みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#496 神の法第四戒

2020年02月26日 | 神の法
第4戒
安息日と権威
 
p153~
The Sabbath and Authority
The Fourth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

イスラエルの安息日とクリスチャンの安息日の違いは、曜日ということだけでなく古い制限の終焉にある。

週の初日は、パレスチナやローマ帝国においては労働の日だった。

教会員は、昼の間は働き、初日の夕方に集まった。

眠気のため窓から落ちて、死んだ者もいた(使徒20:7~12)。

今でも主日の労務が違法であるとしたら、新約聖書において、そのことに関して十分な記載がなされていたはずだ。

古い法が変更されたことは明白。

現在の義務について、パウロは次のように述べている。

ヘブル10:25
ある人々のように、いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか。

マケインは、主の日を愛するための理由を丁寧に説明した。

彼は日曜日の列車に反対し、それは安息日違反であると宣言した。

しかし、その法の適応レベルを旧約聖書が規定する程度まで押し上げることはできなかった。

24時間通して稼動する工場や、食物輸送などについて、世はマケインが描く安息日を容認することはなかった。

一方、人の平和を破壊する、非安息日という考え方も同様に受け入れることはできない。

イスラエルの安息日及びそれに関連する法は廃れた。

クリスチャンの安息日はクリスチャンの秩序を背景とする。

クリスチャンの秩序の中のひとつの側面がクリスチャンの安息日。

参考文献:人目にうるわしい信仰