パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

SOB-14で焼く1斤ブドウパン ~SOB-14は時代の先端を行っていた?~

2009-09-27 06:37:08 | サンヨーSOB-14 チャレンジシリーズ
久々にヤマダ電機の調理家電コーナーを覗いたら驚いた。パナソニックと日立のオーブンレンジに「光ヒーター」と称してSOB-14と同じようなミラクロン(石英管)ヒーターが採用されているではないか。自分の記憶の範囲ではむき出しのヒーターを使用したオーブンレンジなど見たことがない。

実物とカタログを見るとパナソニックと日立のシステムはちょっと違うようだ。

パナソニックはアルゴン・ガラス管ヒーター(ハロゲンヒーターのような)と普通のガラス管(ミラクロン)ヒーターの2種類を使用しているのに対し、

日立はガラス管ヒーターのみのようだ。

多分、近から遠のすべての波長の赤外線を満遍なく照射できるという点でパナソニックのほうが優秀であろう。ただ、実際の焼き加減はわからないが、、

しかし、ガラス管ヒーターがむき出しだと故障の問題のみならず、格好悪いというかオーブントースターみたいで安っぽい感じがしてこれまでやってこなかったんだろうと思うが、需要が頭打ち、ネタ切れのオーブンレンジ、天下のパナソニックと日立ここまでやってしまうとは(笑)、、、もしや、パナソニックと日立の開発者たちは密かにSOB-14を研究していたのではないか?いや、当ブログを読んでヒントを得たに違いない!?(笑)と思いつつも、よく考えてみればこれって原点回帰なのかもしれない。壁の中に埋め込んたヒーターの方がスマートに見れるが、それよりもむき出しのヒーターの方が熱効率は良いに違いない。まあ、世の中、インターネットも光の時代だし、光といえば時代の先端を行っているように見えるからガラス管ヒーターを出しても「光の力云々」とか言えば、さまにはなるんだろう。ただ、アメリカの電気オーブンとかSOB-14であったようにシーズヒーターをむき出しにする勇気は彼らにはなかったようだ(笑)。いくらむき出しが熱効率がいいとはいえ、シーズ・ヒーターむき出しはさまにならないと判断したのかもしれない。
その点、SOB-14の開発者は開き直ってるよなぁ。単機能オーブンなんで安い値段でしか売れないし、ここは格好にお金かけるより、実利でなんてね(笑)。

でも、わからない、天下のパナソニックの技術力、今度はシーズ・ヒーターを超薄型にしてむき出しにして出してくるかもしれない、シーズの力とか言って。(ああ、言っちゃった。この薄型にするってアイディア盗られちゃうなパナの人たちに(笑))シーズの力とか言うとなんか格好いい感じもしてしまう。でも、シーズ・ヒーターまでむき出しにしたらSOB-14だ。

というわけで、パナソニックと日立のオーブンレンジに感動(?)し、久々に時代の最先端を行って通り越しちゃってるって認識した(笑)SOB-14でパン焼き。今回は1斤の小さい型を使った。1斤のパン型はパウンドケーキ以外使用したことがない。この型でパンを焼くのは初めてだ。でも、さすが、SOB-14、本当によく焼けた。

今回、1斤焼きをSOB-14でしてみてわかったが、このオーブンは確かに1.5斤のプルマンもうまく焼けるが、欲張らずに1斤焼きするのが丁度いいのかもしれない。1斤焼きはコンパクトにまとまって日本的情緒、風情があっていい。箱庭感覚ってやつか。それにパンのいたみのことを考えると1斤は家族2~3人ぐらいで一度に食べてなくなるぐらいの量だ。これもいい。家族が少なく、オーブン料理に挑戦したいという家庭にはぴったりだ。オーブンレンジを買うくらいだったSOB-14 + 単機能電子レンジ、おつりでホームベーカリーを買いましょう。これでパンライフはばっちり(笑)。



スーパーキング     250g
卵 + 水        180g
砂糖          20g
全粉乳         15g
塩           3.5g
イースト        4g
バター         20g

ブドウ         70~80g

バター、ブドウ以外の材料をキッチンエイドに入れてこねる。ある程度混ざったらバター投入。こねて一次発酵。パンチ、ベンチタイム後、ブドウを混ぜながらローフ形に成形。二次発酵後、焼成SOB-14 180度20分 160度10分。

BabyTV Brithday Clip

2009-09-26 06:31:42 | Weblog
BabyTV Brithday Clip


Today is my birthday, a special day
It's just for me
It's just for me
Today is my birthday and I'm so glad
Hey, everbody sing with me
My friends will come, will dance and play and have a lot of fun
The sun is out and I'm so glad
My day has just begun

うちの子供(1歳)が好きなミュージック・クリップ。BabyTVというスカパーのチャンネルで流れている。小学生の子供が一緒に歌いたいとというので聴き起こしてみた。イギリス英語でしかも子供のしゃべる英語、難しい。


いつもの丸パン、バンズ

2009-09-25 17:51:16 | パン
連休中、子供と作ったいつもの丸パン、バンズ。楽しみながら作ったためか、教えるためにきちんと作ったためか、いつもより膨らみがいい。



自家製・乳酸発酵ザワークラウトとチャックバッグ(ジップロック)ソーセージでバーガーにした。



スーパーキング    400g
牛乳         200g
水          90ml
塩          6g
砂糖         23g
イースト       7g
バター        25g

手順は丸パンの手順で

キッチンエイドでチャックバッグ(Ziplockではなく)ソーセージ

2009-09-21 23:24:55 | 料理
以前、Ziplockをケーシングにしてソーセージを作っていたが販売会社は湯煎で使わないようにとのことなので、近所のホームセンター(ケーヨー)で手に入れた一応、100度まで加熱可、湯煎OKのチャックバッグなるZiplockのゾロ品(中国製なんだが)で作ってみた。中国製ということで一抹の不安はあるが、食品衛生法の規格基準に合格しています、とあるのでそれを信用する(笑)。

もちろんキッチンエイドを使用。ソーセージ作りで捏ねる段階で温度が上がってしまうと、熱で肉のたんぱく質が変性してどうしてもばそぼそになりがちだ。このキッチンエイド、フードプロセッサーと違い、肉を挽くときや捏ねる時に熱を発しないのでぼそぼそにならず、ソーセージ作りに重宝する。




豚こま肉    約800g
豚肩かたまり  約200g

塩       20g
砂糖      10g
こしょう    2g
パプリカ    2g
ナツメグ    1g
きざんだバジル、セージの葉 少々
玉ねぎ 30g
にんにく 小4かけ
コーンスターチ 大2
氷       一掴み

豚こま肉はキッチンエイドで挽き肉にし、肩肉以外の材料とともにキッチンエイドで捏ねる。ボウルを手で触りながら加熱されていないことを確認し、十分に粘りが出るまで捏ねる。その間、肩肉は0.5~1cm角ぐらいの大きさに角切り。

粘りが出たところで角切り肩肉と混ぜ、さらにこねて、チャックバッグへ。
湯煎70~75度(絶対に温度を上げすぎない)に保ち、1時間加熱。すぐに食べなければ、冷却して冷凍。

デュエリオでセモリナ・バゲット

2009-09-17 23:53:46 | パン
久しぶりにデュエリオを使ってセモリナ・バゲットを焼いた。これまでポーリッシュ法で作っていたりしたが、前もって準備するのも面倒なのでストレート・オートリーズ法で作った。

クープは1本。出来は良好。発酵時間が比較的短いため気泡はそれほど荒くないが、クラム自体の食感は良好。




デュエリオ      250g
キタノカオリ     100g
薄力粉(ファリーヌ) 100g
モルト        小1
塩          9g
赤サフ        4g
水          330ml

