小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

芥川龍之介の死

2015-05-26 07:10:21 | 考察文
芥川の時代には、温水プールがなかった。トレーニングジムがなかった。
それらが、あったら、芥川は、死なないですんだ。可能性もある。
大体、人間が死にたい時ほど、苦しくなってしまうのは、一つのことにのみ、意識が行ってしまって、視野が狭くなってしまっていることが多い。

「文を作るのに欠くべからざるものは何よりも創作的情熱である。その又創作的情熱を燃え立たせるのに欠くべからざるものは何よりも或程度の健康である。スエーデン式体操、菜食主義、複方ジアスタアゼ等を軽んずるのは文を作らんとするものの志ではない」

(芥川龍之介)
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