ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

法事

2007-04-23 21:33:56 | 平々凡々

  奏汰君。80日。笑顔も出ます。金太郎さんです。

 土曜日、母の法事だ。23回忌である。最近は忙しい世相を反映してか、23回忌と27回忌を併せて25回忌だけにしているところもあるそうだが、我が家はそのような新風習があるとは露知らず、昔ながらの慣習を忠実に守っている。父が入院している現在、我が家系の長老は私なのであるが、弟達も私を立ててくれて、云うことを良く聞いてくれる。嬉しいことだ。<o:p></o:p>

11時からお寺でお経が始まるので10時に末の弟と父の病院へ。父は92歳になる。入院して1年半、すっかり足腰が弱って歩けないが、無理しなければ大丈夫だろうと、外出の許可を貰っている。車椅子に乗せてお寺へ。<o:p></o:p>

出席者は娘達夫婦も合わせて、全7家族20人。和音君,奏汰君も入っている。都合で出られなかったのは遠く離れた甥・姪の三人だけだった。東京から駆けつけた姪もいた。みんな元気で安心した。父と会うのも久しぶりで口々に私を覚えているかと問うけど、近頃は記憶が途切れ途切れなので、柔和な顔で涙を流しながら笑うばかりだった。やはり、嬉しいのだろう。私も熱いものがこみ上げてきた。<o:p></o:p>

17回忌の時の経験があったので、1時間半くらい供養でお経を上げてもらって、と考えていたのだが・・・  
 今回は仏教の教えを垣間ではあるが、知ることが出来た。あとの説法で教えてもらったのだが、お経は唱えさせて頂く、ものなのだそうだ。お釈迦さまの教えは我々を導くものであって、お経は仏さまがお坊さまの声を借りて我々を指導しているのであると。往生した母は仏さまであり、その仏さまにお経を上げるのではなく、お経は母が我々を導く手段なのである・・・と。
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まだ40歳前の2代目お坊さまであり、我が家にも祥月命日にお経を上げてくれているが、このように熱血的で、勉強しているとは思わなかった。見方、考え方が180度ひっくり返ったようで、実に新鮮な思いがした。伊達に仏教はあるものではない。やはり、奥が深いと痛感もした。<o:p></o:p>

 2時間で法要は終了。引き続いて我が家で昼食。居間に20人はぎりぎりだったが、応接台を3台並べて何とか坐ってもらった。<o:p></o:p>

みんなが集まるのは正月以来で、近況報告や和音・奏汰の紹介などで盛り上がった。はなはなさんから送ってもらったクラフト兜をテレビ台に飾って紹介したが、すっごーい、まるでプロの仕事だ、と嬌声が上がった。(実際、プロなのであるが) まるで私が作ったかのような気になって、鼻高々でした。

 今はピアノレッスン室に飾っています。
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我が兄弟は酒が強い。この日はビールを手始めにして、酒、焼酎を準備していた。焼酎は半年くらい前にブログで紹介した秘蔵の「魔王」を提供した。お酒は地元の純米酒「西の関」。二つとも見事に空になった。憧れの響子さんからプレゼントされた「田沢湖美人」は、弟達が飲ませよ、と叫んでいたが何とか頑張って死守した。これだけは、私がちびちびと飲みたかったのだ。

 会食風景。全員の顔を紹介できないのが残念。美女ばかりなんです。
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会食の途中だったが、約束の時間が来て2時半過ぎに娘婿の運転で父を病院へ連れ帰った。看護婦さんも心配していたが、やはり疲れていたようで、すぐに眠ってしまった。<o:p></o:p>

 6時前に会食はお開き。23回忌の法事も無事に終わった。忙しいのはやはり女性で、いつもながら妻は引き出物の準備や、料理の手配、お寺様との交渉などこまめな気遣いをしてもらった。おかげで、無事に終えることが出来た。 ありがとう。日曜はゆっくりとしてください。
コメント (22)
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