古本屋で、かなり昔の湯川秀樹著「本の中の私」(岩波新書)というのをみかけ、パラパラとめくってみたら面白そうだったので、100円で買い、帰りの電車の中で読もうと思って開いたら、なんか内容がおかしい。
ルソーとかホッブス、ロックなんて名前が出てくる。
私が本屋で見たときは、荘子とか、墨子とか、パルメニデスとかの古代人の名前とか、新しいところでは「カラマーゾフの兄弟」なんかが目に入ったのだった。
物理学者としては、古代原子論者のパルメニデスは別でも、面白い読書傾向だと思い、また書かれている感想もとても面白そうだったのだが、様子が違う。
まるきり、教科書風なのだ。
署名を見たら高島善哉著「社会科学入門」で、同じ岩波新書だった。
教科書風と書いたが、とてもエラそうな書き方をする人で、実際昔はえらい人だったのだろうと思わせる本だったが、いつの間にすり変わったのか。
思うに、湯川秀樹の本はいったん棚に戻し、それから周辺の本を何冊か見たあと、やっぱり湯川の本にしようと思ったのだった。
ということは、湯川の本は、再度、棚から引き出したのであり、そのときに隣の本を引っ張りだしてしまったのだ。
んー、チクショー。
高島先生の本もなかなか勉強にはなりそうなのだが。
橋下が「船中八策」を披露したが、中に「ベーシックインカム」が。
「ベーシックインカム」は、経団連なんかも反対ではないので(何しろ、年金とか保険の企業負担がなくなるのだから)、案外実現するかも。
しかし、マスコミは、「ベーシックインカム」には触れず。
マスコミ総出で後押ししようとしている「野田増税」への世論のバックアップがないので焦っているのはわかるが、「ベーシックインカムって、ありますが、なんでしょうね?」くらいは言えよ、と思う。
「たけしのビートタックル」に出てる金さん銀さんの「娘」だという、88~97歳の四姉妹が大人気なんだそうだが、彼女の一人が、「消費税増税」について、こう言っていた。
「どんどんやってちょうだいよ。私は消費しないから」とのたまっていた。
いや、正論。
古川副大臣、消費税を上げても、みんな最低限の消費に抑えるから、増税分は、現状では必ず相殺されるってことくらいわかれよ、と言いたい。
それはさて、「船中八策」を披露する橋下の横に懐かしい、堺屋太一が。
10年以上前、四谷三丁目で真っ赤な顔をしてコーヒーを飲んでいるところを見たことがあるが、今も変わらず元気そうで何より。
「船中八策」には、その堺屋が相当絡んでいるのだろう。
マスコミは馴染みなんだから、呼べばいいのにと思うが、全然顔を見せない。
自分たちの意見に相反することを言われると都合が悪いのか、どこかのニュースでは、共同通信のよく見る顔が解説者として出ていたが、完全に「政局」がらみの説明で、政策には全然触れなかった。
「民主党がどうせできない政策をマニフェストにした例もあるから」と、司会者が言っていたように記憶するが(だとすると、TBSだ)、あの政策はできない政策なんかではない。
高速の無料化なんかは6000億円の準備金がいるとか言っていたが、何にそんなにかかるのか、マスコミは全然追求せず。
財務省が「できない」と言っているだけで、実際は、すぐにだってできるはず。
首相公選には憲法改正が必要だし、諸マスコミは、すぐにはできないと口を並べて難癖を付けていたが、じゃあ、時間をかければできるのか?
私の見るところ、あれもこれも、なにもかも改革の必要性が叫ばれだしてからほぼ40年、一つとしてできていないのは、時間をかけるからできないのだ。
これも「心理」の問題。
「心理」の問題はもっと重要視すべきだろう。
と思う。
ルソーとかホッブス、ロックなんて名前が出てくる。
私が本屋で見たときは、荘子とか、墨子とか、パルメニデスとかの古代人の名前とか、新しいところでは「カラマーゾフの兄弟」なんかが目に入ったのだった。
物理学者としては、古代原子論者のパルメニデスは別でも、面白い読書傾向だと思い、また書かれている感想もとても面白そうだったのだが、様子が違う。
まるきり、教科書風なのだ。
署名を見たら高島善哉著「社会科学入門」で、同じ岩波新書だった。
教科書風と書いたが、とてもエラそうな書き方をする人で、実際昔はえらい人だったのだろうと思わせる本だったが、いつの間にすり変わったのか。
思うに、湯川秀樹の本はいったん棚に戻し、それから周辺の本を何冊か見たあと、やっぱり湯川の本にしようと思ったのだった。
ということは、湯川の本は、再度、棚から引き出したのであり、そのときに隣の本を引っ張りだしてしまったのだ。
んー、チクショー。
高島先生の本もなかなか勉強にはなりそうなのだが。
橋下が「船中八策」を披露したが、中に「ベーシックインカム」が。
「ベーシックインカム」は、経団連なんかも反対ではないので(何しろ、年金とか保険の企業負担がなくなるのだから)、案外実現するかも。
しかし、マスコミは、「ベーシックインカム」には触れず。
マスコミ総出で後押ししようとしている「野田増税」への世論のバックアップがないので焦っているのはわかるが、「ベーシックインカムって、ありますが、なんでしょうね?」くらいは言えよ、と思う。
「たけしのビートタックル」に出てる金さん銀さんの「娘」だという、88~97歳の四姉妹が大人気なんだそうだが、彼女の一人が、「消費税増税」について、こう言っていた。
「どんどんやってちょうだいよ。私は消費しないから」とのたまっていた。
いや、正論。
古川副大臣、消費税を上げても、みんな最低限の消費に抑えるから、増税分は、現状では必ず相殺されるってことくらいわかれよ、と言いたい。
それはさて、「船中八策」を披露する橋下の横に懐かしい、堺屋太一が。
10年以上前、四谷三丁目で真っ赤な顔をしてコーヒーを飲んでいるところを見たことがあるが、今も変わらず元気そうで何より。
「船中八策」には、その堺屋が相当絡んでいるのだろう。
マスコミは馴染みなんだから、呼べばいいのにと思うが、全然顔を見せない。
自分たちの意見に相反することを言われると都合が悪いのか、どこかのニュースでは、共同通信のよく見る顔が解説者として出ていたが、完全に「政局」がらみの説明で、政策には全然触れなかった。
「民主党がどうせできない政策をマニフェストにした例もあるから」と、司会者が言っていたように記憶するが(だとすると、TBSだ)、あの政策はできない政策なんかではない。
高速の無料化なんかは6000億円の準備金がいるとか言っていたが、何にそんなにかかるのか、マスコミは全然追求せず。
財務省が「できない」と言っているだけで、実際は、すぐにだってできるはず。
首相公選には憲法改正が必要だし、諸マスコミは、すぐにはできないと口を並べて難癖を付けていたが、じゃあ、時間をかければできるのか?
私の見るところ、あれもこれも、なにもかも改革の必要性が叫ばれだしてからほぼ40年、一つとしてできていないのは、時間をかけるからできないのだ。
これも「心理」の問題。
「心理」の問題はもっと重要視すべきだろう。
と思う。