小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

回春マッサージ物語 1 (小説)

2019-09-18 19:04:01 | 小説
「回春マッサージ物語」

という小説を書きました。

ホームページ、「浅野浩二のHPの目次その2」

http://www5f.biglobe.ne.jp/~asanokouji/mokuji2.html

に、アップしましたので、よろしかったらご覧ください。

(原稿用紙換241算)




回春マッサージ物語

私は、藤沢市の北部の湘南台に住んでいます。
私は、医師です。大学は、横浜市立大学医学部に、入りたかったのですが、落ちてしまい、第二志望の、奈良県立医科大学に、入りました。
私は、生まれも、育ちも、関東で、埼玉県の草加市で、小学校を過ごし、中学、高校は、東京の東久留米市の自由学園で、過ごしました。
小学校の時は、小児喘息のため、神奈川県の、二ノ宮、にある喘息の施設で、一年半、ほど、過ごしました。
ここは、海が近く、私は海が好きでした。
中学一年生の時から、鎌倉市の大船に、家が出来て、中学一年生からは、そこが、ずっと、私の家でした。
私は、関東にしか、特に、神奈川県、の、海に近い所にしか、住む気がしません。
なので、奈良県立医科大学を、卒業すると、すぐに、Uターンして、千葉県の、国立下総精神医療センター、で、二年間の研修をしました。そして、その後、藤沢市の湘南台にある、藤沢北部病院に就職しました。
もちろん、湘南台に、引っ越しました。
私は、湘南台が好きでした。
湘南台は、藤沢市の北部にあって、藤沢駅周辺は、歓楽街が、ゴチャゴチャしていて、騒々しく、嫌いでしたが、湘南台は、1962年から、市が、計画的に作った街なので、道は、京都のように、縦横に、計画的に作られていて、騒々しくなく、静かで、私にとって、住むには、一番、良い土地でした。
湘南台駅は、小田急江ノ島線の駅ですが、相鉄いずみ野線と横浜市営地下鉄ブルーラインの、ターミナル駅でもあり、交通の便もいいのです。
私は、かなり以前から、マッサージ店で、マッサージを、受けてきました。
私の住んでいる、湘南台、および、藤沢駅周辺には、マッサージ店が多いのです。
マッサージ店で、マッサージを受けるように、なったのは、私は、けいれん性便秘、不眠症、自律神経失調症、で、学生時代から、悩んでいて、筋トレ、や、ランニングが、便秘、や、不眠症に、効果がある、と、わかったからです。
それで、藤沢市の、市民体育館で、筋トレ、や、ランニングをするようになりました。
筋トレ、や、ランニングは、便秘、や、不眠症に、明らかに、効果がありました。
筋トレ、や、ランニング、は、始めた最初の頃は、しんどかったが、何年も、続けていくうちに、だんだん、慣れてきました。
どの、マシントレーニングは、どれだけの負荷でやれば、いい、ということも、わかってきました。
そして、筋トレ、を、続けていると、段々と、筋肉が、ついてきて、負荷を上げても、苦痛にならなくなってきました。
もちろん、私は、筋トレ、も、ランニング、も、嫌いでした。
ボディービルダーの、マッスル北村は、「筋肉を収縮させることは気持ちがいい」、と言いましたが、私は、そうではありませんでした。
私は、小説を書くこと、だけが、唯一の、生きている目的なのです。
しかし、体調が悪いと、小説は書けません。
書くネタは、あっても、体調が悪いと、小説は、書けないのです。
昔は、体調が悪くても、一日中、机に向かって、それで、一行も書けない、というような、ことも、していました。
しかし、それでは、全くの時間の無駄です。
それで、考え方を変えて、体調が悪い時は、市民体育館で、運動して、体調を良くすることに、切りかえました。
体調が良くなってくれれば、小説は書けるのです。
運動することは、小説を書く手段なので、運動そのものは、私は、嫌いでした。
だが、私のアパートから、市民体育館までは、近く、車で、10分で行けました。
しかし、私は、運動が、根本的には、嫌いでしたので、「あーあ。体育館、行くの、嫌だな」、と、思いながら、仕方なく、行っていました。
しかし、筋トレ、も、やっているうちに、だんだん、苦痛ではなくなっていきました。
2時間、ていど、あれば、40分、ランニングマシンで、走って、その後、全身の筋肉を、鍛えられます。
運動すると、汗をかいて、自律神経が、正常になりました。
ランニングは、有酸素運動なので、脂肪燃焼に効果があり、筋トレ、で、筋肉をつけると、新陳代謝が良くなり、食べても、太らなくなります。
また、筋トレ、で、腹筋、や、臀部、や、脚の筋肉を鍛えると、便をする時、いきむ力が、上がるので、そういう点でも、筋トレ、は、効果がありました。
ただ、市民体育館は、朝9時から、夜の9時まで、やっているが、日中は、混んでいて、純は、夕方の6時くらいから、市民体育館に行きました。
それでも、市民体育館の、トレーニングルームを利用する人は、多く、混んでいました。
それも、悩みの種でした。
しかし、筋トレ、をすると、ふくらはぎ、が、パンパンに張って、筋肉痛になって、しまうことも、度々、ありました。
筋肉痛になった、ふくらはぎ、を、自分で、揉んでみても、筋肉痛は、とれませんでした。
これは。
理のあることであって、自分で、自分の体を、くすぐっても、くすぐったくは、なりません。
くすぐったくなるのは、他人に、くすぐられた時だけです。
それと、同じ理屈で、筋肉痛も、自分で、揉んでも、筋肉痛は、とれないのです。
それは、自分の意志で、自分の体を、ケアしようとしても、自分の脳による、意志で、揉む部位をコントロールしているので、効き目が、無いのです。
なので。
筋肉痛を、とるには、自分の体を、完全に脱力した、物体にして、他人に、揉んでもらうしか、方法が無いのです。
最初、私は、「りらくる」、という、90分5000円の、マッサージを受けていました。
ここは、マッサージ師ではない、素人が、やっている店で、マッサージは、下手くそ、です。そもそも、マッサージなんて、誰でも出来るものです。
「りらくる」、の、マッサージは、下手くそ、で、しかも、手抜き、する人も多いので、十分に、筋肉痛が、とれない、ことが、しばしば、ありました。
私は、パソコン、で、「マッサージ、藤沢」、で、検索してみました。
すると、「エステナビ」、という、サイトが、出てきました。
それで、調べてみると、本格的な、マッサージ店が、藤沢駅周辺にも、湘南台にも、藤沢市の隣りの、大和市にも、たくさん、出てきました。
単なる、マッサージ店ではなく、藤沢市には、メンズエステのマッサージ店、が、多くありました。
若い女性が、セクシーな服を着て、肉体の疲れ、と、同時に、心も癒します、という、コンセプトが、書かれてありました。
料金は、120分、16000円、くらいで、指名制度もあります。
「りらくる」、なら、120分なら、8000円です。
