ドッグシェルター

保護犬の紹介、お知らせ、ご支援のお願い

サキさん里親決定

2007年04月24日 | サキさん

本日サキさんのお預かり家である、たんたんさんご夫妻から
サキさんをたんたん家の一員として迎えたいとお申し出を頂きました。

やせ細り栄養失調状態其の上、汚れてボロボロのわんちゃん状態で
放棄され警察に届けられたサキさんを、DSVでレスキューし
病院にも入院、手術、治療、サキさんの回復を祈り温かいエールや
医療費ご支援をお送り下さいました皆様にありがとうございました。

そして、サキさんの一時預かりを引き受けて下さった
たんたんさんご夫妻により、健康面と精神面のリハビリ
もし、たんたんさんご夫妻にサキさんのお預かりを引き受けて頂いてなければ
きっと今のサキさんの幸せはなかったと思います。
サキさんは年齢不詳です。
高齢犬であることは明らかに判断付きますが、
一体本当の年齢は何歳なのか解りません。
きっと10歳以上であることは確かだと思います。
でも、老いぼれきっていた保護当時に比べると随分若返っています。

たんたんさん家でお預かり生活4ヵ月が過ぎ
現在では、毛艶のないパサパサで少なかった体毛もフサフサとなり
ふくよかな体格に変化、又保護当時は感情の表現や意思表示も殆どなく、
生きた化石状態のサキさんでしたが、今では家人の帰宅の時には、
先住犬と共に走って来て
「お帰り~」とお出迎えする様にまでなったそうです。
感動です。
サキさんのことでは、更に犬は飼い方次第でここまで変化するという証明を
教わったような気がしてなりません。

たんたんさんご夫妻は、サキさんが後何年生きてくれるかわからないけど
例え短くても今が安心して生きれるようにして上げたいと・・・。

本日サキさんを連れてシェルターに来て下さいました。



N様よりサキさん用にi/dの療養食をご支援頂いておりましたので
お渡しさせて頂きました。

これまでサキさんの為に温かいフード支援本当にありがとうございました。


今後のサキさん(幸姫)の様子はたんたん家の日記でご覧下さい。
これまでの預かり日記も合わせてご覧下さい。



犬は人類の古き良きパートナー

2007年04月24日 | Weblog
もうすぐ世間はゴールデンウィークです。
ですが、私どもには休息はありません。
犬を助けるという活動には人間のご都合主義は通用しないと実感しております。
ゴールデンウィーク、お盆、日曜日、年末年始、お正月
棄てられた犬には本当のお家がありません。
だから、私共が飼い主に代わりお世話をさせて頂いております。

人間の身勝手で捨てられた犬達ですが、いつでも人間の愛情を求めています。
シェルターで犬のお世話をしているスタッフも疲れていますが
頑張っています。

以前私共は年末の31日にレスキュー依頼が舞い込み、お正月早々
レスキューに走ったことがある。
その犬はとある病院の近くの公園に繋がれて、心ばかりのドッグフードの袋と
共に走り書きのメモが残されていました。
「事情により飼えなくなりました。宜しくお願いします。」と
年末から飼い主に置き去りにされた犬を見るに見かねて連れて帰った方からの
レスキュー依頼でした。
誰もが年末年始のお休みムードの最中、動物病院さえも休診です。
日本は本当に動物に冷たい国だなとつくずく実感させられました。
もちろん、そのわんちゃんは暫くして優しい里親さんに迎えて頂き
今でも幸せに暮らしています。
あの時、公園に繋がれて捨てられていたわんちゃんを連れ帰った人と
その時、私共が躊躇することなく行動に移せたことで
命のリレーが成立し一頭の犬が救われたのです。

結局、犬一頭救う時は、誰かが行動を起こさなければ実現しないのです。
人間のエゴで罪のない命が
どれだけ膨大な数が犠牲になって来たのだろう。
本当に人間の愚かさに悲しくなります。

貴方は犬を犠牲にする人になりますか?
それとも助ける人になりますか?
それとも無関心な人になりますか?
それとも助ける人を応援する人になりますか?
色んな選択肢があります。

最近あれも、これもとやることが多過ぎて、手が回りません。
時間がいくらあっても足りません。

犬は人類の古き良きパートナーです。
どうか、最後まで大切にして下さい。