序論
聖書律法の有効性
p3~
The Validity of Biblical law
INTRODCTION
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony
◇◇
律法違反者は、神に敵対しており(ローマ8:7)、罪と死の律法(ローマ8:2)の下にいる。
一方、信者はキリストにあって生命のみ霊の律法(ローマ8:2)の下にいる。
律法は一つであって、それは、神の律法。
刑務所で死刑を待っている囚人にとって律法は死を意味するが、神の人にとっては、その同じ律法が生命となる。
というのは、律法は彼と彼の財産を犯罪者から守るからである。
律法がなければ、社会は崩壊して無政府状態になり、ならず者どもの手に落ちる。
律法の信望と実行は、殺人者にとっては死であり、神の人にとっては生命だ。
同様に、神がご自分の敵をお裁きになる時、律法は死となり、ご自分の民をお恵みになる時、律法は生命の原則となる。
神は、人間を創造した時、地を治め、地上に神の主権を打ち立てるようお命じになった(創世記1:28)。
しかし、人間は、自分の主権を打ち立て、地上に自律的王国を築き上げようとして、罪と死の中に落ち込んでしまった。
そこで、神は、御国を再び築き上げるためにアブラハムを召し出して神の民イスラエルを形成し、彼らに地を与え、それを従えさせ、そこに神の主権を打ち立てるようにお命じになった。
神の御心に適った社会、また、神のみ前で真に進歩・発展する社会は、モーセを通して与えられた律法に基づく諸法律によって築き上げられる。
預言者は、この目的を達成するために、イスラエルを何度も呼び起こした。
コメント:
ローマ8:2のνόμοςを、語義に従って、しっかりlaw(法)と訳出すべき。
「原理」とか「法則」などと訳出するから誤読、誤解を生む。
「罪と死の律法」も「イエスキリストにある命の御霊の律法」も(モーセ)律法そのもの。
異なる2つの原理、「罪と死の原理」「イエスキリストにある命の御霊の原理」があるのではない。いずれも、対極を成すモーセ律法の両側面。
違法者には死を与え、遵法者には命を与えてくれる。
この世において、(エクレシアが)自由奔放に、豊かに生きていくための道しるべだ。
聖書律法の有効性
p3~
The Validity of Biblical law
INTRODCTION
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony
◇◇
律法違反者は、神に敵対しており(ローマ8:7)、罪と死の律法(ローマ8:2)の下にいる。
一方、信者はキリストにあって生命のみ霊の律法(ローマ8:2)の下にいる。
律法は一つであって、それは、神の律法。
刑務所で死刑を待っている囚人にとって律法は死を意味するが、神の人にとっては、その同じ律法が生命となる。
というのは、律法は彼と彼の財産を犯罪者から守るからである。
律法がなければ、社会は崩壊して無政府状態になり、ならず者どもの手に落ちる。
律法の信望と実行は、殺人者にとっては死であり、神の人にとっては生命だ。
同様に、神がご自分の敵をお裁きになる時、律法は死となり、ご自分の民をお恵みになる時、律法は生命の原則となる。
神は、人間を創造した時、地を治め、地上に神の主権を打ち立てるようお命じになった(創世記1:28)。
しかし、人間は、自分の主権を打ち立て、地上に自律的王国を築き上げようとして、罪と死の中に落ち込んでしまった。
そこで、神は、御国を再び築き上げるためにアブラハムを召し出して神の民イスラエルを形成し、彼らに地を与え、それを従えさせ、そこに神の主権を打ち立てるようにお命じになった。
神の御心に適った社会、また、神のみ前で真に進歩・発展する社会は、モーセを通して与えられた律法に基づく諸法律によって築き上げられる。
預言者は、この目的を達成するために、イスラエルを何度も呼び起こした。
コメント:
ローマ8:2のνόμοςを、語義に従って、しっかりlaw(法)と訳出すべき。
「原理」とか「法則」などと訳出するから誤読、誤解を生む。
「罪と死の律法」も「イエスキリストにある命の御霊の律法」も(モーセ)律法そのもの。
異なる2つの原理、「罪と死の原理」「イエスキリストにある命の御霊の原理」があるのではない。いずれも、対極を成すモーセ律法の両側面。
違法者には死を与え、遵法者には命を与えてくれる。
この世において、(エクレシアが)自由奔放に、豊かに生きていくための道しるべだ。