粉、水、モルトをキッチンエイドで捏ねあわせ、ざっと混ざったところで塩をふりかけ放置30分。
1分中速でこねた後、赤サフ投入、さらに捏ね2分。
1時間発酵後、パンチ、さらに30分発酵。
3分割、ベンチタイム約10~20分。成形、2次発酵、約40分。
焼成300度余熱 スチーム投入 3分放置、オーブン・ソフト機能で230度8分、200度20分。


ちょっと早いがベーコンを作ってみた

2009-09-16 23:59:46 | パン
先日、知人から自家製のベーコンをいただいた。自宅の台所で簡易スモーカーで作ったとのこと。さぞかし、大変だったでしょう、とお聞きすると、結構、煙が出て本当に大変だったようだ。その自家製の貴重なベーコン、ありがたくいただいた。

ベーコンを食べるのは半年ぶりだ。というのも市販のベーコンの化学調味料と発色剤の味わいが苦手で実は自分もベーコンを自作していて、ストックのベーコンが既に無くなって約半年だから。毎年、冬に1年分のベーコンを作って冷凍しているのだが、今年の冬は引越しがあったため落ち着いてベーコンを作る余裕が無かった。

いただいたベーコンに触発され、どうしてもベーコンが食べたくなった。そこで、まだまだベーコンを作るには気候がよろしくないのだが、冷蔵庫を使いながらベーコンを作った。しかしながら、脱水がきちんとされていないため、やや水っぽい。真冬だと夜、外に干して脱水がうまくいくのだが、冷蔵庫ではいまひとつうまくいかなかった。たぶん、脱水シートを使用したり、冷蔵庫の中で2~3日乾燥をしたりした方がうまくできたのだろうが、面倒くさくてはっしょってしまった。

まあ、多少、水っぽくてもまずいわけではないので、よしとする。

外で風乾した時に比べれば落ちるが、そこそこの物ができたので、ベーコンをいただいた知人にお返しに差し上げようと思ったが、対抗しているように思われても(そんな気は無いが)よろしくない。それに十分できに満足しているわけではない。とりあえず、今回はやめておいて、真冬になってもっとうまくできたら差し上げることにしよう。



豚ばら肉   約1kg

塩をまんべんなくすりこみ、1~2日おいて塩をふき取る。 
ついで以下の物とともにジップロックにいれ、冷蔵庫で3~4日放置。時々、ひっくり返す。(セミドライ・ラブ)

胡椒(白+黒)  2g
ナツメグ     1g
塩       30~40g
砂糖      20~30g
ベイリーフ    1枚
ラム酒     肉が浸る程度

一晩塩抜き後、ざるにあけ、冷蔵庫で数時間乾燥。
100~150度で4~5時間スモーカーでスモーク。


塩イカ + ザワークラウト ~ 世界初? 三国同盟でイカ寿司 ~

2009-09-13 01:29:58 | 料理
塩イカというのを知人からいただいた。信州名物らしい。以前、県ミンショーというテレビ番組で見たことがあったのだが、塩抜きしてきゅうりとあえて酢の物にするとおいしいらしい。普通のイカをゆでて酢の物にしても同じじゃないか?と思ったのだが、知人によると微妙な塩加減が塩イカでないと出せないのだという。

1週間以上、冷蔵庫の奥に隠れていた。保存食なので大丈夫だと思うが、もう少しで熟成されてしまうところだった。せっかくなので塩抜きして酢の物にと考えていたところ、青森名物、イカ寿司をふと思い出した。

