小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

極真空手

2015-04-28 00:21:40 | 武道・スポーツ
極真カラテと、グローブをつけた、顔面攻撃あり、のルールの、空手やキック・ボクシングでは、ケンカでは、極真空手の方が、強い。

それは、なぜか。

それは、確かに、グローブをつけて、顔面パンチあり、のルールの方が、実戦に近いように、思える。間合いにしても、顔面パンチあり、の方が、ケンカに近い。というか、間合いも、ケンカそのものもである。

しかし、ケンカでは、極真空手の方が、強いのである。

その理由。グローブを、はめてしまうと、試合中、いつも、重たいグローブを、つけて、力を入れて、グローブを握ってしまう、から、それが、選手の自由な、動き、リラックスさ、を奪ってしまうからだ。キックする時に、手で、バランスをとるための、手の状態も、素手とは、異なってしまう。

極真カラテは、顔面パンチは、当然、禁止、のルールなので、グローブで、顔を殴られる心配がないから、堂々と敵に近づいて、胸の打ち合いをしていて、それは、グローブありの、空手やキック・ボクシングより、実戦的でないように、思える。

しかし、グローブをはめていない、おかげて、構えている時も、キックする時も、相手の胸にパンチを打つ時も、つまり、戦っている時は、絶えず、手、腕がリラックスしているから、それは、ケンカと、全く同じ状態で、ケンカと同じ、パンチやキックを、出来るから、ケンカでは、極真カラテの方が、試合や、練習と、全く同じ感覚で、戦えるからだ。

グローブありの流派では、顔面パンチにしても、素手ではなく、グローブを、つけているから、双方ともに、安心しているから、ケンカのパンチとは、異なったパンチとなってしまうのだ。
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