/fd/1a2bde5d9524ec8607aef3b844642516.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a7/a6fca8be44a6385df201b0fb9dd8b693.png)