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小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

日本は、United States of Japan に変更すべき

2020-05-05 22:00:04 | 政治
日本は、United States of Japan (日本合衆国)、に変更すべき。

日本は、中央集権が強い。

聖徳太子が悪い。

地方分権は、3割、自治。

紐付きの補助金では、中央集権と変わりがない。

(もう、県知事は、コロナの対策で、やる気のない、政府に見切りをつけて、県独自の政策を、必死で考えて実行している)

そもそも、天皇制を、最大限に政治利用している、保守を自称する、自民党が悪い。

天皇制がいかに、悪いものか。

坂口安吾の、「続堕落論」、から、一部、引用。

「藤原氏や将軍家にとって何がために天皇制が必要であったか。何が故に彼等自身が最高の主権を握らなかったか。それは彼等が自ら主権を握るよりも、天皇制が都合がよかったからで、彼らは自分自身が天下に号令するよりも、天皇に号令させ、自分が先ずまっさきにその号令に服従してみせることによって号令が更によく行きわたることを心得ていた。その天皇の号令とは天皇自身の意志ではなく、実は彼等の号令であり、彼等は自分の欲するところを天皇の名に於て行い、自分が先ずまっさきにその号令に服してみせる、自分が天皇に服す範を人民に押しつけることによって、自分の号令を押しつけるのである。自分自らを神と称し絶対の尊厳を人民に要求することは不可能だ。だが、自分が天皇にぬかずくことによって天皇を神たらしめ、それを人民に押しつけることは可能なのである。そこで彼等は天皇の擁立を自分勝手にやりながら、天皇の前にぬかずき、自分がぬかずくことによって天皇の尊厳を人民に強要し、その尊厳を利用して号令していた。」

(坂口安吾「続堕落論」より抜粋)

そもそも、伊勢神宮には、天照大神、が祀られていて、伊勢神宮参拝は、天皇の国事行為であり、天皇は、天照大神の子孫、ということに、なっているけど、そんなの、ウソに決まっているじゃないか。

古事記の神話は、西暦712年に、天武天皇の命令で、太安万侶、が、想像力を働かせて、面白く作り上げた、フィクションの神話のお話である。

古事記の、童話そのものの話など、ウソに決まっているじゃないか。

摂関政治では、藤原道長にみられるように、いかに、天皇の血縁としての権力が欲しかったことか。

こういう時、エタ、、の存在は、便利なのである。

エタ、、は、子供を取り上げられても、文句を言ったり、などの、あらゆる人間としての人権がない、便利屋なのである。

つまり、天皇の祖先は、エタ、、なのである。

しかし、実質が、デタラメ、ウソ、でも、伝統は、成り立つし、それは、悪い事ではない。

西洋の思想のバックボーン、である、キリスト教にしたって。

処女が子供を産むわけが、ないじゃないか。(キリストは処女の女、マリアから産まれた)

なので、キリスト教も、インチキ、ウソ、な面はある。

西洋のキリスト教、と、日本の天皇制の違い。

それは、キリストは、時間を超越した、普遍的な、理想の高い、教え、を、言ったことである。

一方、日本の天皇には、思想的なものが、無い。

それと。

キリストは、死んでいるから、権力者に政治利用されることがない。

(まあ、アメリカでは、ユダヤ票、や、キリスト教徒の票が欲しい、という、政治の宗教利用は、あるけど)

一方、天皇は、生きているから、権力者に政治利用される。

この二つが、西洋の、キリスト教、と、日本の天皇制、の違いである。

もうひとつ、天皇制には、タブーの問題がある。

日本に、フランス革命のような、内発的革命が、一度も、起こらないのは。

日本人は、天皇制、を、けがしては、絶対、いけない、という、タブーが、あるからである。

これは、良くも作用するし、悪くも作用する。

明治維新にしても、天皇の政治利用なくしては、出来なかった。

日本は、島国で、ヨーロッパのような、国境の争いが無かった、という、点もあるが。

欧州では、国境の紛争が絶えず、また、陸つづき、なので、欧州の、ある国の誰かが、ある哲学、や、科学の発明をすると、それは、ヨーロッパ中に広まった。

つまり、ヨーロッパには、哲学、や、科学、の歴史が、あるが、日本には、哲学の歴史が無いのである。

つまり、日本人は、物事を、科学的に、そして、論理的に、考えることが弱いのである。

むしろ、物事の本質を、ズバリ、言うより、ぼかして言うことが、価値感になっているのである。

「もののあわれ」、を美徳とし、感情の細やかさは、発達したが、物事の実質を、直視して、論理的に考える能力は、低いのである。

つまり、日本人は、物事の実質を直視したがらない特性があるのである。

しかし、そういう、ふわふわした、日本人でも、タブーが、逆に、良く作用して、「天皇を守る」、という点では、一致団結する、というメリットもあるのである。

暴走族は、みな、「護国尊王」、の、右翼である。

左翼を標榜する、暴走族など、一つも無いのである。

実質は、お祭り気分に浸りたい、だけのバカどもである。

自民党を支持するヤツには、政治的に盲目だが、自民党は、天皇陛下、を、一番、もちあげあげている政党だから、そして、軍事費増強=日本を守ってくれている、自民党は偉い、と思っていて、自民党を支持している、勘違いなバカが、そうとう、いる可能性がある。

軽率な人間ほど、崇拝の対象、を求めて、崇拝の対象、を、崇める心地よさに浸りたいのである。

自民党は、日本会議国会議員懇談会、を、結成して、日本の多くを占める愚民たちの、心を掴んでいるのである。

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