16000円は、高いですが、「りらくる」、は、マッサージが下手糞だし、メンズエステのマッサージ店、なら、若い、きれいな女性と、二人きりになれます。
私は、メンズエステのマッサージ店、とは、どういうものかと、期待と好奇心を持って、行ってみようと、思いました。
しかし、どの店が、いいのかは、わかりません。
なので、とりあえず、藤沢の、「爽快」、という、店に行ってみることにしました。
それで、「爽快」、に電話しました。
「もしもし・・・」
「はい。爽快です」
「マッサージ、を、お願いしたいのですが・・・」
「初めての、お客さま、ですか?」
「はい」
「場所は、わかりますか?」
「今、ネットの地図で見ています」
「藤沢駅の南口に、江ノ電の百貨店のビルがありますね」
「はい。知っています」
「駅から見て、その左側に、ファミリー通り、というのが、あります」
「はい。ありますね」
「その通りを、江ノ島の方へ、進んで下さい。2分もかからず、セブンイレブンが見えてきます。そのとなりの、藤沢第一ビルの4階です。ビルの前に、爽快、の看板があります」
「はい。わかりました」
私は、車で、藤沢駅に行きました。
15分も、かかりませんでした。
そして、車を駐車場に止め、ファミリー通りに入っていきました。
すると、セブンイレブンがあり、その隣に、「爽快」、の看板が見えました。
4階建ての、雑居ビルでしたが、エレベーターが、ありました。
私は、雑居ビルに入って、エレベーターで、4階に上がりました。
4階の、一室に、「爽快」、という、名前が、書かれた一室がありました。
ピンポーン。
私は、チャイムを押しました。
すると、中から、「はーい」、という、声が聞こえ、カチャリ、と、戸が開かれました。
「いらっしゃいませー」
中から、きれいな、中国人の女性が、顔を現しました。
中国人と、わかったのは、チャイナドレス、を着ていたのと、かなり、日本語が、上手でしたが、それでも、日本語には、たどたどしさ、が、あったからです。
「どうぞ、お座り下さい」
彼女が言いました。
私は、ソファーに座りました。
彼女は、麦茶を持ってきました。
そして、料金表のメニューを、開きました。
「60分、揉みほぐしコース7000円、90分、洗体、揉みほぐしコース12000円。120分、洗体、揉みほぐし、オイルマッサージ、パウダーマッサージ、コース16000円」
と、書かれてありました。
「どのコースになさいますか?」
中国人の女性が聞きました。
「洗体、や、オイルマッサージって、何ですか?」
「洗体、は、体を洗うことで、オイルマッサージ、は、オイルを塗って、全身をマッサージします。気持ちいいですよ」
「パウダーマッサージ、って、何ですか?」
「パウダーを体に、ふりかけて、軽いタッチで、マッサージ、するのです。気持ちいいですよ」
私は、どうせ、受けるのなら、長い方がいいと思ったので、
「では、120分の、洗体、オイル、パウダー、の、マッサージ、コースを、お願いします」
と言いました。
「では、16000円です」
と、言ったので、私は、財布から、16000円、出して、彼女に渡しました。
「ありがとうございます」
と言って彼女は、札を受け取りました。
「モモ。お客さんよ」
と、中国人の女性が、大きな声で言いました。
「はーい」
と、部屋の奥から、声がして、一人の、これもまた、チャイナドレスを着た、中国人の女性が、出てきました。
玄関に出た人が、この店を経営する、ママさんで、彼女は、雇われている、セラピストなのでしょう。
モモ、という女性は、かなり、綺麗でした。
「いらっしゃいませ」
彼女は、私の手を曳いて、マッサージ、の、施術室に連れて行きました。
小さな、ブースの中に、施術台が、ありました。
店には、ゆるやかな、中国の音楽が、流れていました。
「では、着ている物を全部、脱いで、これを履いて下さい」
そう言って、彼女は、小さな、何か、を、渡しました。
それは、紙パンツ、でした。
陰部を、隠すだけの、女のTバックのような、物でした。
尻は、丸見えです。
私は、着ている服を、全部、脱いで、紙パンツ、を、履きました。
「それでは、洗体をします」
そう言って、彼女は、私の手を曳いて、別の部屋に連れて行きました。
そこは、風呂場を、改造したような、部屋で、施術台、が、置いてありました。
「では、うつ伏せに、寝て下さい」
彼女に言われて、私は、施術台の上に、うつ伏せになりました。
彼女は、ボディーソープ、を、泡立てて、私の全身に、塗っていきました。
そして、彼女は、手で、私の全身を、優しく撫でたり、揉んだり、指圧したりしました。
丸見えの尻の肉も。
これは、とても、気持ちよいものでした。
私は、黙って、彼女に、身を任せました。
うつ伏せの、私の全身を、揉みほぐすと、彼女は、シャワーで、ボディーソープ、を、洗い流しました。
「お客さん。今度は、仰向けになって下さい」
彼女が言いました。
私は、体を反転させて、仰向けになりました。
彼女は、今度は、仰向けの、私の全身に、ボディーソープ、を、塗って、さっきと、同じように、手で、私の全身を、優しく撫でたり、揉んだり、指圧したりしました。
これも、さっきと同じように、気持ちいいです。
ただ、うつ伏せの、時は、彼女の顔が見えなかったが、仰向けでは、彼女の顔、や、チャイナドレス、が、見えました。
かなり、可愛い顔立ちでした。
全身を、指圧し終わると、彼女は、仰向けの、私の体に、シャワーをかけて、ボディーソープ、を、流し去りました。
「お客さん。立って下さい」
彼女が言いました。
私は、台から起きて、立ち上がりました。
彼女は、私の体に、隈なく、シャワーをかけました。
仰向けになった時、私の背中の間に、ついた、ボディーソープ、を、落とすため。
私は、人形のように、彼女に、されるがままに、なっていました。
「体をふきます」
そう言って、彼女は、私の体を、丁寧にふきました。
自分の体は、自分で、ふいた方が、ふき残しが、なく、手短かに、出来るのですが、私は、彼女にされるがままの人形になろう、と思っていたので、彼女に体をふいてもらいました。
また、私は、意志を持たない、彼女の人形になることに、心地よさ、を、感じていました。
「では、部屋にもどりましょう」
そう言って、彼女は、私の手を曳いて、さっきの、部屋にもどりました。
「では、うつ伏せになって下さい」
彼女に言われて、私は、施術台の上に、うつ伏せになりました。
彼女は、私の背中を、すっぽり、覆うバスタオルを、背中にかけました。
「お客さん。どこが凝っていますか?」
「全身です」
「はい。わかりました」
そう言って、彼女は、私を、指圧し始めました。
彼女のマッサージ、は、気持ちよいものでした。
私は、彼女のマッサージに、身をゆだねました。
首、肩、から、背中、腰、下肢、腕、と、全身を、マッサージ、していきました。
短い、チャイナドレス、から、彼女の太腿が見えました。
私は、触りたかったが、触っていいものなのか、いけないものなのか、わかりませんし、触ったら、彼女が、何と言うか、わかりませんでしたので、触りませんでした。
