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小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

理容店

2009-01-01 16:45:54 | Weblog
小説「理容店」が本当になった。

「理容店」という小説を以前、書いた。ホームページにのせてある。もちろん、これは、事実を脚色したフィクションだが、ある明るい女性が、私の担当になった。彼女は私が行くと、笑って、色々話しかけてきた。もしかしたら海にさそったら本当に行ってくれるかもしれない。だが、最近は行かなくなった。近くに別の似たようなのが出来たからである。

だが、私はなぜか、素直に相手に好意を示したり、望みを実現させたくない複雑な思いがある。望みは叶えられたとたん、望みでなくなってしまうからだ。むしろ、私は欲求不満のハングリーでいたい。「エエカッコシイ」もあるのかもしれない。葉隠れで言う恋愛観、
「恋の至極は忍恋にあると見立て候。会いてからは恋の丈が低し。一生、忍んで狂い死する事こそ恋の本意なれ」
この葉隠れの恋愛観が私に強くあるのである。
というより、私は安易な和解が嫌いなのだ。
私はなぜか、望んでいたものが満たされてしまうと、かえって虚しくなるのである。
激しく望んでも、望みがかなわない緊張感に興奮するのである。
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