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「サームフアジャイ」第12話(最終話)

2010-07-27 | タイドラマ「3 Hearts」
第12話(最終話)
チャーイに薬を盛って、ムエタイの試合を自分たちの優位に運んだことをチャーンの前で証言するシンハラートたち。チャーンは法廷できっちりサックダーを裁きたいと上司であるピポップに話します。しかしピポップはサックダーたちを裏切ることなどできないと消極的です。チャットを殺したことも、ティップを事故に見せかけて大怪我を追わせさらに書類を奪ったことも、すべてはサックダーの仕業だと分かっているのに、なにもできないチャーンは、自分にもどかしさを感じます。改めて自分のふがいなさをチャーイの詫びるチャーンでしたが、チャーイに「チャットのことだけは許せない」と言われ、チャーンは何もいえなくなってしまいます。

久しぶりにナンターのもとを訪れたチャーイ。ナンターに友達ができたらしいことをとてもうれしく思います。一方、正当防衛とはいえ裁判でサックダーを擁護するよう指示を受けたチャーンでしたが、やはりサックダーを庇い立てする気にはなれません。思い切って上司ピポップに話をしようとしますが、逆に仕事から下ろされてしまったりします。母の体調を気遣って、母に仕事をさせずにいたチャーンとチャーイでしたが、母も毎日退屈をしていました。チョームに「なにもしないで一日を過ごすなんてうんざり」と訴えます。母の意を汲んだチョームは、チャーイに相談しますがチャーイはやはりいい顔をしません。そんなチャーイのもとに、ティップの兄テープから電話がかかってきます。テープと一緒にこっそりサックダー邸に向かうチャーイ。

チャーイは警備員の目を盗んでこっそりティップの部屋に忍び込みます。テープはバンチャーと会食中でしたが、思いのほかバンチャーが早く席を立ってしまったため、思わずワインのビンで頭を殴りつけてしまいます。ティップを連れ出したチャーイはどうにか車にティップをのせることに成功するのですが、テープは見つかってしまいます。運悪くちょうど戻ってきたサックダーは、チャーイがティップを連れ出したことを聞いて逆上。そのままナイフでテープを刺し殺してしまいます。一方、家にティップを連れて帰ってきたチャーイに、チョームは驚きますが事情を理解し献身的に尽くします。しかし翌日、警察を連れてサックダーが家にまでやってきます。逃げようとしたものの、チャーイは捕まってしまいます。

ティップを確保するサックダー。「俺の嫁は、俺のところにいるのが一番幸せなんだ」とティップの夫を気取るサックダーに、車椅子を押していたエームは精一杯抵抗しますが、チョームになだめられしぶしぶ車椅子から手を放します。言葉を失ったティップはなにも言うことができませんが、手だけが少し動いていました。一方チャーイは警官の隙をついて逃走。川に入って逃げ延びます。チャーイが逃げたことを聞いた母はほっとしながらも、逃げてしまったことが心証を悪くするのではないかと心配します。弁護士であるチャーンに「なんとかならないの?」と必死に訴えますが、チャーンの返答は優れません。チャーイは、チャットが働いていた修理工場へ逃げ込みます。

再びティップのもとへ向かうチャーイ。警備員を殴り倒し、そっと家のなかに忍び込みます。まずはサックダーの父バンチャーを殴り、隙をついてティップのいる部屋に。しかしもちろんサックダーもそこにいました。殴りあいでは、ムエタイ選手のチャーイに敵うはずのないサックダー。日本刀を取り出し、チャーイに斬りかかります。間合いがとれず斬られてしまうチャーイ。傷口をサックダーに踏まれ、思わず顔をゆがめます。「そんなに死にたいのなら死ね!」と日本刀を振りかぶるサックダー。しかしその瞬間、銃声がしてサックダーはその場に倒れてしまいます。もみ合いになったときにサックダーの手から離れた拳銃で、ティップが撃ったのでした。チャーイはティップを庇い警察に連行されます。

こんな状況から逃げ出したチャーイ。警察もゆるい!!

