FISH & CHIPS

2008-12-06 03:05:58 | Dano Effects
ダンエレクトロのminiシリーズの中でもこのグラフィック・イコライザーは他のメーカーのものと比較して安いというだけでなく、ノイズも少ないという点で評価が高いですね。



このペダルにはFISH & CHIPSという名前がつけられています。フィッシュ&チップスはイギリスの庶民的な料理として代表的なもので、白身魚のフライにフライドポテトをあわせたものです。例によって、なぜこの名前になったかをいろいろ考えてみました。今回は食べ物のイメージでも語呂合わせでもなく、ペダルの外見から来るものだという結論に達しました。

まず、筐体。これは通常ミミズクのようだということにしていますが、コントロールノブがないので、ミミズクには見えず、むしろ魚のように見えます。ダンエレクトロのペダルを農協のマスコットである「貯金魚」のようだと見る向きもあるので、まあどうにか納得しうるラインかと思われます。
そしてボディにある8つのスライダーがフライドポテトというわけです。

さて、グラフィック・イコライザーといえば、7つの周波数帯域を調整して音を加工するものですが、グラフィックたるところは、ドンシャリならV字型、ミドルブーストなら山型というように、視覚的に把握できるというところにあります。また、ハウリング対策として使ったり、スライダーをフラットにしてLEVELだけ上げてブースターとして使うこともあります。

ここでそれぞれの周波数帯域が音のどういった性質を担っているのかを覚書として記しておくことにします。

100Hz 全体のムード
200Hz 低音の鳴り
400Hz 音の太さ
800Hz 中域の音のコシ
1.6kHz アタック感
3.2kHz 音抜け
6.4kHz 音の鋭さ

一般的にはこのように説明されますが、実際いじりはじめると、だんだんわけがわからなくなってきたり、その日の気分によって違ってきたりする感じではあります。
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2 コメント

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Unknown (マッチー)
2008-12-07 13:50:10
確かにイコライザーって「レベル上げて」「余計な周波数カットして」なんて複数に欲張ると本番どーにもならんスイッチを一つ増やしただけ。踏めない。なんて事ありますよね。
僕はフラットにしてレベルブーストして使います。
フリーケンシー付きのコンパクトエフェクターならもっと使用範囲が広がるんですがねー(今はクライベイビーをフリーケンシー替わりに使用中)。
ディ・アルモンドのピックアップなんかは環境によって極端に音の響きが変化するので都度苦労してます…。
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Unknown (danojun)
2008-12-07 21:25:30
また来ていただき、ありがとうございます。

デュアルモンドのピックアップはレンジが広いということですからね。このピックアップが搭載されたハーモニーのギターも手に入れたいと思いつつ、まだ手に入れてません。ボブキャットあたりを狙っているのですが。
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