ドッグシェルター

保護犬の紹介、お知らせ、ご支援のお願い

信頼関係

2007年04月05日 | Weblog
今日は私のボランティア活動について少し書きたいと思います。
私はドッグレスキューの活動を初めて7年になります。
始めた頃は里親探しの方法さえ分からず、戸惑うことばかりでした。
そんな状況の中ありがたいことに私には犬の保護ボランティア活動の
大先輩と知り合うことができて、其の方から里親探しについての
とても大切なこと、
里親選びのノウハウを叩き込まれました。
里親探しは何が大切なのか、それは里親を選択する側の判断に
犬達の運命が委ねられていることだ。と
不幸にも捨てられた犬をどのようにすれば幸せな運命に導けるのか?
この課題はこの保護活動を実践している以上、常にテーマとして
真剣に向き合い考えていかなければならない。
その選択を誤ってしまえば、犬を救ったことにはならないと
教えられた。
犬を保護し里親に託すまでの間、言葉でも表現できないくらいの
さまざまな苦労があります。
でもその苦労も里親が決まればいつの間にかに喜びに代わっている
のがとても不思議ですが、この喜びが苦労の何倍もあるから
この活動を継続して行けるんだなと実感しています。

保護した犬達が自分の手元から離れて行く時、
心から幸せになって欲しいと願います。

私には同じように保護活動をしている団体のリーダーに友がいます。
彼女とは電話で動物愛護問題や行政についてや
今後の活動や夢や希望についてさまざまな観点から語り合います。
その話は深夜に及ぶこともあります。
同じ団体を運営しているリーダーとしてお互いの苦労も十分に分かります。
DSVで手が回らない犬の保護を引き受けてもらったことが何度かあります。
偶然にも彼女のボランティアの先輩も私の先輩と一緒の方だったんです。
なので、彼女もその先輩から里親探しの極意を叩き込まれていました。
犬の命に関わる活動だけに、人知れぬ見えないところで
ものすごく苦労があったり葛藤があったりします。
今ここにいる犬達を救って行かなければというプレッシャーは
自分との戦いになっています。
いつかその犬達を救えなくなる時がくるのだろうか?
不安もあります。
救いたいのに救えない。日々殺処分されていく全ての犬達・・・

人間としてとても大切なことで、信頼関係があります。
人間を信頼している犬の純真な瞳
犬には人を選べないけど、人は人を選べるという選択肢があります。
人や犬を裏切ったりした人は心が痛まないのだろうか?
私はボランティア活動を通じて人間の身勝手さと冷たさを
嫌ほど知ってきました。
心の温度差の違いも一杯感じて来ました。
でも、心の温かい人達にもたくさん助けられて来ました。
だから不幸な犬達の為に頑張ろうと思います。