パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

何故、地区シリーズ制はダメなのか?

2010-10-16 17:21:26 | Weblog
 プロ野球、パシフィックリーグのクライマックスシリーズで、ソフトバンクが一勝しただけで、「王手」。

 あれれ?と思ったら、年間シリーズで優勝したということで、一勝のアドバンテージがあるんだった。

 なんか、中途半端…ということで、プレイオフなんかやめろという声もある。

 それで元に戻すついでに、1リーグ制にしろとか。

 この問題については、最初っから、疑問がある。

 「なんで、地区シリーズ制を入れないの?」という疑問。

 セリーグ東地区として、巨人、横浜、ヤクルト、同西地区として、中日、阪神、広島とし、それぞれの一位がセリーグの覇権を争う。

 パリーグも同様で、日本ハム、楽天、西武がパリーグ東地区、オリックス、ソフトバンク…あれ? ロッテは?

 まあ、とりあえず、イメージとして西地区に入れるとして、それぞれの一位がパリーグの覇権を争う。

 もちろん、年間のシリーズは従来通りで、ただ勝率を計算するときだけ、西地区、東地区に分けるだけだ。

 それから、交流試合も2試合でなく、やはり3試合にすべきだろう。

 一勝一敗のまま、なんとなく終わるなんて、気持ち悪い。

 3試合を2試合に短くした説明は、たしか「3試合だと交流試合が長過ぎる」ということだったが、決めた連中は、野球があんまり好きではないのだろう。

 といって、私だってプロ野球の熱心なファンというわけではないが、やっぱり「お茶の間」に浸透しているという意味では、サッカーより野球の方が上だろう。

 それを、視聴率が下がったからという理由で「お茶の間」から追い出してしまった。

 見る人は、専門チャンネルで見ているから構わないということらしいが、私みたいな者は、専門チャンネルで見るほど熱心ではないのだ。

 そういう、「お茶の間」で、世間と一緒に見たいのだ。私みたいな人間こそ、テレビの重要な顧客なのだが。

 テレビのバカどもは、野球の視聴率が下がったことを、野球人気が低下したからと考えているが、実際には、テレビの野球中継の人気が下がったのであって、一義的にはテレビ局の問題なんだが、テレビのバカどもには、そんなことに気づくだけの頭がない。

 それはともかく、何故、地区シリーズを導入しないのか、しないほうがいい理由があるのなら、教えてほしいのだが、誰も私の疑問に答えてくれる人がいない。

 ちゃんと理由があるなら、納得するのだが…。