しばしして。
「お客さん。それでは、オイルマッサージ、をします。香りは、何がいいですか?」
「何でも、いいです」
「わかりました」
そう言って、彼女は、うつ伏せになった、私の背面に、オイルを、塗っていきました。
そして、オイルを、塗り込むように、私の体を、マッサージ、していきました。
全身、隈なく、マッサージ、すると、彼女は、
「ちょっと、待っていて下さい」
と言って、部屋を出ました。
彼女は、蒸しタオルを、何枚も、持ってきて、私の、背中、や、下肢、など、に、乗せました。
蒸しタオルは、かなり、熱いです。
「お客さん。熱いですか?」
「いえ」
蒸しタオルは、かなり、熱かったのですが、火傷するほどでもないし、これが、本格的な、マッサージ、なのだろう、と思いました。
彼女は、蒸しタオルを、乗せた、後に、保温シートを、私の背中に乗せました。
体を、温めるためでしょう。
彼女は、保温シートの上に、乗って、体重をかけて、私の体を指圧しました。
これも、気持ちよかったでしたが、私としては、丸出しになった、尻に、オイルを、塗り込まれる、マッサージ、の方が、気持ちよかった、でしたが。
しばし、私の背中に乗って、指圧していましたが、やがて、彼女は、私から、降りました。
「ちょっと、待っていて下さい」
そう言って、彼女は、部屋を出ました。
そして、また、タオルを何枚も、持ってきました。
彼女は、保温シート、も、タオルも、全部、取り去りました。
そして、彼女は、私の体に塗った、オイルを、ふきとるために、持ってきた、冷たいタオルで、私の体を、丁寧に、ふきました。
「お客さん。今度は、仰向けになって下さい」
彼女が言いました。
私は、施術台の上で、体を、ひっくり返し、仰向けになりました。
今度は、仰向けになった状態で、彼女は、私の体に、オイルを、塗り出しました。
そして、体に、オイルを、塗り込むように、一生懸命、マッサージ、していきました。
今度は、蒸しタオル、は、しませんでした。
「お客さん。今度は、うつ伏せになって下さい」
彼女が言いました。
私は、施術台の上で、体を、ひっくり返して、うつ伏せになりました。
「では、パウダーマッサージ、をします」
彼女は、私の背中に、パウダーをふりかけました。
そして、指先を、触れるか、触れないか、の、極めてごく些細な、タッチで、私の背中の上を、滑らせていきました。
マッサージパウダー、により、手と体の摩擦が非常に小さくなり、この触れるか触れないかの絶妙な刺激が全身を非常に敏感にしました。
私は、くすぐられる快感に、まるで、彼女に、虐められているような気がして、私の心の中に、わだかまっていた、蛇のような、被虐の快感が、ムクムクと、鎌首を持ち上げ出しました。
「お客さん。気持ちいいですか?」
彼女が聞きました。
「は、はい」
私は、正直に答えました。
目の前に置いてある、時計を、見ると、もうすぐ、2時間でした。
彼女は、部屋を出て、冷たいタオルを、何枚も、持ってきて、私の、胸、や、腹、脚、に、塗った、オイルを、丁寧にふきとりました。
「はい。時間です。お客さん。起き上がって下さい」
彼女に、言われて、私は、施術台の上に座りました。
「では、服を着て下さい」
「お客さん。お茶は、温かいのが、いいですか、それとも、冷たいのが、いいですか?」
彼女が聞きました。
「冷たいのを、下さい」
私は答えました。
「はい。わかりました」
そう言って、彼女は、冷たい、お茶、を、持ってきました。
私は、それを、一気に飲みましだ。
特に、マッサージ、の後の、茶が、うまいわけでは、ありませんでした。
「どうもありがとう」
と、私は、お礼を言いました。
「いいえ。また、来て下さいね」
と、彼女は、言いました。
彼女は、中国から来て、毎日、こうして、一日中、マッサージ、しているのかと、思うと、彼女が、可哀想に思えてきました。
「忘れ物はないですか?」
「いいえ」
彼女は、私の手を握って、エレベーターの前まで、ついてきてくれました。
彼女は、エレベーターの、1階のスイッチを押しました。
エレベーターが、4階にやってきて、開きました。
「どうもありがとうございました。また、来て下さいね」
そう言って、彼女は、笑顔で、手を振りました。
私は、車で家に帰りました。
他の、中国人メンズエステ店は、入ったことが、ないので、知りませんが、この店、「爽快」、は、セラピスト、が、可愛く、優しくて、気にいってしまいました。
120分、16000円は、高いですが。
もう一度、モモさんに、会いたい、と思いました。
モモさんの、パウダーマッサージ、を、受けたい、と思いました。
マゾヒスティックな、快感も、味わえます。
他の、中国人メンズエステ店には、入ったことが、ないので、分かりませんが、これほど、かわいい、セラピスト、の店は、他に、無いのではないか、と思いました。
体の疲れが、とれる上に、自律神経も、安定し、また、マゾヒスティックな、快感も、味わえます。
そんなことで、私は、毎日、小説を書きながら、どうしても、「爽快」、の、モモさん、に会いたくなると、2週間に1度、くらいの割り合いで、メンズエステ店、「爽快」、に行きました。

しかし、半年ほどした、ある時、のことです。
私は、久しぶりに、「爽快」、の、モモさん、会おうと、「爽快」、に、電話しましたが、つながりませんでした。
「この電話番号は現在、使われていません」
という、NTTの音声案内が出ました。
私は、急いで、パソコンを開いて、「エステナビ」、のHP、を、見ました。
すると、「爽快」、の、HPが、なくなっていました。
これは、とても残念でした。
というのは、私の、ストレス発散の場を失ってしまったからです。
メンズエステ店は、表向きは、マッサージ店、を名乗っています。
しかし法的には、都道府県の公安委員会への届出が必要なのですが、現状は、届け出を出していない店がほとんどなのです。
そして、届け出を出していないので、税金も払っていません。
いわば、グレーゾーンの、商売なのです。
それでも、全国の、メンズエステ店は、あまりに多すぎて、警察も、取り締まりきれないのです。
こうして、私は、メンズエステの、マッサージ店に、行くようになりました。
私は、パソコンで、「エステナビ」、のサイトで、いい、メンズエステ店、が、ないか、探しました。
エステ店、は、たくさん、あるのですが、どの店が、いい店なのかは、HPを、見ているだけでは、わからないのです。HPのセラピストの写真が、きれいでも、それは、10歳前の、若い時の写真で、実際には、写真より、10歳、歳をとって、太った、おばさん、に、なってしまっいる、ということなどは、ザラにあるのです。HPのセラピストの写真、と、実際の、セラピストとは、全然、違うことなど、ザラにあるのです。HPの、セラピストとは、全く別の、若い美人を、乗せている、などということも、ザラにあるのです。
なので、いいメンズエステ店、いいセラピスト、に、出会えるのは、運、によるのです。
