gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

慢性腎炎 清心蓮子飲加減治療 張琪氏漢方治療8(腎病漢方治療268報)

2014-02-16 00:15:00 | 慢性腎炎 漢方治療

前報よりは少し短いですが七診まであります。解説も不十分かも知れませんがお付き合い下さい。

患者:張某 21歳 男性

初診年月日20031031

主訴疲乏無力1年、加重一ヶ月

病歴

患者糸球体腎炎歴1年余、反復遷延し、久しい治療が無効、ここ1ヶ月、尿蛋白+、尿潜血2+、RBC1~2個/HP

初診時所見

患者乏力倦怠加重、腰酸痛、納差、尿黄、咽痛。咽赤、舌質紅、苔白、脈滑。尿蛋白(+)、尿潜血2+、RBC1~2個/HP、他(-)。

印象:軽い検尿異常があるだけですので、現代日本では、「しばらく様子をみていいでしょう。ゆっくり休んでください」程度の医師の応対になります。つまり治療する必要が無いと判断されるかもしれません。しかし、診察をすれば中医にとっては明らかに異常なのです。治療が必要となるのです。)

中医弁証脾気虚、腎陰虚、湿熱内蘊

西医診断慢性糸球体腎炎

治法:益気養陰、清利湿熱

方薬:清心蓮子飲加減

黄耆30g 太子参20g 石蓮子15g 地骨皮15g 白花蛇舌草30g 麦門冬15g 金銀花30g 蒲公英30g ?菜花(涼血止血 清熱利尿)20g 地錦草清熱解毒、活血化瘀止血)20g 三七(化瘀止血 活血定痛)10g 茜草(涼血化瘀止血)20g 白茅根30g 小薊涼血止血、解毒消癰)30g 山茱萸20g 枸杞子20g 女貞子20g 莵絲子15g 芡実15g 五倍子(斂肺降火、固精縮尿、斂汗生津、固渋収斂止血)15g 蝉脱(疏風熱)15g 甘草(調和諸薬)15

水煎服用 毎日1 過労と気温の変化に注意するように言う。

印象