情状酌量を申し出るチャーンでしたが、上司であるピポップからはあっさり却下されてしまいます。チョームも、どうにかならないものかとチャーンのもとを訪れるのですが、偶然やってきたピムに再び因縁をつけられてしまいます。チャーンの裁判が始まり、サックダーを殺した罪がとうとう確定します。あまりの現実に母は裁判中取り乱し、意識を失ってしまいます。チョームに「自分のことは、心配しなくていい。母さんを頼む」と告げ、抵抗することなく連行されるチャーイ。自分の無力さを嘆くチャーンに、「死刑にならずにすんでよかったじゃないか」と無神経な言葉をかけるピポップ。「あなたたちにこの気持ちは絶対に分からない」とチャーンは悔しさをこらえて涙をながします。

母は心労がたたり亡くなってしまいます。葬儀に駆けつけたチャーンに、エームも、イムも、チョームまでもが冷たい視線を向けます。チョームから「あなたがそんな人だとは思わなかった」とまで言われ、チャーンは、家族を守ることよりも自分の保身を優先し、優柔不断な自分の態度で多くの人を傷つけたことを悟ります。月日は流れ、ティップの病状も少しずつ回復してきます。元通りとは行かないながらも、ナンターやナンターの恋人タワンに付き添われ、タンブンに出向いたりします。ある日、そんなティップのもとをチャーンが訪ねてきます。「今までの自分は、家族やまわりの人間に迷惑ばかりかけてきた。もう一度だけ、自分を信じて欲しい」とティップに訴えます。ティップはそんなチャーンを許します。

チャーンは、今までサックダーやバンチャーに関わった人間たちからさまざまな証言を得ます。ティップの車にわざとトラックをぶつけティップに大怪我をさせたこと、そのときに離婚届とその他の書類を盗み取ったこと、チャーイのマウスピースに毒を仕込んだこと、サックダーを撃ち殺したのはティップであること、そしてティップは、サックダーから精神的苦痛を与えられ続けていたことなどが裁判で認められ、とうとうチャーイの罪が大幅に減刑されることに。すべてをやりとげたチャーンは、車と部屋の鍵をピポップに返し、会社からも退職する旨を伝えます。すがすがしい気持ちで外へ出たチャーンでしたが、精神病院を抜け出してきたピムがチャーンを狙っていました。ピムに撃たれ、チャーンは命を落とします。

1年が服役期間を終えたチャーイを迎えに来たチョーム。付き添ってきたイムも、ふたりの再会を涙ながらに喜びます。さっそく母や兄、弟が眠る墓地を訪れたチャーイ。自分のせいで母に心配をかけたこと、辛いときそばにいれやれなかったことをチャーイは心から悔やみ、これからの人生をみんなの分まで精一杯生きることを誓います。数年後、チョームとチャーイは孤児院を開きます。エームも孤児の世話をし、イムもそんな若者たちを暖かいまなざしで見守ります。子供たちの屈託のない笑顔を見るたびに、チョームも笑顔になれるのでした。子供たちの歌声が、いつまでもいつまでもあたりに響き渡っていました。

最後2話はチャーイがめっちゃカッコよく見えてきた!

3人兄弟だったのに、最後はひとりになってしまって・・・でもチャーイにはチョームという新しい人生の伴侶ができて、残されたものがそれぞれに一生懸命生きていく、というなかなか素敵なエンディングでした。サックダーにはきっちり天罰が下ってよかったです。ティップの気持ちを考えると、ちょっと胸が苦しくなりますが・・・きっともとのようにばりばり仕事をこなすキャリアウーマンになるのでしょう。そして心を病んでしまったピムを庇って警察に連行されたピポップ、悪者はそれぞれに天罰を受けるという、タイドラマらしい良い展開でした。親と兄弟、血縁のあるなしに関わらず、人を愛するって素晴らしい。チャット役アレックスがまたしても途中で死んでしまう役なのはちょっと悲しかったですが・・・でも、アンパワーの美しい自然も観ていて癒されましたし、やっぱりタイドラマっていいなぁ~と思いました。長い間お付き合いくださいまして、ありがとうございました。

さて次のドラマは、アム・アティチャート主演、テーオ・ナッタポンが共演の「ピアンジャイティープークパン」です。これには私の好きなボーイ・チョークチャイが出演するので、ぜひともチェックしなければ!!次のドラマもぜひ一緒に楽しみましょう。

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