ある時、私は、エステナビ、を見ていると、相模大塚に、「康楽」、という、HPの、見た目が良さそうな、エステ店、を、見つけました。
ともかく、HPを見ているだけでは、いい、エステ店、は、見つけられません。
実際に、行ってみるしか、ないのです。
私は、もう、だまされても、いい、という、投げやりな気持ちで、相模大塚、の、「康楽」、に、電話しました。
「もしもし。マッサージを、受けたいんですが・・・」
「はい。いいですよ。いつ頃、来られますか?」
「今から、30分後、くらい、で、どうでしょうか?」
「はい。いいですよ。以前、当店に来られたことは、ありますか?」
「いえ」
「では、相模大塚の、駅の東口に、来たら、電話して下さい。場所を、教えますから」
「わかりました」
「では、お待ちしております」
そう言って、彼女は、電話を切りまた。
私は、家を出て、車を、飛ばしました。
小田急線に、沿って、並走している、467号線を、大和駅まで、飛ばしました。
そして、大和駅、で、東西に走る、相鉄線に、沿って、走る道路を、海老名方面へ向けて、西に飛ばしました。
ちょうど、30分、くらいで、相模大塚の、駅に着きました。
私は、車を止め、携帯電話を、取り出して、店に電話しました。
「もしもし。さっき、電話した者ですが、今、相模大塚の、東口に着きました」
「そうですか。では、近くに、郵便局が、見えますか?」
「ええ。見えます」
「では、その郵便局の、前の道を、北に、進んで下さい。そうすると、すぐに、左手、に、ファミリーマートが、見えてきます。その隣に、二階建ての、集合住宅、相模大塚ハイツ、が、あります。その、二階の、205号室です」
「はい。わかりました」
そう言って、私は、電話を切りました。
私は、車を運転して、近くの駐車場に、車を止めました。
そして、相模大塚ハイツの、205号室の前に、来ました。
私は、チャイムを押しました。
ピンポーン。
すると、部屋の中から、「はーい」、という声と、ともに、パタパタ走る、足音が聞こえました。
カチャリ、と、戸が開かれました。
「いらっしゃいませー」
中から、きれいな、中国人の女性が、顔を現しました。
彼女が、割と、きれいな顔立ち、だったことに、私は、喜びました。
「どうぞ、お座り下さい」
彼女が言いました。
私は、ソファーに座りました。
彼女は、麦茶を持ってきました。
そして、料金表のメニューを、開きました。
「60分、8000円、90分、14000円。120分、16000円」
と、書かれてありました。
「どのコースになさいますか?」
中国人の女性が聞きました。
私は、どうせ、受けるのなら、長い方がいいと思ったので、
「では、120分の、オイルマッサージ、パウダーマッサージ、コースを、お願いします」
と言いました。
「では、16000円です」
と、言ったので、私は、財布から、16000円、出して、彼女に渡しました。
「ありがとうございます」
と言って彼女は、札を受け取りました。
「では、こちらへ来て下さい」
そう言って、彼女は、私を、マッサージ、の、施術室に連れて行きました。
部屋の真ん中に、一台、台が置かれています。
それは、人間を料理するまな板のようにも、見えました。
「では、服を全部、脱いで、裸になって下さい」
私は、内心、「えっ」、と、驚きました。
彼女が、「紙パンツ、を履いて下さい」、と、言わないからです。
私は、彼女の言う通り、上着とズボンを脱ぎ、シャツ、と、ブリーフも、脱いで、一糸まとわぬ全裸になりました。
私は、彼女が、「紙パンツを履いて下さい」、と言うのを待っていました。
しかし、彼女は、言いません。
私は、どうしたらいいのか、分からず、性器まで晒した全裸で、オロオロ迷っていました。
すると、彼女は、
「では、台の上に、乗って、うつ伏せになって下さい」
と言いました。
私は、全裸のまま、台の上に乗り、うつ伏せになりました。
「この店では、紙パンツを履かなくて、いいんだ」、ということに、気づくと、私は、激しく興奮しました。
私は、藤沢の、「爽快」、で、紙パンツ、を、履かずに、マッサージされたら、もっと、いいのにな、と思っていたからです。
「では、マッサージを始めます」
そう言って、彼女は、私の背中に、バスタオルを、かけました。
「お客さん。どこが凝っていますか?」
「全身です」
「はい。わかりました」
そう言って、彼女は、私を、指圧し始めました。
彼女の、マッサージは上手でした。
私は、マッサージの気持ちよさ、と、同時に、被虐の快感に浸っていました。
タオルが、背中に掛けられていて、性器、や、尻、は、見られていないとはいえ、彼女が、サッと、とってしまえば、うつ伏せの、丸裸が、彼女に見られてしまうのです。
彼女は、首、肩、から、背中、腰、下肢、腕、と、全身を、マッサージ、していきました。
しばしして。
「お客さん。オイルマッサージ、をしますか?それとも、パウダーマッサージ、をしますか?」
と、彼女は、聞いてきました。
「パウダーマッサージ、を、お願いします」
藤沢の、「爽快」、で、パウダーマッサージ、の、方が、まるで、くすぐり責め、をされているようで、気持ちよかったので、私は、迷うことなく、言いました。
「わかりました」
そう言って、彼女は、私の、背中にかけていた、バスタオルを、取り去りました。
彼女は、私の背中に、パウダーをふりかけました。
そして、指先を、触れるか、触れないか、の、極めてごく些細な、タッチで、私の背中の上を、滑らせていきました。
マッサージパウダー、により、手と体の摩擦が非常に小さくなり、この触れるか触れないかの絶妙な刺激が全身を非常に敏感にしました。
私は、くすぐられる快感に、まるで、彼女に、虐められているような気がして、私の心の中に、わだかまっていた、蛇のような、被虐の快感が、ムクムクと、鎌首を持ち上げ出しました。
同じ、パウダーマッサージ、でも、紙パンツ、を、履いているのと、履かずに、全裸で、されるのとでは、全然、違います。
彼女は、セクシーな、チャイナドレスを着ているのに、私は、覆う物、何一つない丸裸です。
私は、服を着ている女に、裸にされて、弄ばれているような、気分で、それが、被虐の快感を、掻き立てました。
「お客さん。気持ちいいですか?」
彼女が聞きました。
「は、はい」
私は、正直に答えました。
しばし、彼女は、私の、背中を、フェザータッチで、指を這わせていましたが、しばしして、
「回春マッサージは、しますか?」
と、ためらいがちに、聞いてきました。
私は、「回春マッサージ」、とは、何か、知りませんでしたので、ともかく、
「はい」
と、答えました。
すると、彼女は、私の足を少し開きました。
それによって、尻の割れ目も、開きました。
彼女は、尻の割れ目、に、指を入れて、尻の割れ目、を、なぞり出しました。
尻の穴にも、触れました。
激甚の興奮が、私を襲いました。
私は、思わず、
「ああー」
と、声を上げました。
私の、おちんちん、は、激しく勃起しました。
私は、回春マッサージ、とは、何か、知りませんでしたが、そんな悪戯をされたい、と、密かに思っていたからです。
