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午後4時過ぎ、衝突体験希望者は本社前広場に集まってくれと社内放送があった。これは、良いネタになると暑い中を早速駆けつけた。なるほど、JAFの体験車が止まっていて、社員が数人集まっていた。 どうも順番待ちのようで、私が近寄ってゆくと、並んでいた女性社員が喜んで私と替わるという。なかば強制的に並ばされていたようで、私の腕を取って替わってくれという。 なんにでも興味を持つ私だ。 まして、かわいい女性から腕を取られては、後に引けない。嬉しさをかみ殺して、運転席に座った。
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体験者は4人で、後部座席が女性、前には男性が座った。 私は運転手の役だ。 シートベルトを付けて緊張して待っていたら、係りの人がサイドブレーキをおろしてくれ、という。ブレーキ解除で、車が走り出すらしい。 言われたとおりに、サイドブレーキをおろすと、車は滑り出し、そして衝撃が!
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どーんと音がして、エアバッグが飛び出した。びっくりした。<o:p></o:p>
スピードを聞くと、なんとたったの5キロという。人の歩行速度だが、衝突の衝撃でエアバッグは飛び出し、私は前にのめりこみそうになった。怖いものだ、とつくづく感じた。
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夏の交通安全週間の一環で、後部座席のシートベルト着用のPRではあるが、なるほど、高速道路では致命傷になると感じた次第だ。
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