ドッグシェルター

保護犬の紹介、お知らせ、ご支援のお願い

行き場を失った犬達の為に

2007年11月08日 | Weblog
シェルターはあくまでも緊急避難場所であり、終生飼育場所ではありません。
それは、捨てられた犬達にとって安住の居場所は、本当の飼い主家族との
共存だと考えております。

何処にも行き場がなく、行く末は処分場、これを回避する為に
保護してケアして、人間との信頼関係を克服できるよう、
お世話をさせて頂いているのです。
シェルタースタッフも毎日大忙しで一生懸命で頑張っています。

食事の分量も計りで量っています。

どんだけ~頑張っても犬達にとってシェルターは最良の居場所ではないと言う
事は、はっきり申し上げておきたいです。
私共がどんなに努力しても、家庭犬と同じような待遇で満たして上げることは
できません。
もちろん、出来る限り飼育環境を清潔に保ち、少しでも居心地がいい様に
創意工夫をしながら努力を惜しまず頑張っておりますが、
愛情さえあれば、ワクチンもしなくてもいいのか?
避妊しなくてもいいのか?
フィラリアの予防もしなくていいのか?
それは違います。保護とは適切な管理をしていかなければなりません。
適切な管理こそ飼育資金が支えになっています。

今ではどこのシェルター運営している保護団体でも限界頭数になっています。
DSVは安楽死はしませんので、現在のところ病気以外でなくなった犬は
いません。
今後とも一頭でも多く不幸な境遇に置かれた犬を救って行く為に
どうすればもっと助けて上げれるのか
常に思考錯誤しながら活動に取り組んでいます。

しかし最終結論は、やはり新しい飼い主のもとに送り出すことしかありません。
譲渡条件は譲渡犬の、終生幸せを願わくば必須条件だと思います。
それ故せっかくのお申し込みにもお断りをさせていただく事もありますが、
きっと審査なく譲渡していれば、DSVは毎月20頭以上の里親決定が
あるでしょう。
個人で活動している年数を含め、8年近くなりますが譲渡後は
返還犬、交通事故死、迷子による行方不明もなく、里親様との交流も
大切にさせて頂いております。

DSVはレスキュー屋ではありません。
一頭一頭が本当の幸せに出会えることだけを願い地道な活動に
取り組んで行くしかありません。

画像はハスキーMIXのka君です。
ボランティアさんにブラッシングしてもらい嬉しそう。

犬達にとって安住の居場所は
本当の飼い主家族との共存です。


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