私が、何も言わず、彼女に身を任せているので、彼女は、私が、回春マッサージ、を、嫌いではない、と、理解したらしく、さかんに、尻、や、尻の割れ目、を、スー、と、なぞりました。
こんな、マッサージがあるのか、回春マッサージ、とは、こんな、マッサージ、だったのか、と、私は、興奮しながら、思っていました。
私は、ポーカーフェイスを装って、マッサージ、を受けに来た客、を装っていたので、彼女は、私が、回春マッサージ、を、好きなのか、嫌なのか、わからなかったのでしょう。
マッサージ、の時間の、ほとんどは、全身をほぐす、指圧マッサージ、と、パウダーマッサージ、で、回春マッサージ、は、マッサージ、の最後のほんの少し、だけ、でした。
時計を見ると、2時間、経っていました。
「はい。時間です」
女の子が言いました。
私は、服を着ました。
「お客さん。お茶は、温かいのが、いいですか、それとも、冷たいのが、いいですか?」
彼女が聞きました。
「冷たいのを、下さい」
私は答えました。
「はい。わかりました」
そう言って、彼女は、冷たい、お茶、を、持ってきました。
私は、それを、一気に飲みましだ。
「どうもありがとう」
と、私は、お礼を言いました。
「また、ぜひ、来て下さいね」
と、彼女は、言いました。
私は、平静を装いながら、店を出ました。
しかし、私は、激しい興奮の酩酊で、車を運転しながら、家に帰りました。
もう、夜の11時を過ぎていました。
私は、興奮しながら、また、あの店に行こうと思いました。
そうして私は、布団にくるまって、寝ました。

翌日になりました。
私は、小説を書こうと、図書館に行きましたが、昨日の興奮が忘れられず、集中して、書くことが出来ませんでした。
夕方になってくると、私は、昨日の興奮を、もう一度、味わいたくて、味わいたくて、我慢できなくなりました。
それで、相模大塚の、「康楽」、に、電話をかけました。
「もしもし。マッサージを、受けたいんですが・・・」
「はい。いいですよ。いつ頃、来られますか?」
「今から、30分後、くらい、で、どうでしょうか?」
「はい。いいですよ。以前、当店に来られたことは、ありますか?」
「はい。あります」
「では、お待ちしております」
そう言って、彼女は、電話を切りまた。
私は、家を出ました。
そして、小田急線に、沿って、並走している、467号線を、大和駅まで、飛ばしました。
そして、大和駅、で、東西に走る、相鉄線に、沿って、走る道路を、海老名方面へ向けて、西に飛ばしました。
ちょうど、30分、くらいで、相模大塚の、駅に着きました。
私は、駐車場に車を止め、相模大塚ハイツの205号室の前に、立ちました。
私は、チャイムを押しました。
「はーい」
という返事と、共に、昨日の、セラピスト、が、出てきました。
「いらっしやいませー」
彼女は、私を見ると、嬉しそうに笑いました。
回春マッサージ、を、された、翌日、また、すぐ、来る、ということは、回春マッサージ、が、嫌いではない、という証明です。
私は、ポーカーフェイスを装っていましたが、もう、行動によって、それは、隠せないものになっていました。
彼女は、嬉しそうに、
「120分。16000円です」
と言いました。
私は、ポケットから、財布を取り出して、彼女に、16000円、渡しました。
私は、マッサージ、の、施術室に連れて行かれました。
部屋の真ん中に、一台、台が置かれています。
それは、人間を料理するまな板のようにも、見えました。
「では、服を全部、脱いで、裸になって下さい」
昨日と違って、彼女は、ためらいの口調は、無くなり、完全な、命令口調になっていました。
私は、上着とズボンを脱ぎ、シャツ、と、ブリーフも、脱いで、一糸まとわぬ全裸になりました。
しかし、私は、全裸を見られることに、被虐的な快感を感じていました。
「では、台の上に乗って下さい」
彼女に言われて、私は、台の上に、うつ伏せに、乗りました。
彼女は、昨日に、続き、今日も来たことから、私が、回春マッサージ、を、受けたい、と思っていることを、理解していました。
なので、台の上に乗ると、すぐに、全身をほぐすマッサージ、は、しないで、足を開いて、
閉じ合わさった、尻の割れ目、を開き、
「ふふふ。回春。回春」
と、楽しそうに言いながら、私の、尻の割れ目、を、指先で、スーと、なぞりました。
私は、被虐の快感に酔いしれていました。
お尻の割れ目を、スーとなぞられた時、私は、思わず、
「ああー」
と、喘ぎ声を上げてしまいました。
「お客さん。気持ちいいですか?」
中国人のセラピスト、が聞きました。
「は、はい」
私は、ためらいながらも、正直に、答えました。
彼女は、嬉しそうに、ふふふ、と、笑いました。
本当は、私は、(もう。どうとでもして)、と、被虐の快感の本心を、言ってしまいたい気分でした。
HPの店の紹介では、マッサージ店と書いてあるのですから、本当に、マッサージを受けて、体の疲れをとりたいために、店に入る人も、いるでしょう。
そういう人は、回春マッサージ、など、されては、不快に思う男もいるでしょう。
一般に、女の性欲は、受け身で、いつも、男のように、発情しているわけでは、ありません。
一方、男の性欲は、能動的で、ほとんどの男は、たいてい、いつも、発情していますが、それでも、本当に、体が、疲れて、体をほぐして欲しく、マッサージを希望している人もいるでしょうし、なかには、回春マッサージ、など、気持ち悪くて嫌だ、と、思っている人も、いるでしょう。男でも、真面目な性格の人はいるのですから。
そもそも(これは後で知ったことですが)、男の性器を最低限、隠す、紙パンツを、履かなかったり、男の性器を触ったりする、事は、違法の可能性も、あるのです。
マッサージ店は、法的には、都道府県の公安委員会への届出が必要なのですが、現状は、メンズエステ店、は、届け出を出していない店がほとんどなのです。
そして、届け出を出していないので、税金も払っていません。
メンズエステ店は、色々な事に、おびえながら営業しています。
一つは、マッサージ店、と、都道府県に、届け出しておくべきところを、していない、のと、マッサージ店、と称しながら、いかがわしい、回春マッサージ、をしている事です。そして、もう一つは、マッサージ店、として、疲れをとりたいと思っている客に、回春マッサージ、をして、回春マッサージ、を不快に思う人か、どうかの、見分け、です。人の口に戸は立てられません。あの店は、怪しいことを、している、という噂が広まるかも、しれません。ましてや、今は、ネットで、簡単に、誰でも、何でも発信できるのですから、なおさらです。
さらに、店を経営しているのは、中国人で、彼女らは、見知らぬ土地で、慣れない、日本語です。
日本で、稼ぐ、となったら、技術、や、専門知識、などない限り、誰でも出来る、マッサージくらいでしょう。
それに、男と女が、二人きりで、個室に入ってしまったら、何をしても、外部には、わかりません。
セックスをしても、外部には、わからないのです。
