ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

ホウレンソウ

2007-04-05 21:04:39 | 平々凡々

  我が家のホウレンソウ

 妻が丹精を込めている家庭菜園の一角に、ホウレンソウが植わっている。暖冬のせいか、生育が良い。毎日のようにおひたしなどで食しているが、育つスピードに追い付かない。娘たちにも分けてはいるようだが、いっこうに減っていない。これ以上大きくなると葉が硬くなって味も落ちるのではないだろうか、と素人ながら危惧している。<o:p></o:p>

先日はご近所さんから蕨を頂いたようだが、昨日は次女が袋一杯のタケノコを持ってきた。あく抜きが面倒なのか糠がないのか、我が家に持ってきたら妻が何とかするだろうと思っている節がある。それに妻が几帳面に応えたようで、今晩はタケノコご飯だった。<o:p></o:p>

それにしても春の食材があふれ、本当に春本番を思わせる。春の七草は薬用になるそうで、せっせと食べたいものだ。<o:p></o:p>

話題がそれたが、テーマはホウレンソウ。標語好きな日本人の「報告、連絡、相談」だ。オアシス運動などと共に職場の潤滑剤として欠かせないものだ。私はいかにも「職場内が仲良く、和気あいあい」としているかのような、このようなこじつけの活動は嫌いというか肌が合わないので、率先して取り入れたことはないが、ある部門ではいかにも「私は管理指導しています」と宣伝したいのか、必要以上にぺたぺたと張り紙しているところがあった。(他部門からの評価は、その部門は独裁的で部門長だけが評価され、エコひいきが多く、一般職は査定がわるいので昇進できない・・・私もそう思っていた)<o:p></o:p>

私はホウレンソウを否定するのではなく、会社には絶対に必要なことであり、社会人として至極当たり前のこととして、強いてPRすることもない、と考えている。要するに、ホウレンソウはその職場としての機能を果たすのに不可欠な条件であり、管理職の最大の仕事なのだ。それを、部下に見よがしに強制するのが、なんだか気恥ずかしい。<o:p></o:p>

情報処理技術の目覚ましい発展により、仕事の進め方も変わっている。松下電器では在宅業務が可能になるらしい。成果主義のひとつの形だろうけど、自宅でキーボードたたけばいい時代になりそうだ。そうなると、ホウレンソウはメール、電話だろうから、感情の交流は無くなるのだろう。結果だけを追い求めてしまうから無味乾燥な世の中になるのだろうか。ただ、これは事務系の世界であり、技術系の仕事は当分、出勤して顔突き合わせて、になりそうだ。膨大な技術データを自宅で閲覧するのは無理があろうし、スキルの伝達・製品の製作確認も重要な仕事だろうから。私としては出勤は隔日で、在宅業務で構わないが。

これからは家庭内のホウレンソウがより大事になるだろう。生活の場が会社より家庭に比重が移りつつある今、我が家の雰囲気を無視していては叩き出されるかもしれないし、居場所がなくなるかもしれない。男にとって、定年退職とはつらくて切ないものなのだ、と分かるようになりました。

<o:p></o:p>


コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする