ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

うぐいす

2008-03-22 22:01:28 | 平々凡々

   近くで見かけたフォードトラック。前世紀の遺物品だと思うけど。

 

 金曜日、八代に居た。お得意ユーザーの工場だ。昨年秋に発生した事故の改修に関する最終手直し工事だ。工場の停電に合わせて工事をせざるを得ないので、効率が悪いが仕方ない。私が全責任を持って外注業者を使って施工しているのだが、ようやく今日で終わりとなる。

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 朝から始めた作業も順調に進んで、午後3時頃には終わりそうな見通しで昼食休憩に入った。昼食は近くの道の駅内のレストランに行くことが多い。天気も快晴で暖かかったためか、いつになくレストランは混んでおり、空いていた席に合い席で座った。

 

 いつものちらし寿司に、太刀魚のてんぷら、味噌汁を食べていると、隣の女性が私の肩を叩いた。何事かと驚いたが、その40代の女性が窓の外を指さして、「鶯がいます!」と嬉しそうに言う。見ると窓越しに椿が並んで植えられており、その茂みが揺れている。鶯がちょんちょんと動き回っていたのだった。椿の紅い花がところどころに咲いており、緑の葉と鶯の羽の色がバックの空の青さに浮き立っていて、実に色彩豊かで、楽しげで、まさに光の春を思わせる光景だった。

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 隣の女性は一人で食事していたが、この鶯のことを誰かに知らせたかったのだろう。一人だけで楽しむのはもったいないと感じたのだろうか。私も見知らぬ人から思わぬ好意を受けて、その日の順調な仕事と重なり合って嬉しい思いがした。それに鶯とは、縁起が良い。

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 お腹もいっぱいになり、午後からの作業も気分よく取りかかれることができた。そのためか、作業も順調にはかどって、夕刻には無事に完了。お客様も出来栄えに感謝してくれて、嬉しいことこの上なかった。

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八代からの帰路、夕暮れの東の空に満月が顔を出していた。春のお彼岸だ。さて、この数カ月気がかりだった案件もこれで終了! 土・日は何をしよう。

 

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コメント (12)
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