警察に通報されたら、どうしよう、という、不安も持っているはずです。
なので、昨夜、のマッサージは、120分の、大部分が、体を揉みほぐす、普通のマッサージで、終わる間際に、「回春マッサージ、は、しますか?」、と、聞いてきたのには、勇気が要ったことでしょう。
体の疲れをとりたい、ためだけの、人が、マッサージ店に入って、「回春マッサージ」、と言って、お尻の割れ目を、指で、なぞられて、気持ち悪くなって、「そんな事やめて」、という人も、いるでしょう。
そういう不安に、おびえながら、彼女らも、客の態度を見ながら、回春マッサージ、を、するかどうか、迷いながら、マッサージ店、を、経営しているのです。
しかし、彼女は、今、ウキウキしていました。
それも、無理は、ありません。
昨日、「回春マッサージ」、と言われて、お尻の割れ目を、なぞられた時、私は、「やめて」、とは、言わなかったのですから。それどころか、この店が、そういう事をする、メンズエステ店と、知りながら、また、今日も、やって来たのですから。
そして、今回は、彼女が、「回春。回春」、と、嬉しそうに、私の尻の割れ目を、なぞっているのに、私は、身を任していて、「気持ちいいですか?」、という問いに、私は、「はい」、と答えてしまっているのですから。
もう、私は、彼女に、回春マッサージ、を、されるのが、好きで、陰部を、いじられるのが、好き、ということを、見抜かれてしまっているのです。
彼女は、体中に、オイルを塗ったり、パウダーを、ふりかけたり、して、私の全身を、隈なく、触ったり、指先で、スーと、なぞったりしました。
しかも、彼女は、腰の辺りから、切れた、セクシーな、チャイナドレスを着ているのに、私は、覆う物、何一つない丸裸です。
私は、服を着ている女に、裸にされて、弄ばれているような、気分で、それが、被虐の快感を、掻き立てました。
「ああ。私は、今、全裸を見られている」
「お尻の割れ目も、しっかりと、見られている」
と、思うと、私は、(もっと見て。もっと見て)、と、心の中で、叫びました。
彼女は、私の体を、隈なく、弄ぶように、指を這わせると、
「では、鼠径部をマッサージしますので、腰を上げて下さい」
と、言ってきました。
私には、それが、命令口調のように感じられました。
「はい」
私は、被虐の酩酊で、メロメロになっていました。
私は、尻を、モッコリと、高く上げ、そして、膝をことさら、広く開きました。
それは、ビキニ姿の、グラビアアイドルが、男を挑発するためにとる、セクシーポーズです。
しかし、彼女らは、小さくてはあっても、ビキニを着ています。
なので、Tバックなら、尻の割れ目、と、尻の穴、そして、性器の割れ目は、ギリギリ、かろうじて、隠されて、見えません。
しかし、今の私は、何も履いていないので、尻を高く上げ、そして、膝を、広く開くことによって、彼女には、尻の割れ目、と、尻の穴、そして、勃起した、おちんちん、と、金玉、が、丸見えになっているはずです。
私は、SMクラブで、女に、羞恥責め、されているような、気分になっていました。
でも、ここは、SMクラブではなく、メンズエステ店なので、彼女は、「ふふふ。恥ずかしいモノが、全部、丸見えよ」、などと、いった、言葉は言いません。
しかし、心の中では、そう思っているかもしれません。
いや、きっと、そう思っているでしょう。
彼女は、私の、尻の割れ目を、わざと、もどかしそうに、スー、と、なぞったり、尻の穴を、指で、ツンツン、突いたりしたりしました。
「ああー」
私は、恥ずかしい所を、見られていること、そして、体を、あたかも弄ばれていること、に、激しい、被虐の快感を、感じていました。
彼女は、ふふふ、と、笑って、両手を、勃起した、おちんちん、と、金玉、を、挟むように、鼠径部に、手を入れてきました。
そして、怪しい手つきで、鼠径部を、触り出しました。
おちんちん、は、彼女が、手を前後に動かす度に、彼女の手首の小指側に触れています。
私の、おちんちん、は、一層、激しく、勃起しました。
「ああー」
私は、恥ずかしさ、と、気持ち良さの、混じった、被虐の快感で、思わず、声を上げました。
「お客さん。気持ちいいですか?」
彼女は、事務的に聞いてきました。
あくまでも、建て前上は、マッサージをしている、というふうを、彼女は、装っていました。
「は、はい」
私は、カチカチ歯を噛みならしながら、苦し気に答えました。
彼女は、ふふふ、と、私の心を見透かしているような気もします。
(見て。もっと見て)
と、私は、心の中で、叫びました。
やがて、彼女は、私の、勃起したマラを、つかんで、ゆっくりと、しごき出しました。
「お客さん。出しますか?」
彼女は、あられもないことを、私に聞きました。
「出す」、とは、射精する、というであるのは、わかりきったことです。
「は、はい。お願いします」
私は、見えも外聞も忘れて、私の心に溜まっている、欲求を、精液ともども、出したい意志を、伝えました。
彼女は、ふふふ、と、含み笑いしました。
そして、おちんちん、が向いている先の方に、タオルを敷きました。
台の上に敷かれた、大きな、タオルが、精液で汚れないように、するためでしょう。
彼女は、右手で、だんだん、しごく速度を速めていきました。
もう一方の、左手で、彼女は、尻の割れ目を、なぞり、尻の穴、を、ツンツンと、指先で、突きました。
二点刺激です。
これは、球海綿体反射といって、肛門を、指、や、羽毛、などで、刺激されながら、亀頭を、刺激されると、肛門括約筋が収縮するのです。
これは、私が、医学部時代、泌尿器科の先生が、言ったことで、印象が強かったので、私は、卒業後も覚えていました。
私は、彼女に、片手で、尻の穴、を、コチョコチョやられながら、片手で、ゆっくり、マラを扱かれて、尻の穴、をヒクヒクさせざるを得ませんでした。
彼女は、何も言いませんが、心の中では、「わー。すごい。お尻の穴が、ヒクヒクしているわ」、と、思っているのに、相違ありません。
やがて、私の、我慢の限界がやってきました。
やがて、金玉に、精液が造成され、貯蔵されていくのを、感じ出しました。
「ああー。で、出るー」
私は、そう叫びながら、射精しました。
大量の白濁した精液が、勢いよく、放出されました。
私は、汗だくだったので、精液を出し切ると、開いていた、膝を閉じ、高く上げていた尻を降ろして、うつ伏せに、なりました。
「お客さん。たくさん出ましたね」
そう言って、彼女は、私の、亀頭をティシュで、拭き、そして、敷いていた、大量の精液がついた、白いタオルを、除けました。
「気持ち良かったですか?」
彼女は、事務的な口調で聞きました。
「は、はい」
私は、顔を赤くしながら、答えました。
「お客さん。元気ですね。もう一回、いきますか?」
彼女は、極めて事務的に、そう聞いてきた。
こうなると、もう、この店は、マッサージ店ではなく、SMクラブのような、感じです。
が、しかし、女性に、扱かれて、精液を放出するのは、気持ちがいいもので、確かに、心身のリラックスには、なっています。
