パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

なだぎ&友近

2007-11-26 18:12:05 | Weblog
 M崎さんに進められて、テレ朝の『点と線』の後半を、少しだけ見た。M崎さんは、「面白い」と言っていたし、世間の評判も結構良かったみたいだが…私は、日本の役者の、芝居をする時に「どっこいしょ」と声をかけてから身体を動かすようなスピード感の無さが嫌いで、敬遠していたのだが、今回の『点と線』も、結局それを払拭できていなような気がして、途中でやめてしまった。悲しい顔をすれば、悲しい感情が伝わるような思い込みで演技をしているようなところも嫌いだ。さすがに、ビートたけしには、そういう「欠点」は見られないのだけれど。

 それで、チャンネルをまわしたら、ディラン&キャサリン、ことなだぎ武と友近の二人が素顔でメントレに出ていた。見る人により意見は分かれるだろうが、なだぎがいい男だと思った。サッカーのゴン中山と少年隊の東山を足して2で割ったような……。いや、だから、意見は分かれるでしょうが、でも最初に見た時、一瞬、東山かと思った。ともかく、不思議なインパクトがあった。そして思った。「こういう役者を『点と線』でもキャスティングすべきなんだよ」と。高橋なんとかみたいなんじゃなく。(もっとも、高橋のキャリアの中では昨日の『点と線』は、それほど悪いものではなかったということになるんだろうが。)なだぎにしても、たまたまディラン&キャサリンが当たったが(私も嫌いじゃないが)、メントレを見ていて、性格的にお笑い向きとは思えなかった。それは、友近がよく分かっていて、彼女がなだぎを「シリアス」の方向にコントロールするようになるのではないか、とおせっかいな感想を抱いた。(二人は「恋人同士」を公言している仲だったんだそうで。知らなかった)