ゆでる手間もないし、これなら簡単に作れる。

どうせだったらザワークラウトで作ったらどうだろう。そのザワークラウトは家内が作った乳酸発酵の本格的なものだ。

いざ切って食べる段階になって、なにかひとつ足りない感じがしてニンニク・オリーブオイルをたらした。

おや、日本にドイツ、イタリア、、、

これって味の三国同盟やぁ~~



塩イカを水につけて塩抜き。
2時間ほどつけたが、出来上がった味は少ししょっぱい。
あとで聞いたが、3~4時間つけて塩抜きしたほうがよいらしい。

ザワークラウトとげそをつめてしょうがの甘酢に浸して1~2日おく。

輪切りにしてオリーブオイルをたらす。

ストレート・オートリーズ法でキッチンエイドを使って作る国産中力粉ウーヴリエ・ミニ・バゲット

2009-09-07 22:12:25 | パン
ウーヴリエを使い、ストレート法(オートリーズ併用)でミニ・バゲットを焼成してみた。今回、ストレート法としたのは9月とはいえ、まだまだ気温は高く、いつものポーリッシュ法だと過発酵となる可能性が高いためだ。
なお、キッチンエイドを使ってバゲットを捏ねたのははじめてだ。

熟成・発酵時間は短く、風味はポーリッシュ法に劣るが、生地がだれないため、ふくらみはよく、クープの感じはいい。



クープがきれいにきまったので、一番見栄えのいいやつをいつも色々な物をいただく官舎の隣人に差し上げた。多分、喜んでいただけたんじゃないかな。



ウーヴリエ       450g
モルト         小1
塩           8g
水          280ml


青サフ         3g
砂糖         0.5g
水          15ml

ウーヴリエ、水、モルトをキッチンエイド低速でざっと混ぜたあと1分程度中速でこねる。塩をふりかけ30分ほど放置後、2~3分、中速で捏ねる。

その間、青サフ、砂糖水で酵母おこし。その酵母液を上からふりかけ、10~20分放置後、中速で3~4分捏ねる。あとは一次発酵、分割、ベンチタイム、成形後、焼成。
       



ライ麦パンはキッチンエイドを使うとすべてが楽 ~ ヴァイツェンミッシュブロート。でも、過発酵気味

2009-09-06 23:36:41 | パン
ライ麦は粘りがあって、べたつくので作るのは結構面倒くさい。また、手が荒れたりする。手を商売道具としている人間が手あれを起こしてしまってはプロとして失格、ということでこれまでポーリッシュ種を作ってゴムベラで混ぜてきたが、粘度が高く、捏ねるのも一苦労だ。餅つき機を使って捏ねたこともあるが、羽根の下、羽根ををつけている心棒にまで回り込んでこびり付いたりして後片付けも結構大変だ。

そこで、キッチンエイドを使ってライ麦パンを捏ねてみたところ、後片付けも大変楽でとてもよかった。

ただ、9月といっても気温はまだ高めで、のんびり構えているうちに過発酵となったためだろう、小麦粉の量が多いにもかかわらず、ふくらみはいまひとつだった。

味は悪くはない。



レシピはだいたいこちらの通りで。
ただ、キッチンエイドの最大容量のため、そのレシピの半分の量で作った(1本分)。

キッチンエイドは低速で1~2分。中速で3分程度とした。

1CWのイギリスパン

2009-09-05 06:23:58 | パン
スーパーキングは麦芽に増粘剤が入っているので釜のびが比較的簡単に出る。しかし、それに頼ってばかりいてはつまらない。

ストレートな粉を使って釜伸びのいいパンを作ったときにこそアマチュアとして達成感がある、と思う。というわけで1CWを用い、いつも通りキッチンエイドを使ってイギリスパンを焼成した。

気温が高いとついつい一次発酵が長くなりがちなので、今回は注意しながら行ったところ時間的によかったのか、釜のびもよい感じのパンが焼けた。


1CW         500g
全粉乳       20g
水         320ml
塩         7g
砂糖        25g
イースト      7g
バター       30g

バター以外の材料をキッチンエイドでこねる。3~5分でまとまったらバター投入5~10分こねて一次発酵、分割、成形、二次発酵。

焼成コールドスタート 180度 40分