私は、こんなことをされるのは、初めての経験で、ドギマギ、緊張していましたし、今の、精液放出で、金玉に、溜まっていた、精液は、全部、出し切ったように、思われて、もう一度、精液を放出できる自信はありませんでした。
私は、尻を高く上げる、姿勢を撮り続けていて、疲れ切っていたので、
「少し、休ませて下さい」
と、彼女に、頼みました。
「はい。わかりました」
と、彼女は、何もなかったかのような口調で言いました。
私は、台の上に、うつ伏せに、なりました。
彼女は、私の背に、茶色の、大きな、マッサージ用のタオルをかけました。
そして、通常のマッサージのように、私の体を、指圧して、マッサージを始めました。
これは、純粋に気持ちよかったでした。
彼女は、マッサージ店の、セラピストを、自称しているだけあって、普通のマッサージも、上手でした。
しばし、私は、彼女の指圧に身を任せました。
しかし、私は、大きな、タオルを、背中にかけられているとはいえ、その下は、丸裸であることに、被虐的な快感を感じていました。
ブリーフ一枚も、履いていないのです。
タオルは、背中に掛けられていて、性器、や、尻、は、見えないとはいえ、彼女が、サッと、とってしまえば、うつ伏せの、丸裸が、彼女に見られてしまうのです。
それと、彼女は、さかんに、私の体を、指圧と称して、前後に、揺すりました。
彼女は、わざと、前後に、揺すっているように、私には思われました。
私の体は、小刻みに、前後に動きました。
それによって、私の、おちんちん、は、マッサージ台、と、こすれ合いました。
彼女は、それを、意図していたのだと私は思います。
私は、彼女の術中に、まんまと、はまり、だんだん、おちんちん、が、また、硬くなり出しました。
ころあいを、見計らって、彼女は、
「じゃあ、また、パウダーマッサージをします」
そう言って、彼女は、私の背中に掛けていた、茶色の、バスタオルほどの大きさの、大きな、タオルを、取り去りました。
私は、うつ伏せの、全裸、特に、大きな閉じ合わさった尻と、尻の割れ目を、見られていることに、また、被虐の快感を感じ出しました。
彼女は、私の背中に、パウダーをふりかけました。
そして、指先を、触れるか、触れないか、の、極めてごく些細な、タッチで、私の背中の上を、滑らせていきました。
マッサージパウダー、により、手と体の摩擦が非常に小さくなり、この触れるか触れないかの絶妙な刺激が全身を非常に敏感にしました。
私は、くすぐられる快感に、まるで、彼女に、虐められているような気がして、私の心の中に、わだかまっていた、蛇のような、被虐の快感が、また、ムクムクと、鎌首を持ち上げ出しました。
「気持ちいいですか?」
彼女が聞きました。
「は、はい」
私は、正直に答えました。
彼女は、私の背中を、十分、指を滑らすと、今度は、彼女は、私の尻に、パウダーをふりかけました。
そして、私の尻の上を、指先をスーと、這わせ出しました。
(ああ。オレは今、彼女に、尻を見られながら、弄ばれている)
と、思うと、私は、だんだん、興奮していきました。
「失礼します」
そう言って、彼女は、私の閉じた足を、大きく開きました。
それによって、必然、尻の割れ目も、開きました。
彼女は、尻の割れ目に、パウダーを、ふりかけて、尻の割れ目、に、スー、と、指先を這わせました。
また、私の、被虐心が、メラメラと、燃え盛り始めました。
「さあ。お客さん。鼠径部を、マッサージしますから、さっきのように、四つん這いになって下さい」
彼女は、客をもてなす丁寧な言葉使いをしていますが、私には、それが、どうしても、命令的な口調に、感じられてしまうのです。
それは、きっと、私が気が小さいからでしょう。
私は、さっきと同じように、膝を曲げて、尻を高く上げました。
そして、さっきと同じように、膝を広げました。
これによって、私の、尻の割れ目は、パックリ開き、尻の穴、も、勃起した、おちんちん、も、みじめに、ぶら下がっている金玉も、彼女に丸見えになったはずです。
彼女は、さっきと同じように、太腿の間から、金玉を挟んで、両手を、鼠径部に滑らせました。
また、金玉に、精液が溜まってきて、射精できそうな、気がしてきました。
彼女は、さっきと同じように、両手を、鼠径部に滑らせたり、尻の割れ目、を、スー、と、なぞったり、しました。
私は、激しい被虐の興奮で、おちんちん、は、ビンビンに勃起していました。
彼女は、私の、尻の穴、を、指先で、ツンツン突いていましたが、それは、とても、激しい刺激になりました。
「お客さん。お尻の穴、に、指を入れてもいいでしょうか?」
彼女は、突拍子もないことを、言い出しました。
「え?」
私は、ためらいました。
お尻の穴、に、指を入れられたことなど、今まで、一度もありません。
肛門の中は、粘膜ですから、指など、入れられたら、指と粘膜が、擦れて、さぞかし、痛いだろうな、と、私は、不安に、思いました。
しかし、彼女は、私の不安を、察しているかのように、
「大丈夫ですよ。前立腺マッサージです。気持ちいいですよ。お尻の穴、にも、指先にも、たっぷり、ローションを、つけますから、痛くありませんよ」
彼女は、やり慣れているのか、自信ありげな、口調で、言いました。
「・・・・」
私は、気が小さいので、彼女の申し出を、断ることが、出来ずに、迷っていました。
すると、彼女は、私の、尻の穴、に、ねっとりした、ローションを塗り出しました。
そして、彼女は、自分の指にも、たっぷり、ローションを塗りました。
そして、彼女は、人差し指を、お尻の穴、に、入れていきました。
「ああっ」
彼女の、指は、どんどん、私の、尻の穴、に、入っていきました。
尻の穴、に、指を入れられることなど、生まれて初めての経験です。
しかし、尻の穴、と、彼女の、指に、たっぷり塗った、ローションが、潤滑油の役割を、果たしているのでしょう。
彼女が、私の、尻の穴、に、指を入れていっても、ほとんど、痛くはありませんでした。
とうとう、彼女は、指の付け根まで、私の、尻の穴、に、指を、スッポリ、入れてしまいました。
何とも、言いようのない、怖いような感覚です。
しかし、一旦、スッポリ、入ってしまうと、痛さは、ありませんでした。
彼女は、しばし、指を、入れたままの状態を保っていましたが、しばしして、「ふふふ」、と、意味ありげに、笑って、尻の穴、の、奥まで、入れた、指を、ゆっくりと、前後に動かし出しました。
「ああー」
私は、悲鳴を上げました。
こんな、悪戯をされると、肛門括約筋が、キュッ、と、閉まってしまうからです。
肛門括約筋は、自分の意志で、広げることは、出来ません。
いつも、硬く、ピッチリと閉まったままです。
肛門括約筋が、開くのは、便意がして、排便する時だけです。
その時だけ、副交感神経が、働いて、いつも、ピッチリ閉じている、肛門が、排便をする、一瞬だけ、開くのです。
排便し終わったら、肛門括約筋は、また、すぐに、キュッ、と、力強く、元のように、閉まります。
彼女が、指を前後に、動かす度に、その刺激によって、肛門が、キュッ、と、閉まってしまいます。
