小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

精神科医はバカが多い

2015-12-17 23:29:52 | 医学・病気
精神科医はバカが多い。

私は、医学部に入った時から、過敏性腸症候群に悩まされてきた。

大学は、奈良にあるので、奈良や、大阪の、精神科医や、心療内科に、多くかかった。

ある、「心療内科」と標榜している、医師にかかったら、「自律神経失調症って、ホントにあるの?」と聞き返してきた。

思わず、吹き出してしまった。

喘息は、副交感神経の、過活動によって、起こる、自律神経失調症だし、胃潰瘍も、同じ。だから、胃潰瘍では、迷走神経(副交感神経)を切る治療も行われている。

そもそも、息子を失ったり、事業が失敗したり、リストラされたりしたら、将来に対する不安から、食欲は無くなり、夜、眠れなくなり、胃が痛くなったり、意欲が低下したり、と、これらは、全て、自律神経失調症、いがいの何物でもない。

また、ある精神科医は、「内向性って何?」と聞き返してきた。

吹き出しはしなかったが、元気な人間には、内気な人間の心理なんて、全く、わかっていないんだなと、思った。

大学四年の冬に、休学して、日本で、一番、心療内科で、権威のある、聖路加国際病院の、篠田教授にかかった時のことである。

私は、便秘、腹痛、型の、過敏性腸症候群である。

教授「オレは何人も過敏性腸症候群の患者、治したよ」

教授「過敏性腸症候群なら、下痢するよ」

 私「では、私の病気は、何なんでしょうか?」

教授「(怒って)自分の中に、医者を作るな」

とか何とか、言って、怒りだした。

その時は、なぜ、教授が怒ったのかは、分からなかった。

私は、ただ、純粋な疑問を聞いただけである。

しかし、後で、教授が怒った理由が分かった。

つまり、教授は、過敏性腸症候群は、ストレスによって起こる下痢患者しか、知らなく、過敏性腸症候群の、様々な類型を知らないので、自分の無知さ、バカさに、腹が立って、私に、八つ当たりしたのである。

過敏性腸症候群は、下痢型、便秘型、下痢、便秘交代型、など、さまざまな、種類がある。

池見酉次郎先生は、完全な、便秘型である。

そんなことは、過敏性腸症候群の、基本的な教科書には、全て、載っている。

つまり、日本で、一番の、心療内科の権威者でも、基本の教科書さえ、ろくに読んでいないのである。

こんなのが、精神科や、心療内科の現状なのである。

私が、単なる常習性便秘でないことは、簡単に証明できる。

常習性便秘なら、疝痛は起こらない。

そして、過敏性腸症候群は、大腸だけではなく、小腸も、含んだ、消化管の異常だから、腹部のレントゲンを撮れば、小腸に、二ボー(鏡面形成)がたくさん、見られる。

常習性便秘では、小腸に、二ボー(鏡面形成)は、起こらない。

こんなのが、精神科医や、心療内科医の現状なのである。
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