私の意志を無視して、肛門が、脊髄反射で、彼女の指を、キュッと、絞めつけて、放さないのです。
これは、とても、つらいものでした。
しかし、もう、指を入れられてしまった以上、気の小さい私には、「やめて下さい」、と言う勇気は持てませんでした。
「うわー。お客さん。すごいですよ。お客さんの、お尻の穴、が、私の指を、力強く、絞めつけて、放そうとしませんよ」
彼女が、ことさら、そんな揶揄を言っても、私は、どうすることも、出来ません。
「お客さんは、私の指を、放したくないんですね」
彼女は、調子に乗って、そんな揶揄を言いました。
そんな、揶揄を言われても、私は、どうすることも、出来ません。
私の肛門は、私の意志に反して、彼女の指を、力強く、ギュッ、と、絞めつけてしまっているのです。
彼女は、尻の穴、に、入れた指を、曲げて、私の、尻の穴の中を、さかんに、まさぐり出しました。
穴の中に入れた、指を曲げると、それは、鍵穴に入れた、鍵となって、彼女が指を、抜いてくれるまで、もう、逃げようがありません。
さらに、私の肛門は、私の意志に反して、彼女の指を、力強く、ギュッ、と、絞めつけてしまっているのですから、なおさらです。
尻の穴、は、ちょっとでも、あるいは、何をされても、刺激されると、窄まるだけで、緩まることは、ないのです。
それは、人間は、社会的動物として、進化してきましたから、人間の大腸は、便を溜めておいて、一日、数回、便を、排泄するように、出来ていますから、肛門は、進化の程度の低い、鳥、や、その他の動物、などと違って、便を、垂れ流し、にするのではなく、溜めておく機能になっていますから、肛門は、いつも、強い力で締まっていなくては、ならないのですから、当然です。
彼女が、指を動かす度に、私の肛門が、キュッ、と閉まり、私は、
「ああー」
と、つらい、声を上げました。
5分くらい、しばしの、時間が経ちました。
初めは、今まで、入れられたことのない、肛門の指入れ、に、つらいだけの、気持ちでしたが、だんだん、その、つらさに、慣れてきて、私は、何とも言えない、つらいながらも、みじめで、恥ずかしい、被虐の快感を、感じ出すようになりました。
私は今、女の人に、お尻の穴、に、指を入れられて、責められ、人間ではなく、犬のように、弄ばれている、と思うと、何とも言えない、(もう、どうとでも、好きにして。好きなように、うんと虐めて)、という、自暴自棄的な、みじめのどん底になりたい、という、被虐の心境になっていました。
彼女は、片手で、私の、尻の穴、に、指を入れながら、もう一方の手で、私の、勃起した、おちんちん、を、つかみました。
そして、おちんちん、を、ゆっくり、しごき出しました。
もう、おちんちん、は、ビンビンに勃起している上に、彼女は、容赦なく、お尻の穴、に、入れた指も、小刻みに、前後に、動かし出しました。
前立腺マッサージ、は、聞いたことがありますが、彼女は、その、ツボを、心得ているのでしょう。
お尻の穴、に、指を入れられる、という、つらいことを、されながらも、私は、何とも言えない快感が、起こってきました。
彼女は、右手で、だんだん、おちんちん、を、しごく速度を速めていきました。
左手では、指の蠕動を、速めていきました。
おちんちん、を、しっかり、握られ、お尻の穴、を、ズンズン突いて、前後から、挟むように、責められているので、私は、もう、逃げようがありませんでした。
なので、(もう、どうとでもして)、と、彼女に、完全に、身を任せる、気持ちになっていました。
やがて、私の、金玉に、精液が造成され、貯蔵されていくのを、感じ出しました。
とうとう、私の、我慢の限界がやってきました。
「ああー。で、出るー」
私は、大きな声で、そう叫びながら、射精しました。
大量の白濁した精液が、勢いよく、放出されました。
「どうでしたか。気持ちよかったですか?」
彼女は、ニッコリ笑って、聞きました。
「は、はい」
私は、彼女に、さんざん、弄ばれて、みじめの極致でしたが、気の小さい私は、自分の気持ちを、正直に言いました。
私は、疲れ切っていたので、施術台の上で、体を、完全に、脱力して、うつ伏せになっていました。
彼女は、濡れタオルを持ってきて、私の、お尻の穴、や、おちんちん、に、たっぷり、ついているローションを、丁寧にふきました。
私は、自分が、彼女のなすがままの、赤ん坊のような、気がしてきました。
ローションを、ふきとる、くらいのことは、自分でも、出来ますが、私は、「自分でふきます」、とは、言えませんでした。
もう、クタクタに疲れていたので、私は、彼女に、エッチなことを、されたいとは、思っていませんでした。
彼女も、それを、察しているようでした。
彼女は、私の体に、茶色の、バスタオルを、覆いかぶせると、椅子に腰かけて、私の腕を、揉み始めました。
彼女は、普通の、マッサージ、の、技術も上手いのです。
掌、や、前腕、や、上腕、を、指圧されて、今までの、疲れが、スー、と、とれていくようでした。
彼女は、反対側の腕も、同様に、マッサージ、しました。
そして、最後に、「ヘッドマッサージをします」、と言って、私の頭を、指圧しました。
ヘッドマッサージも、とても、気持ちのいいものでした。
私は、彼女たちは、客が、回春マッサージ、を、して欲しい人、なのか、回春マッサージ、は、して欲しくなく、普通の、マッサージを、して欲しい人なのかを、見分けて、使い分け、をしているのだろうと思いました。
部屋の中に、置いてある、置き時計を、見ると、ちょうど、2時間、経過していました。
「お客さん。時間です」
彼女が言った。
「はい」
私は、起き上がって、下着を着て、服も着ました。
彼女は、キッチンに行って、冷たい、麦茶を、持ってきてくれました。
「はい。どうぞ」
と言って、彼女は、私に、冷たい麦茶を渡してくれました。
私は、それを、ゆっくり飲みました。
彼女は、嬉しそうに、私を見ました。
「前立腺マッサージは、どうでしたか?」
彼女は、少し、悪戯っぽい口調で聞きました。
「き、気持ちよかったです」
私は、赤面したが、正直に答えました。
私は、スケベ、や、マゾの性癖が、あるのではなく、純粋に、前立腺マッサージの、肉体への刺激、が、気持ち良かった、ように、装おうとしました。
「また、来て下さいね」
彼女は、ニコッと、笑いました。
彼女が、私の、本心を見抜いたか、見抜いていないか、かは、わかりません。
彼女は、玄関まで、私を、送り、嬉しそうに、笑顔で、手を振りました。
「・・・・」
私は、「はい」、とは、言わず、黙って、部屋を出ました。
そして、近くの、駐車場に止めておいた、車に乗り、エンジンをかけて、家にもどりました。
車を運転している時は、あまりの、興奮に、ドキドキしていたので、頭は、真っ白な状態で、何も考えることが、出来ませんでした。
家に着いて、布団の上に、横たえると、ようやく、ついさっき、受けた、回春マッサージ、の、ことが、思い出されてきました。

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